MileNyangさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.4

この作品の中では大きな事件や、とんでもない事態は起こらない。
でももしあなたに15才以上のお子さんがいたら、
辛かった子育ての思い出に涙するだろう。

これが子供との最後の旅行。次に旅する時、子供は子
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テノール! 人生はハーモニー(2022年製作の映画)

4.2

ラップとオペラの融合という設定は面白いと思うが、作品の途中で主人公がオペラを勉強することに悩み始めるそのきっかけが分かりにくい。
ラップでも素晴らしい声の持ち主はいるだろうし、それを見出してもらえたな
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とんでもファンディング(2021年製作の映画)

4.4

SNS社会への痛烈な批判。
「いいね」を稼げばそれがお金に変わるという錬金術社会を風刺する作品。
面白かった。

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

4.5

素晴らしくきれいなCG効果。
海底の世界をきれいすぎるCGで再現している。
人魚姫とCGの合成もファンタスティックな世界に描かれていて感動。
さすがディズニーフィルム。

物語自体は当然ほとんどの人が
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.0

怖い作品。サイコパスという性格はこういうモノなのだろうか。
自分の行為を正当化するばかりでなく、周囲を自分の味方につけてしまう性格。
それを正しい行いとして周囲に認めさせる性格。

しかし最後のシーン
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怪物(2023年製作の映画)

4.3

先日亡くなった坂本龍一さんの音楽という事でした。
坂本さんらしく物語を遮らない心理描写が主体の音楽でとてもよかった。
音楽というとBGMが先だってしまうが、今回はBGMというよりもSEに近い音楽でシー
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

4.6

一作目を見て、これを楽しみにしていました。
相変わらずの超ド派手な戦闘アクション。
殺しても生き返る不死身の敵をどう倒すか。

今回の戦法があまりにも超能力だったのでちょっと驚き。

その一方、箱舟で
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となりのテロリスト(2017年製作の映画)

4.1

これはスペインとフランスにまたがるバスク地方とバスク地方の独立を目指した組織ETAを知らない日本の人たちにとっては結構遠い話じゃないかな。
ETA自体は2018年に解散したし、バスク地方の話題はほぼ日
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

4.4

楽しみにしていました。
デビュー戦タイトルマッチの前のトレーニングがこれまでのロッキーシリーズと比べて全く少なかったことに??
あっけなく試合が終わり幼馴染の本性が露見したところから物語のテーマになっ
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熱力学の法則(2018年製作の映画)

3.6

発想は分かるけど、簡単な話をわざと難しくしてるみたい。
よくわからん…

Yucatán ユカタン(2018年製作の映画)

3.7

この話ってリーマン事件ありきで成立する話だよね。
リーマンが倒産しなければ詐欺師グループは大金持ちになるっていうことだけど、リーマン事件がなければこの映画の企画すら無しってことか??

いろんな都市の
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

4.5

ルーブル博物館。その建物自体が相当な美術品だったのですね。
モナリザ自体がヒロインだから、モナリザをバックにしたカットなんて普通は撮れないだろうな。
黒い色の呪いの絵画を探しにルーブルまで行って見つけ
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決戦は日曜日(2022年製作の映画)

4.2

まあ日本の政治屋なんてこんなものかな。
本人じゃなくて周りの意向で当選してしまう。
たとえスキャンダルや悪い噂でも追い風にして当選してしまうのが日本なのかな。

ザ・ボス(2018年製作の映画)

4.0

日本でもスペインでも家庭よりも会社が大事という社長が要るんですねぇ。
自分の会社だから自分が辞める時には潰してしまえというのもアリなんでしょうけど、
当事者の取締役会はいいとして、残された社員たちはど
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おばあちゃんから、最後のお願い(2020年製作の映画)

4.0

遺産の相続をめぐっての家族のイザコザ。
よくある話をコメディ風にまとめてはいるけど
予想の域を出なかったな。

ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

4.3

初日にIMAXで鑑賞した。
音が全然違う。というとエンジン音が爆音になるとかと思いがちだけど、それだけじゃない。
音楽のイントロからちゃんと意味を持って耳に入ってくる。
音声さん、選曲さんや整音さんの
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.6

最後のシーン、ドッと涙した。
ターよ、あなたはそこまで音楽を愛しているんだね。

普通ならベルリン、NYと言った世界的なオーケストラを指揮した音楽家が子供楽団の、それもモンスターハンターのイベントで指
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愛してるよバカ(2020年製作の映画)

4.1

自分の本当の気持ちに気づくのはいろんな失敗を続けてからっていうことかな?
人の事は言えないけど。

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

4.3

一言でいえばニューヨーク版の「三丁目の夕日」
米ソの冷戦がまだまだ続き、カーター政権からレーガン政権に移り変わる時。
カウボーイの印象が強かったレーガンは好戦的だという評判から核戦争勃発の危機が叫ばれ
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忘れられない愛の歌(2021年製作の映画)

4.0

面白い構成だけど理解するのがややこしい。
過去の回想シーンに飛んだり、今の気持ちを現すイメージのシーンに飛んだり。
それが今の現実を現すのか、回想なのか半別に苦しんだ。

僕とママの"じゃない"ハネムーン(2022年製作の映画)

4.4

モーリシャスに行きたくなる。
旅に出て、人と知り合って世界を知る。
いいセリフ。
全く同感。
旅に出たくなる映画。

セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

4.6

モンゴルの劇映画を観るのは正直言って初めて。
ウランバートルの町はこうなってるのか。
バスは走ってるのか。
アダルトショップまであるのか、というところまで驚き。
まるで初めて訪れる国を旅行した気分。
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いつか君と(2021年製作の映画)

4.2

この男、仕事は出来るのかもしれないけどガキ過ぎ。
コミュニケーションにかけては未熟もいいところ。
勝手に思い込んで不貞腐れるような奴はだめだね。

ストーリーとしてはロサンゼルスのメキシカンコミュニテ
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ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

4.4

実際のシェフをモデルにした作品…という事はTVの生放送であれをやったのか?
作品としては面白い作品。笑わせてもらった。

日本では難民認定まで過酷な状況に置かれることが明らかになったが、
フランスでも
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母の秘密(2019年製作の映画)

4.5

そんなんアリ?って感じのコメディ。
神父様までその中に入れてしまうというハチャメチャぶりのコメディ。
そういうの好き!
なんでもありのコメディに
Viva!!Pelicula de Espanol!!

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.6

映画は娯楽という基本軸を貫いてる。
サイコーにおもしろい。
その上に今回の主人公、ラクーンのロケットの誕生秘話も絡めたストーリー展開。

戦闘シーンでもスターウォーズのような空中戦を避け、あえて地上で
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ダンシング・トライブ(2018年製作の映画)

4.4

軽いノリのダンス&コメディ。
でもテーマは社会問題を映し出したかなり重い作品だった。

最後のシーンで主人公がTVカメラの前で自分の過ちをすべて告白するシーンには泣けた。

失恋からの立ち直り方(2018年製作の映画)

4.4

どこか所々で身につまされる作品。
他の人は分かってくれなくても自分たちだけが分かっていればそれでOKっていうのもアリなのが恋愛だけど、この作品に出てくる男はちょっと勝手すぎ。
そこに振り回されている主
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銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

4.4

今では教科書にも載っている宮沢賢治の初版本が自費出版で誰も見向かなかったという事実を知って驚きました。
宮沢賢治は物語を妹さんのために書き続けたのですね。
と、いう事は私たちも宮沢賢治の妹、弟という事
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ティ・マイ 〜希望のベトナム〜(2017年製作の映画)

4.3

ハノイに行きたくなるような楽しい作品。

だけどちょっと違うなって感じた。
養子縁組はいいのだけどゴリ押ししすぎ?
ストーリーとしてはかなり面白い。

この場所からもう一度(2019年製作の映画)

4.1

おもしろいラブコメなんだけど、新鮮味に欠ける気がする。
もう少し羽目外してもよかったのかな。

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

4.5

なぜ邦題も聖なる蜘蛛で行かなかったのか疑問
主役の女性がとても魅力的な女性だった。

作品を観ても、モスリムの文化の中では確かにまだまだコーランの教えが強く根付いていると感じた。
モスリム文化の中で姦
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Rainbow/レインボー(2022年製作の映画)

4.3

想像を絶する世界観。
映画ならここまでやっても許される。
ほぼ全編笑いとハラハラドキドキ。最後は少し涙の物語。
こういうの好き!!

プラットフォーム(2019年製作の映画)

4.3

現代社会のシステムを階層に細分化して分かりやすく適切に表現した物語かな。
自分が上の階層に居たと思ったら転落してしまう。
自分は食うにも困る最下層かと思えばもっと下がいる。
上には上、下には下とキリが
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私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

4.5

オルガ役の女優さんがかわいいので、余計に思い入れができたのかな。
モノクロームを使うことでオルガの気持ちも表現できる。

いじめられっ子は一生涯いじめられた事を覚えているが、いじめた方は次の瞬間にはも
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