Kumonohateさんの映画レビュー・感想・評価

Kumonohate

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大暴れ五十三次(1963年製作の映画)

3.8

鼠小僧(北大路欣也)と役人の父を持つ息子(松方弘樹)が、ひょんなことから弥次さん喜多さんになりすまして東海道を京都まで旅することになるという股旅モノかと思ったら、最後は義賊を裁く北町奉行(父親のあとを>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

4.0

レーガン政権下のアメリカ、韓国移民家族の歯を食いしばるような暮らしを、静かなタッチで描いた物語。

主要登場人物の殆どは韓国人で、話される言語も多くが韓国語。にもかかわらず、描き出されているのは、“移
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ゴルゴ13(1973年製作の映画)

2.9

高倉健がデューク東郷を演じる実写版。1973年。

オール、イラン・ロケで日本人は健さん以外は誰一人出て来ない。で、折角イランでロケしてるのだからということなんだろうが、古都イスファハンだのペルセポリ
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約束の宇宙(そら)(2019年製作の映画)

3.5

これから国際宇宙ステーションに出発する女性アストロノートという壮大な設定だが、描かれるのは長の別離を乗り越えようとする母娘の絆という極めて身近なテーマ。

で、テーマの方は極めてド直球。母娘の確執や葛
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.9

何もいなくても廊下の奥が薄暗いだけで怖い。ミシッって音が聞こえるだけで恐い。ゆーっくり室内を見回すだけで怖い。早々にそういう気持ちにさせられるホラーは本当に気が抜けない。

本作は、まさにそんな。
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.5

殺人鬼とJKの体が入れ替わっちゃう話。

さすがブラムハウス、さすがクリストファー・ランドン監督。すげー面白い!ってほどではないが、スプラッター&ホラーとして立ち上がったストーリーが、入れ替わりが起き
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劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班(2021年製作の映画)

3.2

オリジナル版(韓国版)もテレビ版も未見。随所に感じる「辻褄があってないのでは?」は、それらを見ていれば解消されるのだろうか。それと、過去パートの比重がもっと多くてもいいんじゃないかと思った。

アンモナイトの目覚め(2020年製作の映画)

3.9

ケイト・ウィンスレットとシアーシャ・ローナンの恋愛潭! これを凌ぐには、さらにレイチェル・ワイズを加えた三角関係ドラマにするしかない。それほどのナイス・キャスティング。

ますます “眉間に縦ジワを刻
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.9

絶品。

キャンピングカーで旅をしながら暮らし、行く先々で出会いと別れを繰り返す。そんなノマドの生き方は今の自分には出来ない。けど、お金や物を持たない生活への憧れは歳を取るにつれて増している(たぶん出
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緋牡丹博徒 仁義通します(1972年製作の映画)

3.8

シリーズ8作目にして最終作。

お竜さんは既に貫禄の大親分。壷も振らなきゃ札も引かない。そのかわり見事な剣戟アクションでばっさばっさと殺しまくる。そのキレの良さと殺気みなぎる表情は素晴らしい。

物語
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.9

ポスターの「騙し合いバトル、開幕!」というキャッチは必ずしも内容を言い得ていないが、幸いなことにそれを見落としていた私は、キャッチに騙されること無く虚心坦懐に鑑賞できた。

で、面白かった。

新しい
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モンスターハンター(2019年製作の映画)

3.0

ストーリーはありません。ひたすらミラと相棒がモンスターと対決。それがずーっと続きます。だったらもうちょっと戦い方に工夫があってもいいのに。

野球少女(2019年製作の映画)

3.6

才能ある女性高校球児がプロになるためには?という道筋をリアルにシミュレーション。実際の女性選手がモデルになっているそうなのでさもありなん。おそらく事情は日本の高校野球も野球界も同様だろうからさらにリア>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.8

最後の方、わかったようなわからなかったような。けど、異様なまでのテンションでグイグイ見せられきった感じ。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.9

​​​​​​​出所した人間がシャバでの生活を始めるにあたり、はねつけられたりぶつかったり助けられたり妥協したり反抗したりする。まずは、それらの事象そのものが面白い。次に、その都度垣間見える当事者たちの>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.7

偶然に出会った好みの合う2人が、恋に落ち、一緒に暮らし始め、そして…というプロセスを、丁寧に丁寧に紡いでいる。途中から切なくて仕方なくなる。最後は涙が出る。

というワケで映画としては良いと思った。
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緋牡丹博徒 鉄火場列伝(1969年製作の映画)

3.7

任侠映画のどこが好きって、自分がこれからとる行動を正当化したり、相手がとろうとする行動を諫めたり、どっちがスジを通しているかを議論したり、勝敗の結果について駆け引きしたり、そういった局面で当事者が繰り>>続きを読む

緋牡丹博徒 一宿一飯(1968年製作の映画)

3.7

富司純子、カッコいい。鶴田浩二、渋い。菅原文太、恐い。天津敏、悪い。西村晃&白木万里、気の毒。山城新伍&玉川良一&若山富三郎、可笑しい。ゲップが出そうなクドいぐらいのナイス・キャスト。

こんだけ役者
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燃えよスーリヤ!!(2018年製作の映画)

3.2

生まれつき痛みを感じない男が、空手だかカンフーだかみないな武道を習得し、幼馴染みの恋人との再会だの憧れの武道の師匠だのとごちゃごちゃあって、悪と戦う話。

インド映画というフィルターを通して見れば面白
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影裏(2020年製作の映画)

3.2

ラブストーリーのようであり、ミステリーのようでもある。それなりに切なくてそれなりに謎めいている。だが、心を震わせられるほどではなかった。

新諸国物語 七つの誓い 黒水仙の巻(1956年製作の映画)

3.3

「笛吹童子」「紅孔雀」などで知られる「新諸国物語」の1篇、「七つの誓い」全3作の1作目。「新諸国物語」は、もともとはNHKのラジオドラマだったためか、映画の冒頭に「NHK」の文字が出る。

かつて大陸
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白蛇伝(1958年製作の映画)

4.5

日本初の総天然色特撮映画である「白夫人の妖恋」、日本初の総天然色長編アニメである「白蛇伝」。題材を同じくするこの2作がわずか2年の間隔で公開されたのには何かあると思っていたが、「白夫人の妖恋」を日本と>>続きを読む

ファーストラヴ(2021年製作の映画)

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どうにも最近の自分の悪いクセで、もうひとひねりドンデン返しがあるんじゃないかと期待してしまう。クライマックスに向って積み重ねていったものを、最期の最後でひっくり返すような。全く悪いクセだ。

それはと
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さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)

3.3

原作未読。最初のウチは非人間的な感じだったのが、どんどんヒューマンになっていく。安心はするが安定しすぎの気もする。後半はもっとヒューマン方向にふってしまった方が、不安と不安定が増してよかったかもしれな>>続きを読む

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.5

え?何でそんなことになる?的展開があって困るが土屋太鳳のこういう役は見られてよかった。

樹海村(2021年製作の映画)

3.0

リアリティーのあった犬鳴村に比べると、絵空事感が大きい。

銀蝶渡り鳥(1972年製作の映画)

3.9

梶芽衣子が怒る、憂いの顔をする、笑う、はしゃぐ、無く、唇を噛みしめる。梶芽衣子が、囚人服を着る、ドレスを身に纏う、ミニスカを穿く、和装になる。梶芽衣子が、仁義を切る、ビリヤードで勝負する、ドスを振り回>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.9

正統派だけ見たことないヤクザ映画。どこにも行き場が無くて、別の生き方が許されない。でも、その居場所(生きる場所)そのものが消滅してゆく。その人生が悲しい。良かった。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

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中学1年女子に映画行きをせがまれる。「天外者」を力説するも箸にも棒にもかからない。「鬼滅」で押し切られる。原作もテレビアニメも全く何も知らないので、映画館への道すがら、女子にレクチャーを受ける。おかげ>>続きを読む

おとなの事情 スマホをのぞいたら(2021年製作の映画)

3.6

スマホにかかってくる電話やメッセージやメールの内容を全員にさらけ出すというゲームを始めたら、どんどん隠しごとがバレてゆき、人間関係がズタズタになってゆくという、ワン・シチュエーション・コメディー。オリ>>続きを読む

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.9

前作ほどのインパクトは無かったが、それでも充分面白かった。カー・アクションは、ほぼ「マッド・マックス」な迫力に満ちていたし、泣かせ処は過剰なあざとさで涙をそそる。

約束のネバーランド(2020年製作の映画)

3.5

原作未読。見る限り、 “知らなかったよ僕たちの世界が周囲を壁で囲まれた閉ざされた空間だったなんて、さあ逃げだそう” という毎度お馴染みパターンの周回遅れ版。なので既視感あり。

また、色々と伏線が張り
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.8

ストーリーはちぐはぐ。設定は穴だらけ。登場人物全員気合いが入っていない。

だが、ガル・ガドットだ。全部許す。

ふんどし医者(1960年製作の映画)

4.5

江戸末期、長崎で医学を修めた優秀な医師(森繁久彌)が、御殿医になるよりも庶民を救おうと、島田宿で開業する。その妻(原節子)は、実直で献身的だが、唯一の道楽が丁半博打。負ける度に夫の着物をコマ札に替える>>続きを読む

魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

3.4

ちょこちょこ毒が散りばめられているはずなのに、それほど毒性を感じない。もっとビミョーな読後感であってしかるべきなのに、そこそこ爽やかに見終わってしまう。理由は何だ? キャラクターが可愛すぎるのかもしれ>>続きを読む

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