「エクスキューズがあれば人は何でもやってしまう」ということの分かりやすい例。歴史に残るような悲劇はこうして起こる。
完璧。最強。史上最高のラブコメ。デニーロはこんな使い方も出来る。
ラスト、フアレスへの断ち切れない思いを語るソトが切ない…。
近年では『ローン・サバイバー』に並ぶ、戦場絶望サバイバル映画。『ブラディ・サンデー』『ハンガー』『麦の穂をゆらす風』辺りを観ておくと、主人公の置かれた状況がいかにヤバいかがよく分かる。
このレビューはネタバレを含みます
ラマvsハンマー・ガール、バットマン、キラー・マスターの戦いが圧倒的。そもそもの目的だったはずの潜入捜査がどっかに行ってしまったけど、それも吹き飛ぶ鮮烈さ。『GONIN』オマージュあり。
『キングスマン』でも『スペクター』でもなく、これが現代スパイ映画の最高峰。フィリップ・シーモア・ホフマンの演技に賞賛を。
最高の原作の素晴らしい脚色。特に原作には無いクリスマス・パーティーのシーンが秀逸。ここに色々詰まってる。
続編の『スマイリーと仲間たち』も同じキャストで見てみたいけど、まあ難しいだろうなあ…。
フィンチャーの壮大な悪ふざけ。消費社会を謳歌する人には悪夢であり、それを否定する人には一種の教典のような映画。誰しも1日ずつ死に近づき、いつかは人生の残り時間はゼロになる。レイモンドは一体何になりたか>>続きを読む