WOWWOW
深作らしさ満載の凡作。仮面ライダーや西部警察に毛が生えたようなアクション。学芸会と見間違える程の役者の演技。
初見のスクリーンでは面白かった思い出があるのだが...
中国第6世代。近代中国の歴史に飲み込まれる人々を、丁寧に描いた。
画に面白みがないように見えて、ワンショットの力は結構強い。時間軸を組み替える手法は、描かれる人々の深層心理が変化する様を知るにあたって>>続きを読む
NHKスペシャルを大スクリーンで見たようなもので、映画としては何てことない。
ドキュメンタリーならではの面白さは、三島に魅力があるからこそ。
言葉しか世界は変えられない。
女流監督らしいストレートな表現満載で、ギリシャ神話のような復讐劇を描いた。プロットは面白いが、流石にキツイ時間が続いて疲れた。スタンダード画面が窮屈感を煽る。それが物語の閉塞感に繋がるのは理解できるも>>続きを読む
フランス現代社会の革命を、人種や宗教、そして世代間に垣間みる格差を軸に描いた。ドローンやライオンなどが映画的な魅力あるアイテムになっていて、興味を惹いた。またサスペンス色も交えた演出が飽きさせず、この>>続きを読む
‘90sの実話。
真摯に社会の矛盾を描いた良作。
アメリカ白人社会の虚を痛感するとともに、死刑制度の是非をその虚に満ちた社会との関連性から考えさせられた。
DVD
好みの社会派エンタメ系ドラマで、ご贔屓のソダバーグ演出、マリオンやジュードなどの欧州系俳優も入り混じった豪華配役陣etc。初見時からご機嫌になった作品を、Corona crisisを機に再見し>>続きを読む
障がい者を扱った映画は大嫌いだが、今作は違った。真正面から障がい者の生活に向かい合い、結果として人間愛をきちんと描いて、全くもって感心した。このHIKARIという女性監督は何者なのだろう。邦画にありが>>続きを読む
DVD
外国の友人とウイスキーを飲んでいて、現在日本のウイスキーが何故海外で人気があるかの問いに、この映画がその理由だと教えてもらって再見した。
なるほど、西洋人が好きな日本の姿はこんなところかもな。>>続きを読む
ウイルス騒ぎで世間が混乱している現在、この作品を観に行って良かった。そして素直に感動できる映画で良かった。
キネ旬Reviewで最低の烙印を押され、「自己犠牲の精神を発揮する部下を前線に送り出す板挟み>>続きを読む
荒唐無稽なエログロ映画で、気持ち悪かった。昨年公開されたサスペリアと類似するが、彼方は真理の探索と美術にヨーロッパの文化の香りがあった。
虚しいピントポイントフォーカスの画に点数をつけたが、本当は0.>>続きを読む
三島有紀子監督作の大人向け映画で、人生経験を経て、漸く薄らと輪郭が見えてくる男女の関係が描かれる。原作と異なる結末は、映画的な余韻を感じさせ、同時に物語をシンプルにした。一方、類型的なメロドラマになっ>>続きを読む
エマニュエル・ベルツキがGravityで見せたカメラ以来の、革新的な画作りを期待していた。確かにこの長回しは凄い。でも何か物足りないのは、次の画が読めちゃうんだな。そこがオスカーを競ったParasit>>続きを読む
良作だが流石に長い。しかも会話劇が主体なので、集中力を維持するのが大変だった。リンクレーターの作品や、キアロスタミの「トスカーナの贋作」のようにカメラワークやカット割り、役者の表情で魅せる手法を採らな>>続きを読む
ドイツ表現主義をベースに、弱者を卑下して苛めることで優越感を得るアル中男を描いた。深層心理は上手く描写出来ているものの、その社会背景や歴史的な立脚点が明らかではなく、現実味にかけたきらいがある。もっと>>続きを読む
オリジナル脚本が良い。ミステリー映画としては成功例で、このジャンルが好きなこともあってご機嫌で映画舘を出た。印象深い画があったら、もっと良かった。予定調和的だったのもちょっと残念。でもそれを差し引いて>>続きを読む
On the sky to BKK
違和感満載のエメリッヒ作品。戦艦に向かっていくパイロットのアップが鬼気迫る。これがアメリカのヒーローなんだろう。
映画と呼ぶなら、もっと日本人とその精神世界や文化に>>続きを読む
最近のイーストウッド作品は、ヒーローの陰が薄くて、ドラマの先にあるカタルシスに欠ける気がする。そのカタルシスこそ彼の映画の真骨頂で、「ミリオンダラー・ベイビー」や「許されざる者」なんかは成功例の典型だ>>続きを読む
On the sky to Munich
ダウン症の子供を使って、夢を語るユニークな発想だが、私は好きではないアプローチ。
On the way to Munich
アン・リーはどうしちゃったんだろう。本格的なドラマを作ってほしいr。
On the sky to Tokio from Munich
韓国映画みたいだなと思っていたら、リメイクだった。
岩井俊二ワールド全開。メランコリックで、ほろ苦く切ない。御贔屓監督の良作にご機嫌になった。
彷徨い人が道を見極め前進する。今作は群像劇になっていて、登場人物の数名がそうした役回りになっている。全員が主>>続きを読む
デジタルになって、フィルムで刻めた余韻が感じられなくなった。そんな中で映像作家は様々な模索をして、観る者の感情に訴えかけているんだろう。今作はその成功例。スローやストップに違和感がなく、ファンタジーの>>続きを読む
午前10時の映画祭ファイナル
これをまたスクリーンで観せてくれたことに感謝したい。
直球勝負みたいな映画で、ジョンバリーの音楽も煩いし、演出の妙もなければ、脚本も捻りがなく凡庸。何に良いんだなあこの映>>続きを読む
面白く観た。レースシーンがワクワクする。ルマンのクライマックスも爽やかな感動。そしてラストへ。
アメリカ寄りの姿勢は退いてしまうがwell madeな一作だ。主役はクリスチャン・ベールだな。
Netflix
これまで観たことのない不思議なファンタジー。スペイン系の怖いファンタジーは総じて歴史の暗部と結び付いた寓話が多いが、今作はアフリカにおける現実社会への恫喝がベースにある点が興味深い。>>続きを読む
Netflix
スコセッシにしては正攻法だった。怒涛の後半から、その後の15分が長くてダレるのだが、本当はここが作品の核心であり、ラストショットに監督の思いが溢れていた。円熟の境地。
個人的には、スコ>>続きを読む
ノスタルジーに溢れ、昭和の所謂良い時代にタイムスリップしていける。一方で令和の若者にも温かい眼差しを向けているところが、素晴らしい。山田洋二の真骨頂をみた。
大原麗子さんのアップに息を呑んだ。
SWを初めて観たのが小学5年生だった。半世紀弱を経て完結するのかと思うと感慨深く、満を持して映画館へ向かった。
1977のSWは、映画の夢を教えてくれた。僕が映画にのめり込むきっかけになった名作。
帝>>続きを読む
良くも悪しくも周防正行作品。
但し中途半端な作りで、腹に底から笑えるわけでもなく、ノスタルジーに浸れるわけでもなく、琴線に触れるわけでもなく...
ニューシネマパラダイスにはしたくなかったんだろう。>>続きを読む
どうしてケン・ローチの映画って、こんなに素晴らしいんだろう。どれもこれも、胸の奥に突き刺さるような感動がある。市井の人々に寄り添い、痛みを分かち合いたいと思う心情を喚起させる。日常と社会が、ミクロとマ>>続きを読む
世評が高いので期待して観に行ったが、残念ながら不満足な一作だった。
過剰な音楽とエンターテインメント感満載のカット割は、史実を伝えるに妥当な手法ではない。無論作り手にそんな意図はなかったのだろうが、だ>>続きを読む
台詞と役者の仕草や表情で観(魅)せきった秀作だろう。
台詞が多くて、字幕と変化する画を追う同時作業に苦労した。思い切って字幕を見なければ良かったかも。NETFLIXで再鑑賞が必要だ。
自身の偽らざる感>>続きを読む
On the sky from Chicago to Tokio
メルギブソンの息子さんだったのね。硬派なアクションで、それなりに楽しめた。
On the sky from Chicago to Tokio
リンクレーターの映画は、軽く作っているように見えて、深く人の心に染み入ってくるんだなあ。今度のも良かった。Time after Tim>>続きを読む
On the sky to Chicago
アニメがそのまま実写化された感じ。動物の表情と仕草があまりにリアルで、びっくりした。