いがらっしーさんの映画レビュー・感想・評価

いがらっしー

いがらっしー

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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.7

美しい映像。
ずっと観ていられる心地よさ。
初恋。幼馴染。
忘れられない恋。
12歳の純愛だから、24年経っても純愛のままでいられるんだ。
ズカズカと相手の心に入り込もうともしない。何となく心地良いま
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フォロウィング(1998年製作の映画)

3.8

クリストファー・ノーラン監督の第一回長編監督作品で低予算で制作されたとは思えない。
時系列が複雑で、
アッという結末!

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

原作が良いのかもしれないけれど、ずっと展開予測できないストーリーが非常に面白かった!

ラストで母親が息子に来た手紙(ラブレターですよね)を勝手に読んでしまた後、どうしてこういう選択をしたのか?がはじ
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ほなまた明日(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

前日に道本監督作品の原点『19歳』を観ていたので、あの短編を長編にしたんだと思った。
手持ちカメラで、ドキュメンタリー風に自然に撮られた様に観えるけれど、ちゃんと台詞もあるし、役者さんが演じている。
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

大好きな余貴美子さんや倍賞美津子さんのお芝居を観れただけで幸せ。
母として認めてやらなかった後悔。自責の念。
途中、やっぱり何となくそうなんだろうな〜とストーリーの先が読めてしまうんだけど、やっぱり泣
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すとん(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

何かを辞める時って、音とか聞こえるのかな?
主人公は30代。
確かに、特に女性は人生の分岐点かもしれない。
けれど、辛い事があっても、淡々と過ごして行く…
なんだかそこが心地よい。
一方、
病気になっ
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なっちゃんの家族(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

離婚して欲しい!
喧嘩ばかりしている両親を変えたくて…言った様に思えた。
そしてまた、
バドミントンのラリーを50回やれたら、離婚しなくていいよ!
ラリーだと、相手が討ちやすい様に気を使いながらやらな
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19歳(2018年製作の映画)

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19歳にしか感じられない瞬間をドキュメンタリーみたいに描いていて、儚い感じがとても素敵な作品だと思った。道本咲希監督の原点。

フィリピンパブ嬢の社会学(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

社会学なんていう題名なので、堅苦しいお話だと思われるかもしれませんが、映画館で笑い声が起こるくらいエンタメ感のある、ハートウォーミングな恋愛映画です。

そんな作品の中で、翔太のお母さんの役割は、作品
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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ずっと観ていたい。
また観たい。
こういうのが『映画』なんだと思う。

悪魔がはらわたでいけにえで私(2023年製作の映画)

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ホラー映画なのに?
途中から笑えてきて、
これはコメディーなんだと理解したら、その気持ち悪さがついつい癖になっていた振り切り方の凄い作品。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

ポルノかと思うほどの激しいシーンもありつつ、でも、非現実離れしたお洒落で斬新な作品!
身体は最初から大人の女性だから、性欲丸だしで本能のままなんだけど、移植された頭脳が、好奇心でどんどん知性をつけると
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

主人公のサンドラとその夫とのヒートアップしていく喧嘩のシーンが素晴しい!互いに傷つけ合って、あることないこと、自分の思いだけで、互いに言葉を述べるから、真実でないものが真実として創作されていく。
この
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一月の声に歓びを刻め(2024年製作の映画)

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人間なんて全員が罪人だ!

過去の辛さを抱えてる人達ばかりのオムニバス作品。
自分自身の過去に罪の意識なんて持たなくてもいいよ。
そのまんまでいいんだよ。
と思わせてもらった。

車軸(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

裕福な環境に育ちながらも、自分に違和感を覚え、互いに鏡の自分をみる様にもう1つの車輪を探しだし、1人のホストを車軸にして、何かを見つけようとしていく2人。結局、真奈美は性に奔放になっていくけれど、潤は>>続きを読む

はこぶね(2022年製作の映画)

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今回で4回目。
何度観ても新たな発見があって面白い作品。
これまでは、西村くんやお祖父ちゃん、またヒロインの母(大畑裕子役)などが…それは老化だったり、病気などがきっかけで、何かが変わってしまっても、
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屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

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子供騙しのアニメかな?って期待しないで観に行ったら、いやぁ~ボロ泣きしてしまった。
最初から心を掴まれた。

想像と現実。
イマジナリーフレンドの話。
作者が意図したイマジナリーな世界は複雑怪奇で面白
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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その昔『中学生日記』を撮っていらした山下監督が、多分得意とする中学生の男の子の話を、ドラマ『コタキ兄弟と四苦八苦』の様にコメディーに仕上げた作品だった。
最後まで可笑しいだけかな?と思いきや、主人公が
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百花(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

アルツハイマー型認知症。子育て放棄。シングルマザー。不倫。どれも女性の一生としてあり得る話だ。

子供の頃の1年間、自分を棄てて何処かへ行ってしまった母親が、女として恋に走ってしまったのだろう。
それ
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

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ずっと楽しみにしていたから、1/5(金)公開日の朝イチから『笑いのカイブツ』を観た。
笑いに命を捧げているツチヤタカユキさんの自伝が原作。
ここまで夢中になれるものがあるのは、ある意味幸せな人だとは思
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Good Luck My Road(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

監督:中村英児&と脚本:長崎邦彦のタッグで、アクトガレージではYoutubeにて、短編ドラマを頻繁に制作していらして、9年ほど前にお世話になった御縁で観に行った。
当時から長崎さんはアイデアの宝庫で、
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王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

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台詞は棒読みでしっかり入れてさえおけば、感情が動けば、自ずと台詞に感情は乗る。
互いに台詞合わせという本読みでは棒読みでいい。
等、これは最近の芝居のやり方。
演技セオリーとして役者がやっている事を、
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99%、いつも曇り(2023年製作の映画)

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アスペルガー症候群傾向で、もう年齢的に子どもは産めない事に悩まされる45歳の自称オバさんが主人公。
(個人的には、オバさんではなく、大人と言って欲しい)
シビアな題材を扱いながらも、暗くならないのは、
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子宮に沈める(2013年製作の映画)

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殆ど大人達の顔を見せない方法は、いけないものを見せているよう。
この作品、あの子どもたちの虐待にはなっていないのだろうか?トラウマにならない様に撮影出来たのだろうか?と心配しながら観てしまった。
育児
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辰巳(2023年製作の映画)

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東京国際映画祭にて鑑賞。
ヒリヒリする。
大きなスクリーンから熱量が溢れ出す。
小路監督最新作。

(2023年製作の映画)

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全ては憶測で、現実の事件とは違う部分もかなりある事を忘れてはいけない!と思う。
現実は、誰もが人として出来るだけ快適に生活している筈なのに、主人公達も含めてそうでない人達ばかりを観させられた作品だった
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燃えあがる女性記者たち(2021年製作の映画)

4.0

クライマックスシーンがある訳でもなく、さらりと扱っている感じがドキュメンタリーなんだと思えた。

SNSで映像を使って世界に訴える事が出来るこの時代だから、彼女達でもこんな事が出来た!
これからのジャ
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シェアの法則(2022年製作の映画)

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岩瀬さんが脚本。沢山の登場人物が全て主人公なのでは…と思える程、それぞれのエピソードが散りばめられ、互いに絡み合った群像劇となっている。
相手を赦し、互いに愛し合う…
温かな優しい気持ちにさせてもらえ
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白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

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格好良くてムーディーな作品かと思いきや、主人公をはじめ、出演者全員が情けない程カッコ悪いことをいっぱいやらかしてくれる。手の込んだ脚本も此方がついていけないくらい、複雑怪奇。
似ている2人なのか、はた
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大人の見る繪本 生れてはみたけれど 4Kデジタル修復版(1932年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

子どもの目から見たら、父親は特に威厳のある存在だった時代。しかもどんなに優秀でも、媚び諂わないといけない社会的身分や階級が存在する事を知って戸惑う。だったら、もう努力したくない!とさえ思う。
生まれた
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

『人生のすべてを味わって』
ママが死ぬ前に伝えて来た言葉。
これは、順調にいってる事だけが人生じゃないのかもしれなくて、それを悩み味わう事も良い人生だと…教えてくれる。

肉体で味わうものは精神に直撃
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福田村事件(2023年製作の映画)

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『間違っていれば日本人を殺す事になるんだよ!』
『いや朝鮮人なら殺していいんか?!朝鮮人だって殺しちゃダメでしょ!』
人は自分と他人を比較して差別したがる。穢多(被差別部落出身)である薬売り行商の彼ら
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