早川エルさんの映画レビュー・感想・評価

早川エル

早川エル

ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

4.0

章ごとにジャンルが変わる北野武×岩井俊二風の走馬灯映画。

正直『ジョーカー』みたいな全部失った男の復讐劇みたいなのを予想してたんだけど実際は全然違かった。

どんどん巻き戻っていく時間軸にちょっと辟
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

あーガチでしんどい
失恋経験のある人が観たら最悪死ぬぞこれ

特にラストの演出上手すぎないか?
ヘソンがナヨンにねえ、って話しかけたあの一瞬、二人は子供時代に戻るんだけど、ナヨンは分かんないけどヘソン
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キングオージャーVSキョウリュウジャー(2024年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

さっ、坂本先生ェ!? こ、ここまでしてくれていいんですか!?!?ありがとうございます!!ありがとうございます!!

いや普通に文句の付け所無いな。

と言うかほんとに脚本凄すぎないか?

せっかくなら
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キングオージャーVSドンブラザーズ(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます


高野さんドンブラを表面上でしか理解できてなさすぎる。
ただギャグっぽくやればいいってわけじゃ無いんだよ。

相変わらずオタクウケを狙った寒いセリフ・演出を出してくるし、劇中でキャラに子供向け作品のタ
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.5

ニコラス・ケイジが好きな人なら誰でも楽しめるニック・ファッキィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!!!!・・・・・・ムービーッ!

意外な裏切りがあったり小ネタやオマージュとか自由すぎるニック
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

4.0

んー、分からん!笑

日本人がゴリゴリにディスられてたのおもろかったしラストも爆笑した

全体的な話はマジで分からん、演出とかはなんかおもろかった。

ただ、北野武がゴリゴリに影響されたんだろうなって
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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ストックホルム症候群を体験できるロードムービー。

子供に暴力を振るうことを嫌うブッチなんだけど、ブッチ自身も途中フィリップに怒鳴っていたり、フィリップの目の前で銃を使って人を脅してたり、結局「ろくで
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ザ・レイド(2011年製作の映画)

4.5

『ジョン・ウィック』超えの超絶アクション!!

帰りを待つ家族がいるとか言うゴッリゴッリの死亡フラグを持つ主人公がハイパーアクションで敵をバッタバッタと薙ぎ倒していく様は超クールだし最高に痛快だった。
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

実写化の正解出ちゃったね

今年の作品で実写化だと例えば金カムとあとキングダムがあるけど、ああ言う実写化と今作、他の名作だと『ピンポン』で違うのは実写化に適した作品なところなんだよな。

一映画作品と
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.5

去年と同じくストーリーはガッタガタで後出し推理ラッシュなんだけれども、2年連続でカプ厨を確実に殺しに来るラストとエンディングの掛かり方が神すぎて悶えた

キッドの秘密に関しては正直予想当たってた

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座頭市(2003年製作の映画)

3.5

悪くない。ミュージカルや笑えるギャグを挟みながら、姉弟の復讐を軸に座頭市の闘いをいつもの演出・撮影で現代的に魅せていく。

最後はなんかインド映画みたいで笑った。
親分に対する仕打ちも皮肉が効いてて良
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さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

P.A.Works.やれば出来るじゃん…


岡田麿里の脚本は『アリスとテレス』の評判で分かる通りかなり癖の強い好き嫌いの分かれる新海イズムの漂う女性的な脚本で、(『アリスとテレス』は好き!)

何で
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

4.0

キャラの掘り下げ不足
ビーバーの不快なキャラ
ジャパンのステレオタイプすぎるオタクキャラ等々、欠点は勿論あるんだけれども、

やっぱりラストがエモいんだよ〜……!!

『天気の子』みたいに走り出して、
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

4.0

普通に笑える作品だと思ってたらメッセージがちゃんとしてて熱い作品だった

以下ネタバレ
































結局最初の映像は何だったの?

あと最後に出てき
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

周りがすっごいなんか絶賛してるんだけどぜんっぜんノれてなさすぎてやばい〜〜

日本人として特に思うこともなかったし怒りとかはもってのほかなんだよなぁ…

うーん…元々期待値は低かったけど、そこそこ楽し
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

事実が錯綜する中、徐々に真実が明らかになっていく、作品の中に引き込ませてくる会話劇。

賞レースを席巻するのも納得出来る作品でした。

証言一つ一つでキャラクターへの印象をコロコロと変えてくる巧みな脚
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.0

原作未読。
大量の謎を残した伏線まみれの前章でした。

そしてクソヤバに不穏なラスト…
あのプンプンの作者ですから、後編ではなかなかエグめのラストが待っていそうです。


何と言うか独特な雰囲気を持っ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

ポール1作で成し遂げすぎやろ

あっという前に終わって長尺だと感じず
IMAXだったらここクソ揺れてただろうなってとこがちょくちょくあった
話はサクサク進んでて良かったけどサクサクすぎてめっちゃアッサ
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.5

ラストが神すぎ

終盤のあの瞬間、あのセリフ、そしてあの目線に号泣

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.9

覚悟を決めた男のベイビー・ドライブに2時間釘付けにさせられた



音ハメはめちゃくちゃ気持ちいし、カーチェイスは素晴らしいし、カットの一つ一つが参考になる

強いて言うならラストがちょっと弱かったけ
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.4

『この時間が、ずっと続いたらいいのに』みたいなあの瞬間を『無限を感じる』って表現するの本当に美しい

ダメだっていいんだよ、みんなどこかダメなんだ。
だからお互いに救い合って、居場所を見つける。

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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

痛くて苦しくて…何も出来ない主人公が底無しに嫌いだけれど、何故か目が離せない岩井俊二ワールドにまたも魅了された。

『スワロウテイル』で岩井俊二と初めて出逢い、彼の美しい詩的な世界を体感したが、今回は
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.0

先輩と友達とウォッチパーティで鑑賞。

深く考えずに観る映画ですね。
そこそこ楽しめた。
でも悪趣味すぎるのとキャラの倫理観がぶっ壊れてるのとキャラクターに都合が良すぎる世界すぎてイライラした。

映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

4.5

間違いなくここ10年での最高傑作
『宝島』以来の号泣

中盤までの退屈さは否めないがその分終盤からの畳み掛けが凄まじかった

終盤の『あの演出』には涙腺耐えきれなかった

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