NARUさんの映画レビュー・感想・評価 - 26ページ目

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.7

物語の幕開けは最愛の妻の葬式…。
あまりにも非常識な孫娘達に価値観の違いを痛感させられ、居場所を失った元軍人の頑固オジサン。
彼が誇れるのは愛車グラン・トリノのみになった。

そんなオジサンが隣人の
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アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.3

「白人至上主義」
白人が他の人種より優れているという人種差別思想のひとつ。

日本人には無縁かも知れませんが、このような人種差別思考を持つ人間は現在でも存在し、争いも少なくはないようです。

この物語
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セッション(2014年製作の映画)

4.8

山地が総面積の約81%を占める田舎の地元では上映されないのかと諦めていました(笑)
が、なんと2ヶ月遅れの上映が決定!
産まれて初めて独りで、そして公開日に足を運びました!
その館内で最小(69席)の
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オープン・ユア・アイズ(1997年製作の映画)

4.1

ハンサムで女にも恵まれた男の人生が次第に狂っていくサスペンススリラー。

主人公が暗転する演出が見事で、グイッと感情移入させられた。
人間関係やアイデンティティを描きながらサスペンスを盛り込み、予想外
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遊星からの物体X ファーストコンタクト(2011年製作の映画)

4.3

「遊星からの物体X」29年ぶりの続編!
前作は越えれないだろうと思ったが、個人的には前作以上の興奮が味わえた。

生命体の気持ち悪さは前作より半減。
しかしCGが導入され、デザインや動きに自由度が増し
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.1

これが1982年の映画!?
ストーリー、映像共に30年以上前の作品とは思えない…。
そしてなんと、原作小説「影が行く」は1938年の作品……。

南極基地の閉鎖空間で、人の姿をした生命体と人間達の攻防
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦中、1200人のユダヤ人をナチスのユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)から救ったオスカー・シンドラーを描く実話。

ほぼ全編モノクロ映像で、手持ちカメラを用いた撮影も多用。
スピルバーグ監督
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.4

さすがキューブリック、ひと味違う戦争映画を作ります。
前編は海兵隊訓練所。後編は彼らのベトナム戦争を描く二部構成。

閉鎖空間での集団行動で蓄積するストレスを巧みに描写。キューブリックらしい狂気もGO
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ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.7

ヒトラーを悪人としてではなく、自国のために全てを尽くした1人の人間として描いた作品は新鮮です。
元秘書の証言を土台とし、ドイツ人自身が製作したことも大きな意味があります。

女子供にまで戦火に巻き込ま
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赤ずきん(2011年製作の映画)

2.9

童話「赤ずきん」の数年後を描いたサスペンス。
真っ白な雪を歩く赤ずきん(アマンダ)が美しい。
話がサクサクと進むのでテンポは良いが、人物描写が浅くて感情移入できないのは残念でした。
疑心暗鬼になる展開
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マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

4.3

潔癖症の詐欺師ロイが、別居していた14歳の娘と再開を果たす。
冒頭から主役たちの説明を巧妙に描き、感情移入させると共に後の期待を高める。
仕事の進行とロイの変化を楽しんでいるとあっという間のラスト!驚
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ザ・バンク 堕ちた巨像(2009年製作の映画)

-

同監督の 『パフューム ある人殺しの物語』でも感じたが、撮影監督 フランク・グリーベの撮影技術には驚かされる。
美術館内の緊迫感溢れる銃撃戦では白が強調された圧巻の映像美に心奪われた。

しかし!
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ラッシュアワー3(2007年製作の映画)

3.6

3作目の舞台はフランス!
オープニングからクリス・タッカーが面白い(笑)
カーチェイスやエッフェル塔での対決、シリーズ恒例の高所アクションもすっっげェェです!

シリーズ通してジャッキーのアクションは
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ラッシュアワー2(2001年製作の映画)

3.6

ジャッキー&クリスが本作では香港、LAへ!
前作よりもジャッキのアクションもクリスのユーモアもパワーアップ。
香港人とアメリカ人の気質の違いも上手く描かれいるのが面白い。
しかし、2人の出会いから双方
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ラッシュアワー(1998年製作の映画)

4.0

ジャッキー・チェンとクリス・タッカーが共演するアクションコメディ!
大好きな2人!
誘拐された外交官の娘の救出という単純ストーリーを、一瞬たりとも退屈させない最高のコンビ!アクション!ユーモア!ダンス
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

3.9

ルパン 劇場映画第2作にして宮崎駿の初映画監督作。

原作者モンキー・パンチが『コレは僕には描けない優しさに包まれたルパン』だとコメントしている。
たしかに本作のルパンは泥棒でありながら紳士的で正義感
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ルパン三世 ルパンVS複製人間(1978年製作の映画)

-

ルパン 劇場映画第1作目。
ルパン三世と、自らを神と名乗る謎の男マモーが賢者の石を巡る争奪戦を描く。

TVシリーズ1作目のような大人向け作品になっている為、ファンからは根強い人気を誇る。
ルパンとマ
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ドラゴンボールZ 復活の「F」(2015年製作の映画)

3.4

ネタバレ満載のCM通りの内容で、フリーザがボコボコにされるだけのアニメでしたね……。
もうフリーザに感情移入して絶望しましたから(笑)
しかし「神と神」よりも戦闘シーンが多くてドラゴンボールらしい。
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小さいおうち(2013年製作の映画)

3.6

タキお婆ちゃんの自叙伝を元に、女中として奉仕した小さなおうちでの生活について回顧する物語。
昭和初期から次第に戦況が悪化する様と、人物を上手く描けている。
この時代の女性が女中として働くのは当たり前だ
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東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007年製作の映画)

3.8

子がどんなに怠けようが、どんな罪を犯そうが、母は母としての愛を曲げず、子を愛す。
親孝行したいと思う子供よりも、子を思う母の気持ちはもっと深いものなのだと認識させられました。

幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)

4.3

第一回日本アカデミー賞を受賞した日本のロードムービー代表作。
若い男女2人と、謎の中年男が旅を共にする。
旅の終わりが近付くに連れ、虚無感に包まれました。
映画を観ている自分もこの3人と旅を共にしてき
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ターミネーター4(2009年製作の映画)

3.5

T3を観て、ターミネーターがジョンコナーの命を狙う以外の設定は無いのか?と思ったが…このT4は“審判の日”後の荒廃した世界で人類と機械軍の戦争を描く。

敵ターミネーターの数はシリーズ最大!巨大な奴か
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ターミネーター3(2003年製作の映画)

3.3

低評価だか面白い。
CG技術を活かした超ド迫力のカーチェイスは見応えがあり興奮した!
しかし、この女ターミネーターは2作目(T-1000)よりも強いはずなのに、T-1000のように「どうやって勝つんだ
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メン・イン・ブラック3(2012年製作の映画)

3.9

やっぱりこのシリーズは話はもちろん、映像的にも面白い。
本作はタイムスリップ物。KとJの友情、現在と過去のつながりに、しんみりと感動させられた。
間違いなくSFコメディ最高傑作。
( 金曜ロードSHO
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君に届け(2010年製作の映画)

2.1

原作ではもっと細やかに描かれているでしょうが、キャラクター、恋愛も友情も綺麗に描かれすぎて面白みも意外性もない、平凡な脚本。
映画内ではキスシーン等が無く、家族でも見易い内容ではある。
多部ちゃんの
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カイジ2 人生奪回ゲーム(2011年製作の映画)

3.2

1作目キャッチコピー「ようこそ、クズの皆様。」
2作目キャッチコピー「おかえり、クズの皆様。」
沼パチンコという強敵に立ち向かうカイジ、強引なトリックではあるものの起承転結をしっかり盛り込み、見易い内
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カイジ 人生逆転ゲーム(2009年製作の映画)

3.3

原作は少しカジった程度なので、アゴには違和感無く観れました(笑)
( 金曜ロードSHOW! )

エンジェル ウォーズ(2011年製作の映画)

3.0

「300」で男の世界を描いたザック・スナイダーが本作では女の世界を描く。

精神患者達がファンタジー世界へ飛び立つというよく分からない脚本、彼女達の目的は5つのアイテムを手に入れること。
美女達による
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4分間のピアニスト(2006年製作の映画)

4.5

清楚系お姉さんが主役かと思って観たら衝撃!不良少女ではありませんか。
その不良少女が刑務所内で80歳のピアノ教師が出会うことで、魂がぶつかり合う。
出会いを通して変化する2人の距離感が上手く描かれてい
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テイキング・ライブス(2004年製作の映画)

3.4

キミノカワリニ イキテアゲルという少し的外れなキャッチコピーはさておき、異常な殺人犯に、適度なグロ、ホラーテイストを含んだワクワクする題材。

イリアナ(アンジー)の心理描写を表情で読み取り、感情移入
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CUBE ZERO(2004年製作の映画)

2.8

「CUBE」3作目。
前2作ではCUBEに閉じこめられた人物が描かれたが、今作ではCUBEを監視する人間にも焦点が合わされている。
時系列は1作目よりも前、ラストで1作目と繋がります。
SF的な2作目
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CUBE2(2002年製作の映画)

2.5

リアルな前作に比べ、今作はCUBEの構造がSF。
2作目としてCUBEが大幅にパワーアップしたのは嬉しいが、トラップも味気無くて恐怖が足りない。人間の描き方も単純で退屈。
とは言え、次回作を観たくなる
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CUBE(1997年製作の映画)

3.5

立方体の部屋の集合体に閉じ込められた数人を描く。
年齢や職業もバラバラの人物構成がGOOD。
部屋の法則を少しずつ理解し、脱出へと近づく……張り詰めた緊張感、絶望感の中に希望も見えるから面白い。
グロ
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グロリア(1980年製作の映画)

3.4

映画「レオン」の原型として有名な作品。
期待しすぎたのか、時代的なテンポの悪さや無駄が目立ち、少し退屈でした。
しかし、このオバサン、グロリアの魅力が凄まじい。
男勝りで肝っ玉が座ったセリフを吐き、行
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ゲット スマート(2008年製作の映画)

4.1

これ、最高です!
スパイコメディということですが、カーチェイスからスカイダイビングまで、アクションのレベルが高い。
休む間もなく散りばめられたユーモアは日本人にも理解しやすい。
それだけでもお腹いっぱ
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キス&キル(2010年製作の映画)

2.9

運命の結婚をした夫が、実は元CIAだったことから命を狙われる羽目になる夫婦を描く。
戦闘シーンは思ったよりスタイリッシュでテンポも良く、シンプルなプロットでアクション映画としてかなり観やすい内容となっ
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