TakashiNishimuraさんの映画レビュー・感想・評価

TakashiNishimura

TakashiNishimura

主に映像コンテンツを手がけるプロデューサー。テレビ番組・映画・イベントなどやってます。

映画(1181)
ドラマ(0)

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.2

てっきり「わたしは、ダニエル・クレイグ」という「デブラ・ウィンガーを探して」みたいな業界ドキュメンタリーかと勘違いし、公開時に鑑賞を見送ったが、後に全然違う内容のドラマでしかも評判が高いと知って地団駄>>続きを読む

海を駆ける(2018年製作の映画)

4.2

インドネシア・スマトラ島のバンダ・アチェの海岸に男(ディーン・フジオカ)が打ち上げられる。2004年のスマトラ沖地震で津波被害を受けたその土地には、日本人女性(鶴田真由)とその息子(大賀)、息子の友人>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.6

横暴な権力者の陰謀によって、町から駆逐された全ての犬が隔離されているゴミの島。島には実験場の廃墟もあり、かつてそこで生体実験を施されてボロボロになってしまった犬たちも暮らしている。そんな悲惨な島に、愛>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.4

原作未読。アニメ版未視聴。主人公のJK(小松菜奈)に感情移入しながら観るのが正しい鑑賞姿勢なのだろうが、どうしてもファミレスの中年店長(大泉洋)に入れ込んでしまう。あんなピチピチ美女に「好きです」なん>>続きを読む

台北ストーリー(1985年製作の映画)

4.0

台湾ニューシネマの旗手、エドワード・ヤン監督の1985年作。

1985年の日本といえばバブル直前。実感で言えば、80年代に入って始まった“浮かれた感じ”の真っ只中。70年代にあれだけ騒がれた“資源の
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ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.6

生き物をただでっかくして街中で大暴れさせたかっただけ、みたいな映画。

かつてそういうゲームがあってそれが原作ということらしいが、それにしても、ちょこっとだけお化粧してミニチュアセットに這わせたりスク
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

4.2

98年に湖水地方で仕事をしたとき、ウィンダミア湖畔の古いホテルに宿泊した。石造りの家が連なるニア・ソーリーにも行った。昔ながらの牧場で飼育されるハードウィックも見た。別にポターの足跡を辿る仕事だったワ>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

「仁義なき戦い」の主役に刑事を据え、それを現代風にカスタマイズというかリブート(正確にはそうじゃないが)したような作品。「スターウォーズ」の現シリーズにしても「イット」にしても、若いファンに向けて、過>>続きを読む

のみとり侍(2018年製作の映画)

2.7

人情とか正義とか忠義とか愛情とかエロスとか田沼とか、描きたかったことはよくわかるが、それぞれがばらんばらんでアンバランスでちぐはぐ。

南海の狼火(のろし)(1960年製作の映画)

3.0

「流れ者」シリーズ第3作。過去2作に比べると「渡り鳥」寄りで、犯罪ドラマ色は薄い。そのくせ、馬が出てこないわご当地色が濃いわで、ウエスタン色も薄い。だからパンチが効いていないものの、後のキャプテンウル>>続きを読む

海を渡る波止場の風(1960年製作の映画)

3.0

何じゃその設定は!とか、何じゃその意味不明の行動は!とか、もう細かい整合性やリアリティ等どーでも良く、妙ちくりんなお約束ごとだけでストーリーが進んでゆく。まあ、そもそも物語を味わう作品では無いのだろう>>続きを読む

海から来た流れ者(1960年製作の映画)

3.1

小林旭の“流れ者シリーズ”第1弾。浅丘ルリ子、宍戸錠、和製ウエスタン、元刑事、事業を巡る地元善人とヨソ者悪党の対立…“渡り鳥シリーズ”と一体全体どこが違うんじゃい!しかも同時期に平行して作られていた?>>続きを読む

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

4.1

モーグルでオリンピックを目指していた女性アスリートが、ディカプリオやデイモンやマグワイアなどのセレブも客として訪れた地下ポーカーの経営者に転身するが、FBIに目をつけられて…という実話をもとにしたお話>>続きを読む

ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)

3.3

911の報復戦のうち、アメリカによる最初の一撃となったアフガンでの作戦を描く。米陸軍の12人の特殊部隊とアフガンの反タリバン勢力とが民俗宗教国家の違いを乗り越えて共に戦う姿を強調することで、あるいは、>>続きを読む

ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

3.1

原作未読。お話は途中まではいいが、クライマックスに向けて??が増してゆく。さらに、御大の原作にはもっともっとを期待してしまうので、全てが必然で結びついていて欲しかったし、“次第に顕わになる深い悲しみ”>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.1

ナンシー・ケリガン殴打事件のことは覚えているし、何より、リレハンメル五輪で審査員席に足をドン!と乗せてシューズの紐が解けたことを訴えるハーディングの映像は目に焼き付いている。それだけ印象深い選手だった>>続きを読む

獣人(1938年製作の映画)

3.8

原作未読。ジャン・ルノワール監督による1938年作。女性を愛すると発作的に相手を殺してしまうという先天的な病を持った機関士(ジャン・ギャバン)が、ある夫婦による殺人事件を目撃するが、警察には語らない。>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.5

イタリアの田舎の鮮やかな緑、眩しい日の光、石造りの古い家、暗い室内…。陰影が強調された映像は実に美しかった。風の音、鳥の声、水の音、葉ずれの音…。スマホもゲームもクラクションも無い音声は静かだが豊潤だ>>続きを読む

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

3.8

これだけキャラクターが揃ってれば、どんな話だって自由自在。いつでもどこでも見せ場を作ることができる。てか四六時中見せ場。物凄い物量。だから飽きはしない。でも疲れる。

加えてヤバい気持ちになる。

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となりの怪物くん(2018年製作の映画)

3.0

原作未読。土屋太鳳と浜辺美波の共演という夢のようなひとときだったし、それなりに盛り上がりはしたけれど、よくわからんかった。それぞれの理由で一人ぼっちだった2人が出会い、それキッッカケで次第に友達が増え>>続きを読む

白昼堂々(1968年製作の映画)

4.4

筑豊の廃坑で、40人のもと坑夫とその家族の面倒を見るべく、スリ集団を率いている親分(渥美清)。もと一流のスリの親分だったが更生し、デパートの保安員として働いている娘思いの父親(藤岡琢也)。一匹狼のスリ>>続きを読む

アンロック/陰謀のコード(2017年製作の映画)

3.3

自分のミスを責めて一線から退いた元CIAの女性尋問官が、バイオテロを阻止すべく再び一線に返り咲くが…。どんでん返しに次ぐどんでん返しで先が読めないストーリー展開は評価するし、ノオミ・ラパスのアクション>>続きを読む

いぬやしき(2018年製作の映画)

3.9

原作未読。アニメ未視聴。面白かった。木梨憲武が成功していると思う。まあ、CGもうちょっと頑張ろうとか、もう少し多重的なストーリー構成に出来たんじゃないかとか、キャラももうちょい多面的に出来たんじゃない>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.0

原作には登場するウルトラマンが諸般の事情により出られなかったのは残念だが、和製キャラがわんさか出てくれて、日本人としてのプライドがくすぐられまくる。70〜90年代のサブカル・ファンとして気分がアガりま>>続きを読む

喜劇 男は愛嬌(1970年製作の映画)

3.7

監督森崎東、主演渥美清、ヒロイン倍賞美津子。旅から戻ってくるところに始まり旅に出るところで終わったり、人情度がググッと上がっていたり、主役に昇進した渥美清がスラスラと口上を述べたりと、前作「喜劇 女は>>続きを読む

喜劇 女は度胸(1969年製作の映画)

3.6

原案山田洋次、監督森崎東、助演渥美清。てことで、シチュエーションとかテーマとか、かなり「男はつらいよ」。ただし、森崎監督の第3回にこそテイストが似ているものの、通常の山田監督回に比べると、乱暴度破壊度>>続きを読む

続・拝啓天皇陛下様(1964年製作の映画)

3.8

前作「拝啓天皇陛下様」とは趣を異にし、渥美清を使って戦後下層民衆史を描いてみました、みたいな作品。ともすれば散漫になりがちなストーリーを、渥美清という強いキャラクターとナレーションで繋ぎ止め、結果、底>>続きを読む

五日物語 3つの王国と3人の女(2015年製作の映画)

4.4

24年前のこと、とある番組の1コーナーで「ぐりむの穴」というコンテンツを企画・制作した。「グリム童話」そのものを取り上げるのではなく、それぞれのエピソードを可能な限り源流にさかのぼり、ルーツとなったス>>続きを読む

風立ちぬ(1976年製作の映画)

3.1

山口百恵の演技は相変わらず一本調子。ただ、時代を原作から少し下げて戦時下にしたのは奏功している。「絶唱」や「潮騒」とは違って、戦時下の男女関係・徴兵・戦士・家などといった時代背景や社会背景が描かれてい>>続きを読む

絶唱(1975年製作の映画)

2.3

ヒロインの演技が一本調子なのに、2人を取り巻く状況を描くシーンも乏しく、山口百恵の登場シーンが延々と続くから、悲劇がさっぱり伝わらない。アイドル・グラビア映画として割り切ってパッパッパッと撮っちゃった>>続きを読む

トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.5

すっかり定着した“リーアム・ニーソンもの”の最新作。あんだけぶん殴られたら立てなくなっちゃうのが普通なのに殆どダメージ無しで戦闘続行する無敵の60歳(ご本人は65歳)、という毎度毎度のお約束にもすっか>>続きを読む

パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.7

目新しさは皆無だが正統派怪獣映画。なので燃える。とはいえ、クライマックスの舞台が日本なのに、日本人は菊地凛子が最初の方だけしか登場しないのは我慢できるとしても、最後に怪獣がああなるんだったら、イェーガ>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.9

純粋にエンタメ作品として見る限り、実に面白い。「ペンタゴン・ペーパーズ」同様、議会だの演説だの議論だのそんなシーンばかりなのに、どうしてこんなにも飽きさせずにスリリングに作れてしまうんだろうと感心する>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.9

面白かった。それ以上に、今、この映画を観て、トランプ政権はおろか森友学園問題や加計学園問題や朝日新聞を連想しない人はいないだろう。政府が情報を隠す以上、内部からの告発があって、それをマスコミが体を張っ>>続きを読む

娼年(2018年製作の映画)

3.1

色んな背景を抱えた女性の色んな欲望と交わる娼夫(松坂桃李)を通じて、色々ともっともらしいことが語られるが、単にエピソードを数珠繋ぎしてあるだけで、薄い。挑戦的で媚びていなくてセックス・シーンが延々と続>>続きを読む

レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.6

主人公(ジェニファー・ローレンス)が与えられたミッションそのものはそんなに複雑じゃないんだが、ラストに向けての伏線を張るためにサブ・ストーリーが矢鱈とくっつけられている。じゃあ、付け足されたそれらのエ>>続きを読む

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