いがらっしーさんの映画レビュー・感想・評価

いがらっしー

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愛に乱暴(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

吉田修一さん原作。
しかも、あの『おじいちゃん、死んじゃったって。』の森ガキ侑大監督作品。
江口のりこさんが主演で、風吹ジュンさんは嫌味なお姑さん役。

几帳面で頑張りやで真面目なはずの桃子さん。それ
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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

3.9

1969年7月20日…日本では7月21日の早朝。当時、テレビで映像が流されていた気がするが、月に行ったかぐや姫などを想像していた子ども時代の私には、月に着陸する事がそんなに凄いことだと全く理解出来てい>>続きを読む

二十才の微熱 A TOUCH OF FEVER(1993年製作の映画)

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ずっと観たかった橋口亮輔監督の長編デビュー作。やっと鑑賞。
橋口監督作品『ハッシュ』の片鱗、同性愛者と一緒にいる関係を心地いいと感じる女性の話も面白かった。
また、シーンとしては、その子が自宅に彼を呼
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お母さんが一緒(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

『HAPPY BIRTHDAY お母さん〜♫』
7/13の橋口監督の誕生日に観てしまったのは偶然?

脚本が面白い上に俳優部の演技演出がパーフェクト!でも、笑える事はあっても今回は絶対泣けないんだろう
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アディクトを待ちながら(2024年製作の映画)

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様々な依存症で苦しんで来て、未だに苦しんでいる人達やその家族、または周囲にいる人達の話…
アディクションというものやそれに苦しむ人達を扱うマスコミやSNSや聴衆…
だから自分も含めて全ての人達が関係し
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

パール役のミア・ゴス
純真な田舎娘だったかと思うと色っぽい人妻女性に豹変してみたり、精神的に病んでる人かと思うと突発的に攻撃的になってみたり…
いろんな面を見せてくれる。
すごい作品だと思った。
しか
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震える舌(1980年製作の映画)

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これも『砂の器』や『疑惑』の野村芳太郎監督作だった事を観た後に知った。凄いはずだ!
本当にこちらまでも頭がおかしくなりそうな程の恐怖連続体験で、破傷風の恐ろしさがよくわかった。
と同時に、今あるこの幸
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九十歳。何がめでたい(2024年製作の映画)

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89歳の母と一緒に観た。
元気の秘訣?
死ぬまで元気で何かをやり続けていなくちゃね!

今日も嫌がらせ弁当(2018年製作の映画)

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毎日のお弁当作りは大変だ!
しかも毎日毎日、ネタを考えてのキャラ弁は、どんなに大変かがよく分かる。
やり通す!という強い意志に
嫌がらせ?をしてやるんだというパワー。
そこには、どうしょうもない程の深
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親子の河(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

この映画にゆったりとあたたかく包み込まれながら、私も流されていく

川ではなく河
ガンジス河に身を委ねながら、
時間も時代も空間さえも
滔々と流されていく

インドでの一人旅を機に、
家族を見つめ直し
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からかい上手の高木さん(2024年製作の映画)

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片想い恋愛映画を作らせたら、他には右に出るものはいないと思う今泉力哉監督。このピュアな恋愛?だって、恋愛が成就するまでのお話なんだから、それぞれがそれぞれを想い続けているという片想い時代の話になるかも>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.7

美しい映像。
ずっと観ていられる心地よさ。
初恋。幼馴染。
忘れられない恋。
12歳の純愛だから、24年経っても純愛のままでいられるんだ。
ズカズカと相手の心に入り込もうともしない。何となく心地良いま
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フォロウィング(1998年製作の映画)

3.8

クリストファー・ノーラン監督の第一回長編監督作品で低予算で制作されたとは思えない。
時系列が複雑で、
アッという結末!

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

原作が良いのかもしれないけれど、ずっと展開予測できないストーリーが非常に面白かった!

ラストで母親が息子に来た手紙(ラブレターですよね)を勝手に読んでしまた後、どうしてこういう選択をしたのか?がはじ
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ほなまた明日(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

前日に道本監督作品の原点『19歳』を観ていたので、あの短編を長編にしたんだと思った。
手持ちカメラで、ドキュメンタリー風に自然に撮られた様に観えるけれど、ちゃんと台詞もあるし、役者さんが演じている。
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

大好きな余貴美子さんや倍賞美津子さんのお芝居を観れただけで幸せ。
母として認めてやらなかった後悔。自責の念。
途中、やっぱり何となくそうなんだろうな〜とストーリーの先が読めてしまうんだけど、やっぱり泣
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すとん(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

何かを辞める時って、音とか聞こえるのかな?
主人公は30代。
確かに、特に女性は人生の分岐点かもしれない。
けれど、辛い事があっても、淡々と過ごして行く…
なんだかそこが心地よい。
一方、
病気になっ
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なっちゃんの家族(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

離婚して欲しい!
喧嘩ばかりしている両親を変えたくて…言った様に思えた。
そしてまた、
バドミントンのラリーを50回やれたら、離婚しなくていいよ!
ラリーだと、相手が討ちやすい様に気を使いながらやらな
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19歳(2018年製作の映画)

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19歳にしか感じられない瞬間をドキュメンタリーみたいに描いていて、儚い感じがとても素敵な作品だと思った。道本咲希監督の原点。

フィリピンパブ嬢の社会学(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

社会学なんていう題名なので、堅苦しいお話だと思われるかもしれませんが、映画館で笑い声が起こるくらいエンタメ感のある、ハートウォーミングな恋愛映画です。

そんな作品の中で、翔太のお母さんの役割は、作品
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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ずっと観ていたい。
また観たい。
こういうのが『映画』なんだと思う。

悪魔がはらわたでいけにえで私(2023年製作の映画)

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ホラー映画なのに?
途中から笑えてきて、
これはコメディーなんだと理解したら、その気持ち悪さがついつい癖になっていた振り切り方の凄い作品。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

ポルノかと思うほどの激しいシーンもありつつ、でも、非現実離れしたお洒落で斬新な作品!
身体は最初から大人の女性だから、性欲丸だしで本能のままなんだけど、移植された頭脳が、好奇心でどんどん知性をつけると
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

主人公のサンドラとその夫とのヒートアップしていく喧嘩のシーンが素晴しい!互いに傷つけ合って、あることないこと、自分の思いだけで、互いに言葉を述べるから、真実でないものが真実として創作されていく。
この
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一月の声に歓びを刻め(2024年製作の映画)

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人間なんて全員が罪人だ!

過去の辛さを抱えてる人達ばかりのオムニバス作品。
自分自身の過去に罪の意識なんて持たなくてもいいよ。
そのまんまでいいんだよ。
と思わせてもらった。

車軸(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

裕福な環境に育ちながらも、自分に違和感を覚え、互いに鏡の自分をみる様にもう1つの車輪を探しだし、1人のホストを車軸にして、何かを見つけようとしていく2人。結局、真奈美は性に奔放になっていくけれど、潤は>>続きを読む

はこぶね(2022年製作の映画)

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今回で4回目。
何度観ても新たな発見があって面白い作品。
これまでは、西村くんやお祖父ちゃん、またヒロインの母(大畑裕子役)などが…それは老化だったり、病気などがきっかけで、何かが変わってしまっても、
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屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

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子供騙しのアニメかな?って期待しないで観に行ったら、いやぁ~ボロ泣きしてしまった。
最初から心を掴まれた。

想像と現実。
イマジナリーフレンドの話。
作者が意図したイマジナリーな世界は複雑怪奇で面白
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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その昔『中学生日記』を撮っていらした山下監督が、多分得意とする中学生の男の子の話を、ドラマ『コタキ兄弟と四苦八苦』の様にコメディーに仕上げた作品だった。
最後まで可笑しいだけかな?と思いきや、主人公が
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百花(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

アルツハイマー型認知症。子育て放棄。シングルマザー。不倫。どれも女性の一生としてあり得る話だ。

子供の頃の1年間、自分を棄てて何処かへ行ってしまった母親が、女として恋に走ってしまったのだろう。
それ
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

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ずっと楽しみにしていたから、1/5(金)公開日の朝イチから『笑いのカイブツ』を観た。
笑いに命を捧げているツチヤタカユキさんの自伝が原作。
ここまで夢中になれるものがあるのは、ある意味幸せな人だとは思
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Good Luck My Road(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

監督:中村英児&と脚本:長崎邦彦のタッグで、アクトガレージではYoutubeにて、短編ドラマを頻繁に制作していらして、9年ほど前にお世話になった御縁で観に行った。
当時から長崎さんはアイデアの宝庫で、
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王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

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台詞は棒読みでしっかり入れてさえおけば、感情が動けば、自ずと台詞に感情は乗る。
互いに台詞合わせという本読みでは棒読みでいい。
等、これは最近の芝居のやり方。
演技セオリーとして役者がやっている事を、
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99%、いつも曇り(2023年製作の映画)

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アスペルガー症候群傾向で、もう年齢的に子どもは産めない事に悩まされる45歳の自称オバさんが主人公。
(個人的には、オバさんではなく、大人と言って欲しい)
シビアな題材を扱いながらも、暗くならないのは、
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