物語と史実の境界にある脆弱さを眼差しによって詳らかにする映画。時間を直線で捉える事への抵抗も感じられて良かった。
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今となっては古びてしまったアーカイブの数々。その喪失にはどのような重みが伴うのか、たとえ忘却の彼方だとしても再度向き合わされた際に何が起こるのか。光による実像のモデリングだけでなく、映画史や自伝的な言>>続きを読む
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総じて、無計画は失敗しないってフレーズが出てきてから元の計画がどんどん崩壊していくところが要だったと思う。
個人的には、それぞれ登場人物が詩的・芸術的なコメントを発する場面の内、地下住民同士が対峙し>>続きを読む