8Niagara8さんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

8Niagara8

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花様年華(2000年製作の映画)

4.5

構図が美しい。
チャイナドレス、タバコ、雨、どれもが映える。

スローモーションを駆使しながら映される二人の姿は、第三者である観客にとって夢か現かその境界が分からないほど、彼らにペースを狂わされてしま
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

2.8

雨とNY、ティモシー・シャラメ、そして時折のピアノ。
美しく、お洒落だが、何処となくファニー。

エンディングは虚を突かれた感も否めないが。

淑女は何を忘れたか(1937年製作の映画)

3.9

テンポ感があって観ていて面白い。

節子が何かとかかあ天下掻き回すわけだが、時子の強さが際立つ印象。
戦前の作品だが、今に通ずる精神性を感じられるのは小津作品に通底したものか。

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.8

ザラっとした、ジメッとした質感が個人的に好きだった。
側から見てる故に登場人物に共感するには至らなかったが。

ある種皆人間臭いんだが、仲原が最高に良かったかな。

仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.1

血腥さとカッコよさが同居している。

ただのヤクザものかと思われたが、市井のそれとは全く異なる複雑な人間模様が面白い。

陸軍(1944年製作の映画)

4.4

息子を思う母と戦争。

田中絹代の力量に唸らされる。途中まで軍人精神を訴う内容に寄った印象だったが、それさえ御膳立てだったかと思うほど、最終的には彼女が全てを持っていった。
ラスト10分は殆ど台詞は無
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.6

永野芽郁、奈緒メイン両名の演技が本当によかった。
特に永野芽郁はパブリックイメージとは正反対とも言える、グレた役柄ではあるがその中に友愛を感じさせるような機微を上手く表現していたと思う。
奈緒は今回の
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バルド、偽りの記録と一握りの真実(2022年製作の映画)

3.5

ぱっと見、観念的で難解に思われるかもしれない。

ただ、上映前に監督が言っていた様に論理的思考を取り払うのが必要なのはたしか。
自分はレヴェナント公開時以来監督の作品を観てなかったこともあり、ついつい
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.7

続きものというものはシナリオ含め焼き直し感が否めないものも少なくないが、今作は前作よりいい出来だったのではないか。

イカしたキムタクは変わらずで、追加キャスト特に石黒賢がいい味を出している。
前作ほ
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望み(2020年製作の映画)

2.8

気になってはいたものの劇場には行く機会がなく、アマプラで配信開始されたので。

総括すればメインの4人の演技がやはり素晴らしいことに尽きる。特に堤真一は物語の中で最も幅のある役であった様に思われるが、
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