Minaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

Mina

Mina

映画(866)
ドラマ(21)
アニメ(0)

アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

3.5

とにかくみんなずっとうるさい。息をつく間もなくどんどんと堕ちていくスピード感に置いてかれそうになった。終盤のぶっ飛び展開からは身を乗り出して観てました。最後の20分くらいめちゃくちゃ面白い映画。

CURE キュア(1997年製作の映画)

4.2

面白すぎて絶句。これまで邦画作品に対して、『原作あるいは脚本の素晴らしさ』とか『演技力』などなど、限定的な観点に絞って高評価のスコアをつけたことはある。ところが本作に関しては、初めて『映画として非の打>>続きを読む

ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.2

怖い。怖すぎる。全く関係ないシーンにも、シガーが突然現れるのでは?と怯えまくりの時間でした。

恐ろしいだけでなく、映画の構図も、キャラクター描写も抜群で、映画の完成度の高さを感じた。久々に考察ブログ
>>続きを読む

そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

3.8

教師に恋心まがいを抱くのも、友達の恋路を平然と応援できない感情も、学校帰りのゲーセンを退屈だと思うのも、全部経験したけれど、プールに金魚を放したことはなかったな。彼女たちの方が私より行動力と恐れ知らず>>続きを読む

ホムンクルス(2021年製作の映画)

3.2

数年前に原作漫画既読。組長の話は漫画でもお気に入りだったので、かなり高い再現度でばっちり映像化してくれて嬉しい。またキャストのビジュアルがいいので、観ていられる。ただ、そもそも映像化には向いていない作>>続きを読む

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

4.0

『愛してるって言っておくね』原題:“If anything happens I love you”(何があっても愛してる)

子を亡くした親の気持ちは想像こそすれ、当事者でないと知り得ない絶望と悲しみ
>>続きを読む

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.8

コングファンの身としては「コングがボコボコにされるだけの映画なんじゃ、、」と心配してたけど、コング派もゴジラ派も満足いく展開で安心した。やはり怪獣映画のワクワク感はすごい。「キング•コング」(2005>>続きを読む

グッド・タイム(2017年製作の映画)

3.7

どんどん修正不可能になっていく負のスパイラル。緊張感と絶望感とで見応えのある映画だった。ロバート•パティンソンの主な出演作、とかに載るべきなくらい新境地のハマり役な気がする。

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.5

ナターシャ•ロマノフは家族のためなら飛べるんだ。

これまでのマーベル作品を彷彿とさせる演出が随所に盛り込まれた、マーベルファンのための映画。アクションシーン格好良過ぎません??これを観るために随分と
>>続きを読む

スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

4.0

この映画を俯瞰的に観れるくらいには成長したらしい。少し前の私は、この映画のネイディーンみたく、自分の機嫌が悪いことも、なんだか上手くいかないこともどこか全部周りのせいだと思いながら生きてた。きっと当時>>続きを読む

ディパーテッド(2006年製作の映画)

4.0

ハリウッド版、最強にカッコいい。こんなに面白いとは。フィルム•ノワールの世界とマーティン•スコセッシの世界が混ざり合って絶妙な世界観を作り上げてる(あまり違いはない気もするけど)。二人が対峙するシーン>>続きを読む

プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.9

意外と宗教チックな構図。神と悪魔と異教徒の三つ巴の戦い。考察し甲斐がある映画でした。長いけど、長く感じない153分。どう終わるのか、と思いきや大正解なラストシーン。個人的に最高の締め方でした。

NERVE ナーヴ 世界で一番危険なゲーム(2016年製作の映画)

2.9

今時の中学生が授業中に妄想してそうな世界観の内容だった。ツッコミどころ満載。マイルズ•ハイザーが出てなかったら観てない。

時の面影(2021年製作の映画)

3.5

迫り来る戦争の不穏さ、過去への追憶とロマン、本当に大切な人生や思いとは。

静かに柔らかい映像で描かれるので、疲れた日の夜に観るのはお勧めしません。現に2回くらい寝落ちしかけて日を改めて観直しました。

アルゴ(2012年製作の映画)

3.8

映画ってやっぱり面白いなって思わせてくれる映画だった。脚色の具合もちょうど良いくらいで、ハラハラ→胸熱→ハラハラ→胸熱のループ。楽しい映画体験の時間だった。

ロンドン、人生はじめます(2017年製作の映画)

3.0

先日観た『グッド•ライアー 偽りのゲーム』然り、私は熟年俳優W主演のややロマンス映画に対して、すごく遠い距離から観てしまう癖があるようで。感情移入がどんな映画よりも難しい。映画自体はとても優しくて可愛>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.4

もう観た?という質問に嫌気がさして3月くらいに鑑賞。

描かれるのは男女の別れで、それ以上のテーマは私には読み取れなかった。エログロな描写とか異様な舞台はゾクゾクしたけど、ヘレディタリーの方が良ホラー
>>続きを読む

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

4.0

切ない。一途に愛するだけではうまく行かない。グサグサ刺さった。

劇中歌の”Young and Beautiful”(歌ってるのはLana Del Rey)、大好きな曲。私のFilmarksのアイコン
>>続きを読む

グッドライアー 偽りのゲーム(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ロイ目線で物語が進んで行くが、ひたすらにロイがクズなのでコイツが復讐されて痛い目に遭って終わりだなと予想がついてしまう。二転三転の展開が待ってるかと思いきや、そんなこともなくアワアワと醜態晒して終わり>>続きを読む

砂の器(1974年製作の映画)

4.2

原作未読。2004年のドラマを数年前にDVD鑑賞。ストーリーを知っていても、この1974年の作品はどの映像化よりも傑作だと思う。

ラスト30分は特に圧巻すぎて、思考も言葉も止まってしまう。こういう邦
>>続きを読む

ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.1

スピード感抜群の爽快映画。ダレることなく常に疾走してくれるキャラクターとストーリーであっという間に終わってしまった。カッコ良さも面白さも洗練されまくり。イケおじ達に愛着がわいたせいで映画館を出て1時間>>続きを読む

悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

3.7

悪魔みたいな性根の腐った人間がたくさん出てくるのでトム•ホランドだけがややまともな人間に見えるお話。彼も彼で多少なりとも父親の影という悪魔を心に飼っているんだけども。まさにタイトル通り、悪魔はいつだっ>>続きを読む

軽い男じゃないのよ(2018年製作の映画)

3.5

ポーカーにおいて、キングのツーペアよりもクイーンのツーペアの方が強い。そんな性差が180度違う世界にやって来てしまった男の話。男性はエロい目で見られ、女性は上裸でランニング。一筋縄ではいかないコメディ>>続きを読む

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.5

想像以上にハードな物語。ルーニー•マーラで続編作ってほしかった、、。

ゾディアック(2006年製作の映画)

3.8

ジェイク•ギレンホールのハマり役。取り憑かれたように謎を追う男が似合ってしまう。ラストシーンの数秒にはグッとくるものがあった。でも個人的には全編通してマーク•ラファロの雰囲気がすごくいい。

2時間3
>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

4.3

これまでに観たどの映画よりも、「家族とは」という疑問を強く投げかけてくる作品だった。この問いに答えはきっといくつもあって、その一つに収斂していく過程を観た。そんな気分。終盤から全く予期していなかった涙>>続きを読む

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.0

今まで観たクライム(?)映画の中で最高級の人間らしさがあった。本人インタビューを挿入させる手法も新鮮で、特段違和感を感じなかった。リアルだからこそ、自分を投影してしまって冷や汗をかく。良映画。

何か
>>続きを読む

ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(2016年製作の映画)

3.8

一気にシリーズ鑑賞。とにかく「良かったねブリジット!!!」という感想に尽きる。

3作品の中で1番面白かったのがこれ。笑えてきゅんきゅんして安心した。コリン・ファースはやはりおじさんになってからがめち
>>続きを読む

ワタシが私を見つけるまで(2016年製作の映画)

3.5

個人的には女性たちよりもバーテンダー、トムの変化に拍手を送りたくなった。みんなに幸あれ!

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

個人的邦画ベスト3くらいに一気にランクインした映画。ここ1年くらいで久しぶりに涙が出たくらい、感情に揺さぶりをかけてくる時間だった。「『セブン』のブラッド・ピットかよ」ってくらい役所広司のとあるシーン>>続きを読む

レベッカ(2020年製作の映画)

3.5

ヒッチコック監督作品『レベッカ』(1940)のリメイク。と知ってて観ると面白い。知らずに観るとふーんて感じ、な気がする。

個人的にはキャストが豪華で、ひたすら画が綺麗だったので満足です。

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.0

いつのまにか期待値が高くなりすぎていた。笑うには直接的すぎる下品さが目立ってた。度を越した表現は、監督が女性だろうと男性だろうと、須らく嫌悪感を抱くものだなあと。俳優としてのオリヴィア・ワイルド好きな>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.7

“三度目の”という題名が、三隅という人物像が描かれるにつれて捉え方が変わっていくような。ただの器でしかない三隅にとって、ただの三度目の殺人だったのかもしれない。そんなゾッとする感触もあった。誰かを救っ>>続きを読む