三角関係。
テーマが不明確で、とりとめのない話ではあるのだけれど、彼が撮ると傑作になる。ドランの中では一番気軽に観れる作品かなと思う。
親子の物語。
兎に角、ドランが男前。自分の映し方を限りなく知っているナルシスト。嫉妬するね。
主人公がクラブの前でセキュリティに止められるシーンを見て思い出した事がある。
ダブリンのパブで飲んだ帰り、近くのクラブらしきお店に立ち寄った時、セキュリティーに「ここ来るの初めてか?」「ここが何か知>>続きを読む
結末に夢も希望もない。ただ戦争ってのは、それらを奪うものなんだろう。
そんな時代を生きた人達が築いてくれた国に僕らは暮らしている。
結婚をして、もうすぐ父親になる男が、ゲイの同僚と関係を深めていく様を描いた作品。結末を受け容れなきゃいけない関係って苦しいだろうな。
レズビアンカップルのもとで育った子供達は、自分達の生物学的な父親に興味を持つ。家族の形って色々あるけど、大事なのは愛だよねって話。
マーク・ラファロは毎作品、髪型、髭、顔の肉付き加減と容姿の変化が著>>続きを読む
才能ある誰かに憧れても、ずっと側にいる事で、そいつだって大した人間じゃないんだと気付く。理想という仮面は、結局、理想でしかない。
久々にほっこり、幸せな気分になれる映画を観たなと思った。日本人には、なかなか父親に「I love you」なんて言う機会はないけど、そんな事も言ってみてもいいのかなと思った。
秩序を保てる大人になる為には、諦めなきゃいけない事があるんだよという寓話。
監督やジェイク本人が語る解説を読んで、ようやく内容を理解。脳内にある街並みが蜘蛛に支配されている英語版のアートワークを見て>>続きを読む
なるほど、そういう設定なのね、という印象の作品。インターステラー的な内容を期待して、頭をグルグルと回転させる準備をしてしまうと肩透かしを食らうので要注意。
時間に余裕のある時にふらっと、ダラっと観る>>続きを読む
繫ぎとめていた物が事切れた時、人はそれに価値を見出そうとする。
初めて観たのは中学生の頃なのかな。だからか、話がややこしく、掴み辛く感じて、「よくわからない内容」「なんでこれがアカデミー賞なんだ」という印象を抱き続けていた映画。
30歳をこえて観直してみて、一人>>続きを読む
話の持って行き方が違えば、女子ウケ抜群の恋愛映画になっただろうと思うけど、そうはしたくなかったんだろうな、という堤幸彦的な映画。
小池栄子は悪くない、彼女は監督の求める下手なカオス感を見事に演じてた>>続きを読む