HiroEireさんの映画レビュー・感想・評価

HiroEire

HiroEire

Looking for something new to broaden my perspective.

映画(357)
ドラマ(0)
  • List view
  • Grid view

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

1.5

エマニュエル・ルベツキの映像が観たくて鑑賞。薄暗い雪原や雪山ばかりが続く絵面は辛いが、彼によって映し出される光の美しさは堪らない。

内容はサバイバル復讐劇 + 先住民族。
自分がこうした重厚感のある
>>続きを読む

ア・ゴースト・ストーリー(原題)(2017年製作の映画)

2.0

自分の存在が誰かにとっての過去へと変わる瞬間を見届けたオバケは、何れ、時間という大河に呑み込まれる。

しかし、長いわ。
ギュッとして、10分くらいの短編でも良さそう。
ゆっくりとした時間が流れる静謐
>>続きを読む

シン・レッド・ライン(1998年製作の映画)

4.5

熱を持たない銃声は虚しい響きを持つ。
戦争がもたらす儚さを湛えている作品。

誰によって、何のために、どんな正義を掲げて戦いを続けるのか。栄光でも勝利や敗北でもない戦争の結末を切々と言葉を紡いで描いて
>>続きを読む

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

2.5

社会主義が間違いだとして、果たして資本主義が正しいか。現実と向き合うと、どちらが正解か答えは未だにわからない。正義なんて時代で変わる。

狂った社会主義に反し、人権を尊重した素晴らしい男の物語なのだろ
>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.0

自分は我が子を幸せに出来るのか。

歩んだ道のりを否定するわけではない、けれど、自分の積んだ経験値は我が子の為になるのか、自分の様な人生を歩む事は幸せとは言えないのでは。
不安を抱える母親が、風変わり
>>続きを読む

人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

4.0

私小説を淡々と読み進めていくかのような映画。

歳を重ねても尚、親の姿を見て学ぶ事がある。老いていく姿を通して初めて知る感情は、きっと、親が子に教えてくれる最後の事なのだろう。

何かを手探りから始め
>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

2.5

子供に見て欲しいと思える温かくて綺麗な作品。

ただ、このテーマをディズニー映画の様に仕上げるべきなのかと疑問を抱く自分は頭が固いのだろう。

差別に加担しない人は、そこら中に大勢いるだろうが、手を差
>>続きを読む

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.0

家族の歴史があって自分がいる。
メキシコの死者の日、いつか訪れてみたい。

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.0

恥ずかしながら、現実に起こっている社会問題を題材にした作品なのだと鑑賞後に知った。

夢の世界のすぐ側で、貧困層の暮らしが営まれている事。そこでは、モーテルキッズと呼ばれる子供達が無邪気な笑顔で今日も
>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

2.5

壮大なパニック映画。
何度も体感したくなる映像美、臨場感がそこにある。

今まで最高のミステリーやヒーロー、SF、そして宇宙モノを撮ってきた監督。今作を最高の戦争映画だと思えないのが、なんだか惜しい。

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

2.5

美しさと創造力が織りなす世界観。
魚人を愛する理由は、人が犬や猫といった動物に癒しを求める感覚に似ているのかもしれない。

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

1.5

人種差別を扱った風なホラーコメディー。
パニック映画の一種と捉えたらいいんだろうな。

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

ユーモアと暴力を絶妙な配分で混ぜると、清涼感を伴う作品が生まれる不思議。

レイプされ、殺された娘の未解決事件。
陰鬱なテーマだけれど、劇中で交わされる会話に思わずニヤついてしまうブラックコメディ。機
>>続きを読む

いのちの食べかた(2005年製作の映画)

4.5

出来るだけバイアスを削ぎ落として、事実だけを切り取とった映像。菜食主義を肯定したいが為のドキュメンタリーとは一線を画している。

僕らの食卓に並ぶ命についてを知り、考えを深めていく為の映画。

インポッシブル(2012年製作の映画)

4.0

深呼吸をしないと、胸がえぐられてしまう。
いつか3.11の事もこんな風に映画になるのだろうかと想像して、また少し辛くなった。

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.0

孤独を埋め合わせるように誰かを求め合う人たち。大抵は希薄で、すれ違う他人のような関係に行き着く。

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.0

「僕がいる意味って何だろう?」

ある犬の視点から、自分自身の存在意義を問うという作品。人は何かしらの目的を持って生まれてくると言うが、犬もまた、それぞれの目的を持ってこの世界に生まれてくるのだ。
>>続きを読む

ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)

4.0

ピクサー映画の素晴らしさがしっかり詰まった傑作。子供達に見て欲しい映画の一つ。

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

2.5

「バレエの悪童」と呼ばれた男、踊る理由を失ったプリンシパルの再生を追うドキュメンタリー。共感を覚える場面など皆無だった。

成し遂げた者しか味わえない栄光と葛藤、そして苦悩と解釈する事も出来るし、名声
>>続きを読む

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.0

常識の中で生きる事は、時に息苦しい。
社会的な地位や名誉、存在価値、常識というサイクルに簡単に囚われる。異なる価値観を認め合う社会であればと願いながら、寄り集まる事を結局僕らは好む。

森の中でヒッピ
>>続きを読む

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

2.5

家族の確執。
理解し合う事など、とうに諦めている。

登場する5人の家族の表情を通して、各々の渇望、責任、逃避を映し出す。
語られる理由はそこにはない。
繫ぎ止める術など端から存在しないのだ。
それは
>>続きを読む

東京物語(1953年製作の映画)

4.5

久しぶりに邦画を観たくなって、だけど、いまいち興味の湧く作品が見当たらず。邦画の古典に手をのばしてみた。

この時代に生きた事がないから、言葉遣いや生活感が自然であるのかはわからない。
けれど、こんな
>>続きを読む

ギフト 僕がきみに残せるもの(2016年製作の映画)

4.5

父が子供に残したいもの、伝えたい事。

生きている間に出来る事っていったいどれくらいあるんだろうか。いくらやっても物足りなく感じてしまうのだろうけど、自分が出来る限りの事をする、結局、それしか選択肢は
>>続きを読む

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.0

養育者として、子供にとって最良の選択とは何か、それは例え天才児でなくとも常に悩む事。子育てに正解はないと言うけれど、出来るだけ正しい方へと進んで欲しい、そう願ってしまうのも親のエゴなのかもしれないな。>>続きを読む

わたしはロランス(2012年製作の映画)

3.5

ドランの中では一番色鮮やかな。
トランスジェンダーである事をカミングアウトする男。解放と喪失の狭間で揺れる一人の人間を描く。

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

2.5

ドラッグ中毒の男の元へ表れた1匹の猫。

ヨーロッパで暮らしていた頃、犬とともに路上生活を送るホームレスを幾人か見かけた。
「金が無いから犬なんて飼うな」なんて口にする人もいたが、生きるのが困難な時、
>>続きを読む

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

4.5

理想を追う事、現実と向き合う事。
どちらも同時に叶える事が出来そうなのに、結局はどちらかを選ぶしかない場面がほとんどだ。

有名になれるなんて夢を描いている間は子供なんだろう。諦めるという事を知った時
>>続きを読む

トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

3.0

暴力と愛の交錯。
傷つけられる事で満たされる。

恋人を喪った男は、彼の兄にその面影を重ねていく。苦しさは時に、狂気を帯びた安らぎへと形を変えてしまうのだろう。

随分と説明の少ない作品だと感じたけれ
>>続きを読む

胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

3.0

三角関係。

テーマが不明確で、とりとめのない話ではあるのだけれど、彼が撮ると傑作になる。ドランの中では一番気軽に観れる作品かなと思う。

>|