いがらっしーさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

いがらっしー

いがらっしー

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メンドウな人々(2023年製作の映画)

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うどんという麺道
メンドウな人々
なんていう様な小粋なギャグや言葉遊びが随所に散りばめられて、
テンポ良くストーリーが展開していく。寧ろ、面倒くさいなんて感じられなかった。
ものを食べるシーンのある映
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緑のざわめき Saga Saga(2023年製作の映画)

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saga saga
ざわめき
緑のざわめき
ざわざわする
づっとづっとザワつく…
主人公もその異母姉妹達も、それらの彼や友人達も…なんだか皆、不幸で、それを抱えて内に籠もっている。
全く関わり無いと思
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四人姉妹(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

女の子好みのお洒落な作品。殆ど部屋の一室だけの会話劇。最近こういう台詞が多くて、舞台を観ている様な作品をよく目にするが、脚本も役者さん達も面白いから、目が離せなかった。
女性として自立したいと思って生
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夢見るペトロ(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

愛する兄から結婚報告を受け、その現実を受け入れられず、過去や、幻想の世界に沈み込む。
そんな非現実の世界を独特のふんわりした映像で描いている。
転がるガチャガチャの入れ物とか、ススキヶ原にそびえ立つ鉄
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滝を見にいく(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

7年位前に一度観たけれど、沖田監督から、制作話とかをきいたら、またしっかり観たくなって…観てみる。
7人のおばちゃん達がそれぞれの悩みを抱えながらも、実生活から離れて、滝を見に行くバスツアーに参加した
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.9

いつの時代なんだろう…
と思ってたら、国勢調査という自動車が、デイドリーム・ビリーバーを流しながらやって来て、今は現代なんだと理解する。2010年、自給自足で生活するキリスト教一派の村で起きた連続レイ
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さかなのこ(2022年製作の映画)

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沖田修一監督作品はどれもかなり面白いが、これも沖田ワールド炸裂。笑えた笑えた!おちゃらけシーンだけど、そこには、個性とか、差別、偏見といかいう問題も扱っていて、考えさせられる。冒頭の『男か女かはどっち>>続きを読む

青春墓場(2021年製作の映画)

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虐められて、馬鹿にされて、恨み辛みが徐々に溜まりに溜まって行く…
ラストシーンの終わり方が斬新!
困難を乗り越えて、深い愛情で繋がった幸せいっぱいの二人をみせているからこそ、戦慄が走る。

少女は卒業しない(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

4組それぞれのカップル達が卒業と同時に次のステップに登って行く。
それが全て素敵なエピソードばかりで、現在青春真っ只中ではない私の様な年齢の人にも、別れという人生の分岐点はいつもあって、その時々に背中
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日光物語(2022年製作の映画)

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寅さんへのオマージュ作品だと仰っていらしたように、女性にめっきり弱くて、直ぐに恋に落ちるし、喧嘩っ早く、真っ当には働けない…でも、人情深く、優しいという主人公。宝田明さんの遺作。

レンタル×ファミリー(2023年製作の映画)

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3部に構成されていて、それぞれのストーリーは関係はあるんだけれど、主人公が違うし、それぞれの立場でレンタルファミリーについて考えさせられるから面白い。中でも2話目がドキュメンタリータッチの作り方で、こ>>続きを読む

テクノブラザーズ(2022年製作の映画)

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大田原愚豚舎旗揚げ十周年記念上映
で、やっと鑑賞。
初めてのカラー作品。
テクノブラザーズも主役の女の子もサングラスを掛けてるせいか、無表情で喋り方もぶっきらぼう。これで独特の世界観が作り出されていた
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命の満ち欠け(2022年製作の映画)

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魂のある全ての役者さん達からの熱量が凄く、一人ひとりの抱えているものが重過ぎて辛い。
揺れ動く心情。
複雑で多面的なキャラクター。
実際に薬物依存の方々に取材に行き、実在の友人がモデルになっているだけ
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怪物(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ある事象を一面から捉えただけでなく、他の人の立場からも多面的に捉えて物語を作っていく、こうした作風の作品は最近増えて来ている気がしているが、脚本がとにかく素晴らしいから、面白かった!
とはいうものの、
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ある映画監督のオススメから、鑑賞。確かに面白かった!
デンマークは、アルコール依存症が多いのだろうか?
インテリで知的な高校教師という職業の同僚中年男性4人が、人生に行き詰まり、覇気のない生活だったに
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波紋(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

女性の更年期が50歳前後と考えると、筒井真理子さんの年齢で更年期障害とかは、ちょっと違和感があったけれど、大人の女性が主人公なのはとても共感出来て嬉しい。
夫の父親の介護に明け暮れながら、震災後の不安
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

皆みんな愛らしい。本当のお父さんじゃない人との家族も、実のお父さんとの関係も…微妙な複雑な気持ちが、そこかしこ表現されているんだけど、真面目過ぎない感じがとても素敵で、ついつい笑えちゃって、
羨ましく
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東京組曲2020(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

緊急事態宣言中の役者達の嘆きをドキュメンタリータッチでえがいた作品。とはいうものの、緊急事態宣言中だからというより、普段から悩んでいたり苦しんでいたりしたことがあって、それがこの時期に吹き出しただけの>>続きを読む

インペリアル大阪堂島出入橋(2022年製作の映画)

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あっという間に惹き込まれ、涙が出てきた。
佐藤浩市さんの圧巻の存在感。
歩き続けるのをひたすら撮り続けた長廻し。
彼は自分と同じ位の年齢…
これまでの自分の人生を振り返って呟き続ける。
何やって来たん
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せかいのおきく(2023年製作の映画)

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時々カラーが入るけれど、殆どモノクロの美しいせかい。だけど、糞尿まみれだからか、妙にリアルで生々しい。
このせかい大好きだ!

江戸時代の糞尿話になってるけど、戦後も暫く、化学肥料なんか出来る前は、当
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すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

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自殺ほう助による尊厳死の話。
みんな誰しも大なり小なり行く道で、ひとりで死んで行けないし、遠慮することなんかない!って思う。
だから、私にはどうしてもこの話が受け入れられず、ずっともやもやしていた。娘
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おーい!どんちゃん(2021年製作の映画)

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今回逃したらなかなか観られないに違いない!って意気込んで観た。
沖田修一監督の実のお子様の7年間の成長記録でもあるんだけれど、
育児経験がある人なら誰もが経験している育児あるあるエピソード満載!しかも
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

これまでの作品をもっと分かりやすく商業用にしたのかな?という作品。中でも、男性という性について、いろいろなエピソードが出てきた事があるある話で非常に面白かった。
デートの外食で、一般に男性が払わなけれ
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雑魚どもよ、大志を抱け!(2023年製作の映画)

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足立紳監督の脚本・監督なんだから面白いに決まっている!と期待してみたら、それ以上の作品だった。
俳優部の激しい動きを、流れるようにカメラで捉えながらの長廻しのシーンは、どれも心情まで映しだされていてエ
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退屈なかもめたち(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

横浜シネマリンで鑑賞… 何だか、かもめが出てきそうな映画館名だなあ〜なんて思って観てたら、いつの間にか魅了されてた。
この作品は、舞台に向けて練習しているシーンばかりだから、映画なのに、舞台を観ている
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宮古島物語 ふたたヴィラ(2022年製作の映画)

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リゾート地として最高の宮古島で撮影された贅沢なロケ地。しかもそこに建てられたコンドミニアムのヴィラ。
このヴィラに訪れると再会したい人に会えるという伝説があり、何組かの人達が、愛する人に再会したくて、
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ある男(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

昨年末から、周囲の観た人達から、評判だったから、日本アカデミー賞を受賞したのも納得で、もっと早く観たかった〜
安藤サクラさんのお芝居がどのシーンも丁寧で、繊細で…驚いた!!
謎解きの様な要素が入ってる
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

3.8

全ての大好きな思い出を失くした時、突然泣き出した。
あの瞬間が好き!
それまでの無理してた人生観や価値観が全部ひっくり返ったみたい
『みんな死んじまえばいい!』

対峙(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

どの俳優もこちらまで疲弊するほど、凄すぎ!
それは、彼らが悲しみという感情より憎悪という怒りを強く持っているからに違いない。
この話し合い、単純に相手を赦すという事にはならなかったし、そうなってからも
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ちひろさん(2023年製作の映画)

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片想いの恋愛映画をいつも面白く作品にされている今泉監督が、今回は恋愛というかたちを越え、人が人を想う様々な片想いを描いていて、穏やかな気持ちにさせてくれる。
そして、孤独を愛する人には、様々な名言?が
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

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ずっと主人公を観ているんだけど、ずっと観続けていられる。
彼女の行動も破天荒で面白いんだけど、それだけでなく、感情がくるくる変わっているのがみえる…

愛する人をたとえ亡くしても、自分がその人を思い出
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『逆転のトライアングル』も『ザ・スクエア』も、かなり面白かったので、同じ監督作の過去の作品として鑑賞してみた。これまた噂通り!
実に面白かった〜
妻の言い分も夫の言い分も分かるし、どちらの立場ももしか
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

昔、高校生の頃、TVで観た記憶がある。
ラストのボートを引き上げるシーンのあの衝撃は未だに忘れられない。
それまでの、見つかるかもしれないハラハラドキドキ感が、この作品の見所なんだと思うけれど、なんと
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バビロン(2021年製作の映画)

4.5

映画をこよなく愛し、こんなに大変なのに、何で映画関係の仕事をやりたいのか?と自問自答し続けながらも映画関係の仕事をしている人には、特に身につまされる作品。だから泣ける泣ける。


冒頭から最後まで、3
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茶飲友達(2022年製作の映画)

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俳優部、知り合いの方も沢山いらしたけれど、本当に魅力的!
それぞれ違う悩みを抱えてるのがみれてとても面白かった。外山監督らしい映像と音楽は、相変わらず凄くすごく素敵!
しかも独居老人の寂しさを扱った作
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