じゃっくさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

じゃっく

じゃっく

映画(490)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

IMAX3D、字幕、吹替と、3回観て参りました。
今回のレビューは普段とは違う感じで書いていきます。

【自分は 物心ついた時には既にハリーポッターシリーズに夢中だった。暇さえあれば観ていたらしい。
>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

徹底的にリアリティを追求し過度な映画的演出を抑えることで、そこにある現実を如実に描き出し 人物の心情が手に取るように感じられる、そんな体験型ドキュメント作品が戦争映画に求められている要素だと思っていた>>続きを読む

リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.5

美しくも切ない まさに“絵画”のような作品。傑作。

真の“自己”とは何か
真の“愛”とは何か
LGBTを媒体としながらも 実に普遍的要素が深く語られる。

特筆すべきは 妻 ゲルダ。彼女の内には、愛
>>続きを読む

ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

3.5

超一流スタッフが 表面上の面白さだけを徹底的に追求した超一流糞映画。他のアニメーションとは別次元の面白さを誇り、R15+では収まりきらない過激な××に大爆笑。メタ的要素を含ませながら “食”を新たな視>>続きを読む

ドライヴ(2011年製作の映画)

4.0

“美しい”
この一言に尽きるだろう。

極限まで言語表現を抑えつつ、映像表現のみで全てを語り尽くす技は圧巻。
多くを語らない静寂に包まれた男の中に潜む暴力的な一面。彼の行為は決して正義とは呼びがたい。
>>続きを読む

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.0

勉強できることが全てじゃない。試験で良い点取ることが全てじゃない。
ロックで学んでロックで心を通わせロックに生きる。
JBの熱い情熱が心に直接訴えかける。控えめに言って超絶傑作。抱腹絶倒間違いなし。
>>続きを読む

スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013年製作の映画)

4.0

熱い!! 熱すぎるぜスタトレ!!!
前作同様、自分が映画に求める全てが超高純度で織り込まれ、一から十まで全てのカットが愛おしい。
もうね、スタトレっていう映画は “神映画” 以外の言葉じゃ表せないと思
>>続きを読む

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

4.5

人生初の食人映画は、史上最高の映画体験になった。
食人描写だけでも100点満点の出来。ゴア&グロ描写の凄まじさは圧巻。地獄の如く喰いちぎられる恐怖に戰くばかり。また今作は単なるスプラッター表現だけでな
>>続きを読む

ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)

3.5

派手すぎない作風、カーアクション撮影の巧さ、お馴染みのアクション撮影 など、グリーングラスがこれまで描き続けてきた ボーン シリーズに必要な全てを兼ね備えており、旧3部作ファンには嬉しいシーン>>続きを読む

サウルの息子(2015年製作の映画)

4.5

こんな映画は観たことがない。映画構成における全ての水準が異常に高い。冒頭2カットのみで 全てを観客に理解させ、圧巻の “カメラワーク” で極限の緊張感・臨場感を表現する。他作とは一線を画すほどの圧倒的>>続きを読む

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.0

慟哭が荒波のように押し寄せ、溢れる涙を抑えることができない。トムハンクスが言葉を発する度に涙がこぼれ落ち、最終的にはコンタクトが外れるほどの大号泣。
徹底的に淘汰された物語構成で、わずか208秒の間に
>>続きを読む

映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.0

お涙頂戴の恋愛映画と思ってると吹っ飛ばされる。あくまでこれは聴覚障害を媒体とした 人間関係の崩壊と再生を描く普遍的作品である。
色濃く描かれる人物への自己投影がしやすく、誰しもが心の奥に突き刺さるもの
>>続きを読む

もののけ姫(1997年製作の映画)

4.5

ナウシカもそう、もののけもそう、勧善懲悪の二項対立じゃないから苦しいし難しい。みんながそれぞれ自分の正義をもってるから厄介なんだ。神様の目から見たら完全に歪んだ正義でも、それを正義だと信じたら正義にな>>続きを読む