今はまだ、言葉少なにしておきたい。
ただ素直に「観て良かった」と思える映画だった。
今、情報が溢れる社会に生きる僕らにとって、予備知識もない、まっさらな状態で映画を楽しめるのは幸せなことだなと思えた。
父親である前に1人の男であって、人が皆そうであるように、この父親もまた悩みを抱えている。
幼い頃はそんな事は思いもしなかった。
父親は父親であり、ただ自分を守ってくれる存在なのだと当たり前のように思>>続きを読む
その時代に生きた若者たちがいたという事をまるでドキュメンタリー映画のように映し出していく。
ほんの少し前には、いつかを待てずに絶えていく命があった事を胸に留めておきたい。生きたいという願いはこんなに>>続きを読む
根付いた人種差別、それが連鎖していく様、もたらされる悲劇を目の当たりにする20分。
私たちが向かい合わなければいけない痛みがこの映画の中にはあります。
個人事業主という言葉が身近になって、一種の現代のロールモデルのような扱いを受けている昨今。しかし、実際には企業にとって都合の良い臨>>続きを読む
沢山の笑顔をくれるロードムービー。
僕らは簡単に偏見のラベルを貼りあう。
それが窮屈さを生み出すこともあれば、時に居心地の良さを与えることもあるのだろう。
誰かが背中を押してくれると、そんなラベル>>続きを読む
子供の頃は、親も先生もみんなすごい人だと思ってた。大人になって、誰もが自分と同じように失敗を犯す人間なんだってことに気付く。
完璧じゃない僕らは、上手くバランスを取りながら、意外と器用に毎日を暮らし>>続きを読む
子供は空想を描く。
正しさや間違いの判断を恐れる事なく思い描く。
今日信じていたことが、明日には過ちになる。
そんなパラダイムシフトを何度も繰り返して今の僕等がある。これからの歴史の中で出会う正しさ>>続きを読む
「正義の反対はまた別の正義」とはよく言ったもので、正しい事は1つではない。
キング牧師、マルコムX、それぞれが示した道を前に、僕らはまだ選択すらできていない。
それがこの映画のメッセージだと思う。
これを観るまでにだいぶ時間がかかった。
フィリップ主演の映画は1作しか観た事がなかった。ただ、その作品が僕が生涯観続けるであろう1作であったから、彼の代表作と呼ばれるこの作品を観るのに覚悟を要した。>>続きを読む
ソファの上でだらだらしながら、ピザを食べて、コーラを飲んで、ヌチャ・リブレを楽しむ映画。
あまりにもスムーズに物語が進んで行ったから、もう少し面倒な宗教のエッセンスを加えても面白かったんじゃないかな>>続きを読む