feel so goodな東京。こういう映画で踊ったり、眠ったりしたくなる。
でも、心地よいところから脱け出せない日々を、パーフェクトと呼ぶことはできない。もっと地べたを這いつくばれ。汚れろ。
傑作だった。人に恋し、たゆみない努力で日々を重ねる最高にクールなユリにしびれる。現実の側が揺らされるようなラストシーンに立ちあえて本当によかった!
「今日のカヴィーノは明日のおまえたちだ」と投げつける父親に痺れる。
フレディー・M・ムーラーを思い出す自然の広大さと神秘さ。後世へ語りかける様はアラン・タネールのようであった。
厳しさが失われていく社>>続きを読む
ちょっともう画が良すぎるな。白と黒がこれほど多様で繊細なものを映し出すのを前にして、言葉の不足を感じる。
相変わらず部屋に閉じこもって、ひとりぼっちになるファスビンダー。僕は違うところにいってしまった>>続きを読む
終盤にかけてアドレナリンが放出される感じ、たまらん。他者の存在なしに一室からは抜け出せない。
噂には評価が高いが、ちょっとストレートすぎる。人はそれぞれの眼鏡で、ものごとを見、解釈し、価値を発見するように、彼らはサングラスによって、彼らにとっての真実を発見する。資本主義は暴力では変えられない。>>続きを読む
その美しさは、最も表層にありながらも、内奥を理由としている。個人のために力をつかってしまうひとの弱さと、個人を抑圧する社会の不寛容さは、時代を隔てて魔女を生み、魔女を狩る。
タイトルが言い得て妙。社会がどんなにバランスを失っていても、人は欲望によって眼を眩ませているのだ。語りによってプレイバックされることは、単にエゴが外在化されるだけでなく、今対峙している2人がとる行為に>>続きを読む
創作の尊さと退屈さ。生半可じゃないかとか思ってしまう自分は余裕がないのだろう。
クールでオフビート。スケボーにのる村上淳がたまらなくかっこいい。しかしそもそもプレイバックする作品がどうも好めなくて。
出町座のクセツヨ音デカ上映で。なにもかも過剰だったけど、そのパワフルなエネルギーによって扉はこじ開けられ、内奥までやってきたことばが鼓動し破裂して、全身に血がたぎる映画体験だった。探していたものに出会>>続きを読む
大好き。機微な心移りをはっきりと捉え、すべては日常にあるのだと示してくれる。誰かを想う気持ちのpolyphony
いい映画をみて、いい本を読んでいるんだろうなという感じがするが、映画をつくりたいんだろうなって感じ。生きてない。
コントラストの輝きが、豊かなシルエットを際立たせ、まじわいを艶かしくする。どれをみても眼福。それでもって滑稽なモーションがいい。
ファッションさいこう!
バロネスがタトルテイル紙の記事を読み上げ5秒間喜びに浸るあれ、真似したい。
ジャンヌディエルマンが日課の微かなズレからこわれゆくならば、ケイコは日々の繊細な変化を見逃さずあたらしく生まれ直す。
鉄橋を走る電車と荒川が交錯するショットがやばい!
下手から上手へ、奥から手前へ、生命がごおおっと勢いよく進んでいく。現実に映るものがカメラを通してフィクションと化することの感動をもういちど思い出す。そして、男は男である。
生活から600Km離れた川のほとりでどうしようもない彼らは内面をえぐりだし、次々とわたしらしさを破壊していく(恋愛観や、ドラッグなど)。この甘酸っぱさに微笑んだりきゅんとした。記憶かのようにモンタージ>>続きを読む