雑感さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

雑感

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ユンヒへ(2019年製作の映画)

3.8

穏やかに、ただ哀しげに冬の美しい世界とともに物語は進む。すごく大きな展開があるわけではないが、現実はそういうものだと思う。それぞれの登場人物の誰かを思う気持ちが感じられてとてもよかった。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

とてもよかった。原作を読み自分の中で描いていた音や動きが、映像を通して実際に感じられ、1つ1つの場面がより印象的に響きました。原作も本作も音楽の力はとても大きく素晴らしいものだと思わせてくれます。また>>続きを読む

こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.6

どんどん物語が進むにつれて胸が抉られていった。映画を観た上では色々考えられるけど、自分が実際に周りの人間であった時、あみ子にどのように向き合えていただろうか。あみ子が生きづらさを感じない世界であってほ>>続きを読む

幼い依頼人(2019年製作の映画)

4.1

辛い。
身近に頼れる、助けてくれる大人が存在することがどれだけありがたいことか。
自分も起こっている問題を見て見ぬふりをしてはいないだろうか。
困っている人に手を差し伸べられる人間でありたい。

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.3

久しぶりの鑑賞。
何回見ても泣いてしまう。母の愛は偉大だなと感じる。
行方不明になる子供たちが沢山存在する中で、サルーのお話は本当に奇跡的な事だと思う。知らないところで離れ離れになってしまった家族、親
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.5

もう何回みたか分からない大好きな作品。
22歳になった今、自分が大人と言えるのかは分からない。
ただ序盤の風間くんの「懐かしいってそんなにいいものなのかな」、ネネちゃんの「やっぱり大人にならないと分か
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.1

美しく素敵な記憶、ただどこか儚げですぐ壊れてしまいそうな。観終わった後に解説を見て様々な事が腑に落ちました。

ある男(2022年製作の映画)

4.0

誰かの罪を背負って生きていくことがどれだけ辛いのか分かるはずもない、ただ自分が抱えている悩みはちっぽけなことのように感じました。きっとこの作品の登場人物のような状況に強いられている人は沢山存在していて>>続きを読む

サマーフィーリング(2016年製作の映画)

3.9

何かとても大切な、大きなものを失った喪失感というのはそう簡単には取り戻せない。ただ時間は過ぎて、変わっていくこともあって前に進んでいかなければならない。夏の良い空気感が漂う映画だと感じました。

ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

3.9

物も人との関係も簡単に捨てられたり、いつまでも捨てられなかったりするよなと。ただいつまでももう失った、取り戻すことの出来ない思い出に縋っていては何も変わらないなと感じました。

暁闇(2018年製作の映画)

3.7

3人の空気感、雰囲気が映画の質感にとても合っていた。たまたま気になった映画の音楽がLOWPOPLTD.というのがすごく良かった。

君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

3.9

自分も大学4年でなんとなく自分自身を照らし合わせてみた。周りにいる人もそれぞれ見えない傷を抱えていて、それに気付くことが出来る人間になりたいと思った。そう思う自分もどこかで救いを求めているんだろうなと>>続きを読む

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.8

心に余裕が無い時にみていたらどうにかなってしまっていたと思う。実際青春とか美しいものだけではないし、どこかどんより重たい空気を纏っているものだと思う。だからこそ、どこか完全に無いとは言えない世界で起こ>>続きを読む