謎だらけの演出が散りばめられている詩的な作品。美しい物だけを観ていたい10代の頃なら星5だったかも。
プロットや時系列を破綻させる事で謎を創りだすというエンターテインメント。
脚本、映像共に過剰な演出は省き、淡々と心模様を描写していく作品。
サスペンス、ヒューマンドラマ、ハードボイルドといった要素のバランスが良い。
スマホを落とした以外のエピソードが強烈過ぎて破綻している。
「スマホを落としただけ」でどこまで恐怖を描けるかがポイントなのでは?
各人物の人間性の描写が浅い為、物語を進める為だけに配置された印象を受>>続きを読む
北野映画に酷似している。静寂、バイオレンス、ニヒリズム。主人公はその先に希望は無いと自覚している。
人間の自由と尊厳を描いた傑作。
婦長を悪人と定義はできないが、主人公との決定的な違いは「患者達を対等な人間として認めているか否か」である。
人は置かれた環境や立場により、自分が偉い、正しいと勘違い>>続きを読む