期待していたより普通のサバイバル映画だった。普通すぎて感想があまり浮かばない。設定は捻ったけど、その設定を活かしきれないまま平凡なストーリーに終わった印象。アダム・ドライバーじゃなくてもいいかなあ。
アダムと私にはほとんど共通点はないだろう。年齢も性的指向も住む場所も、幼少期の経験もあらゆることが異なる。それなのにアダムの表情や言葉、変化の一つ一つに胸を打たれ、いつの間にか涙を流している。まるで異>>続きを読む
よくある裁判映画が『正義』とか『真実』をテーマにするのであれば、本作のそれは全く違うところにある。2時間半、ずっと自分の思考や判断を試されているような感覚。敢えて言うならテーマは『裁判そのもの』のよう>>続きを読む
他人事だと思っていたことが、突然自分の生活範囲内にやってくる。それを受け入れられるか?という問いの咄嗟の反応に、自分の知識や理解の浅さが現れる。と同時に、簡単な問題ではないのだから時間をかけて出した答>>続きを読む
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ごめんなさい、私にとっては超グロ映画。不快なレビューかもしれないので、読まれる方はご注意ください。
映画の序盤から「虐待」という言葉が浮かび続け、痛快だと思わせ>>続きを読む
経験豊富なクリント・イーストウッド監督だからだろうか、余計な演出が極力排除された作品だった。筋書きから想像されるような過剰な(かつ安易な)ハラハラがない。淡々と流れるように結論に向かうけれども、魅せる>>続きを読む
映画としての総合的満足度がすごく高い。ジャンルは最早ホラーだけでなくコメディ、ミステリー、ティーンでもある。テーマにはジェンダー、成長、トラウマからの克服、、。魅力的なファッションにダンスに音楽があれ>>続きを読む
エヴリンの感情と思考に覚えがある。自己愛が故に理想が高く人に求めてばかり、勝手に期待して勝手に裏切られた気持ちになる。たまに踏み込み過ぎて傷つき、ドライでいようとする。そうしてどんどん、自分の本当の思>>続きを読む
ヨルゴス・ランティモス監督の作品はこれで三作目。『籠の中の乙女』『女王陛下のお気に入り』にはハマれなかったけど、本作はめーちゃくちゃよかった。
ストーリーそのもの、描かれているものについては皆さんの>>続きを読む
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アーロン・ソーキン脚本作品の中では一番微妙。『スティーブ・ジョブズ』(2015年)のレビューでは、「退屈はしないけど印象に残らない」と書いたけど、本作は「退屈したし印象にも残らない」。現に鑑賞から1ヶ>>続きを読む
邦画初のアカデミー視覚効果賞ノミネートに「観に行かねば!!」と鑑賞。日本の風景だからか絶望感もひとしお。そしてハリウッドが描くゴジラとの違いを感じた作品。ゴジラという存在が単なるキャラクターではなく、>>続きを読む
イタリア映画に期待しているものはあった。ただやはり、観る前後で新たに得られるものはないなという感想。映画というより、夕方のドラマの再放送を長めに観た感覚。
ダメダメ人間のオンパレードのなか、人間性が>>続きを読む
一人の金曜の夜に、仕事終わりに。隅の席に座って、隣の席は空席で、映画が始まる。「今日は会議が多くて大変だった」とか、「進捗の悪い仕事をどう進めようか」とかすべてがスクリーンの彼方に飛んでいって、深く椅>>続きを読む
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【雑レビュー】独りよがりな転生願望に女性の人権を無視して勝手に巻き込む、迷惑極まりない男性たちの物語。
【真面目レビュー】男性が支配する社会の違和感に、女性が気づき逃れようとする構図。”抑圧”の表現>>続きを読む
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映画でも描ききれないくらいの不幸。何年経とうと「もう前を向こう」なんて簡単に言葉にできない。今の私には想像ですら到達することはない底抜けの絶望。リーがあの日自殺に失敗し、抜け殻になってしまうのも至極当>>続きを読む
2023年の最新映画というより、2008年くらいの映画を観ている気分に。ストーリーはいいんだけど、演出・カメラワーク・セリフ・編集(画の繋ぎとか)が一昔前かつ雑に感じる。日本語字幕にもやや違和感があっ>>続きを読む
映像や音楽でしか表現されないモノが好き。だからこの映画も大好き。結末に向けて、無駄な演出など一つもない。暗く、切ないメロディーが頭から離れない。
アダム・ドライバー出演映画のレビューは荒ぶりがちです>>続きを読む
数ヶ月前に「ザ・レポート(2019)」というテロリストに対する非人道的な尋問プログラムを糾弾する作品を観た。そして本作はビンラディン殺害まで、手段を選ばず完遂した捜査官たちの物語。鑑賞後、なんとも言え>>続きを読む
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昔うっかりネタバレを踏んでしまい、忘れた頃に観ようと思って何年か寝かせていた本作。しっかり忘れていて、鑑賞後数日経って「そういえば鬱映画ってネタバレされてたんだった!」と思い出しました。自分の記憶力の>>続きを読む
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AIが作ったんか?ってくらいAI寄りのストーリーだった。同じ人間同士でも争い、差別が起きる世の中。そりゃ発達しすぎたAIと人間の共存なんて無理でしょう。片方の悪意だけで簡単にバランスは崩れる。
そも>>続きを読む
「ジョーダン・ピール作で一番怖そう」という理由で後回しにしていた本作、ようやく鑑賞。見事に鑑賞から1 週間くらい生活に支障をきたしました。
ここ数年は自分で観て感じたことを大事にしたいという思いから>>続きを読む
コメディ映画の中で一番好きかもしれない。ずっと笑かせてくれる、ずっと観てられる。コメディ映画の続編って微妙なことが多いイメージだけど、この二人なら大丈夫なのでは?という謎の信頼感。ということで続編作っ>>続きを読む
「1から3500のうち数字を一つ選んで」へんてこな質問の意味が分かった時、どんな表情をすればいいのか分からない。でも少しずつ、関係性が成熟していくにつれて、彼が抱える痛みや悩みは私たちと変わらない些細>>続きを読む
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“That crash is not gonna define who you are. But how you respond to it will. Finish your lap.”
日産のス>>続きを読む
映画の構成がすごく面白い。ある意味ワンシチュエーションムービーとも言えそうな、会話劇とも言えそうな。ストーリーは全編通じて特に印象に残らない、ただ退屈はしない。
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【ちゃんと観たことなかった名作シリーズ】泣くべきところできちんと泣かせてくる映画。個人的にアポロ1号の発射事故跡地でのシーンは、本作通じて一番美しく必要な演出だと思う。
残念に感じたところ。脱出時に>>続きを読む
“You ever just feel like life is just catapulting you towards something? Some greater purpose?”
Some>>続きを読む
今まさに映画界が闘うべき敵(AI)に、イーサン・ハントが挑む。そんな運命的なものを感じてしまいました。ミッションシリーズというより、どちらかというと同じくトム・クルーズ主演の『マイノリティ・レポート(>>続きを読む
“No man, for any considerable period, can wear one face to himself and another for the multitude, wi>>続きを読む
パディントン含め愛嬌のある登場人物(&熊)、演出や舞台による圧倒的ビジュアルの可愛らしさ、人を選ばない嫌味のない笑い、そして大切な大切なメッセージ。映画を構成するすべてのバランスが絶妙で、一つも無駄の>>続きを読む
2を観たくて1から鑑賞。汚れがなく、老若男女誰が観ても楽しめる素敵な作品。初めての場所に赴いた時の不安と期待、異国で初めて人と言葉を交わす時の緊張、共感できる部分がたくさんあって、パディントンをぎゅっ>>続きを読む
834本目にして、8本目の5点。(レビューはコメント欄に残します)
改めてスパイダーマンというコンテンツの際限の無さ、自由さを感じた。一方でカノン事象がファン心くすぐってくる感じ、嫌いじゃない。「誰かが最初にならなきゃ」というセリフは誰にとっても大事なこと。
実写じ>>続きを読む
アニメーション映画が苦手だから食わず嫌いしてたけど新作を観に行きたくて鑑賞。
一言で表すとcool!って感じ。映像がかっこよすぎる、かっこよすぎてある一定の年齢からは楽しめなさそうなスパイダーマン>>続きを読む
政治の透明性は一定求められるけど、テロ対策というより機密性が高い渦の中で起きた非人道的な拷問。「アメリカは反省することができる国である」とスピーチにあったように、汚点を調査し、公表するという行動は流石>>続きを読む