のどかさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-(2011年製作の映画)

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サダム・フセインの息子の影武者視点の映画。ドミニク・クーパーの1人2役だけど、人格が違うと表情が違く、全くの他人に見える。

事実を元にした作品だけど、他国視点の映画であることを忘れてはいけない。

ザ・ハリケーン(1999年製作の映画)

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無実の罪で投獄された主人公の、そこに至るまでの人種差別と、彼を救おうとする少年と少年の後見人たちの話。

少年たちがあまりな良い人すぎて怖いぐらいなのだけれど、実話で驚き。

レイジング・ブル(1980年製作の映画)

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滅茶苦茶面白かった。こんなに面白くてクレイジーなのに、実話が元であることに驚き。

白黒映画であることが存分に生かされており、タバコの煙、プールの水面、汗と肉体、全てが美しい。

ロバート・デ・ニーロ
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シンデレラマン(2005年製作の映画)

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まず遅咲きのボクサーに「シンデレラマン」と異名をつけるセンスに心を惹かれた。

無敗のボクサーらしからぬ貧乏生活や妻に頭が上がらない姿など、強いはずの男の弱い面に惹きつけられる作品。弱さが強さになって
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アイ・ソー・ザ・ライト(2015年製作の映画)

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実はロキとワンダの共演!ロックの父、ハンク・ウィリアムズの自伝的作品。

旦那は酒癖が悪く、妻は自己中。こと恋愛関係においては、上手く行かないと片方が犠牲者のように見えるが、この二人は泥試合でそのリア
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スノーデン(2016年製作の映画)

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告発自体については既知の内容で新鮮味はなく、人物の掘り下げも不十分に感じた。

幼少期とか、周りから見てどういう人だったのかもっと見たかった。垣間見えたパーソナルな部分を、もっと知りたかった。

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

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とても面白い!尊敬できる人と出会えた。この人がいなければ今の世の中の便利さやWW2の終結は、なしえていない。

ゲイであることを理由に不当な扱いを受けたアラン・チューリング。今年になって新50ポンド紙
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ナチス第三の男(2017年製作の映画)

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ロザムンド・パイク、ミア・ワシコウスカ、ジェイソン・クラーク、ノア・ジュプ等、超豪華キャストで渋い映画を撮っている‥良い題材で、良いキャストなので、もっと面白く撮れたはず!

ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋(2011年製作の映画)

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マドンナ監督作品!Cartierのクロスのモチーフのブレスレットや、レースの下着とガーター等、小道具のこだわりにらしさが出ていた。

ウォリスの「決して美人ではないけれどモテる」感じに説得力があり、と
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マクラーレン ~F1に魅せられた男~(2017年製作の映画)

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仕事に人生を注いでも、家族がいて、同僚に愛される人がいるんだな。周囲がマクラーレンのことが大好きだったのが伝わってくる、お仕事ドキュメンタリー。

ボラギノールのCMみたく写真が多すぎて、映画としては
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007/ムーンレイカー(1979年製作の映画)

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とうとうボンドが宇宙に行った!という突拍子のなさで面白そうと思っていたけれど、テンポが悪いし、スマートじゃなくてイマイチだった。

と言いつつ、宇宙圏での銃撃戦は、公開当時の宇宙へのワクワク感を思うと
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ナチスの愛したフェルメール(2016年製作の映画)

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フェルメールの贋作を、ナチスに売った画家。贋作を描く詐欺師のような印象や、ナチスへの復讐心といった偏見を抱いてしまうけれど、全く違う。

掴みどころのない画家が主人公で、映画も最後まで掴みどころがなか
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喜望峰の風に乗せて(2018年製作の映画)

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喜望峰という響きや、ジャケ写の感じから勝手に明るい話だと思っていたら、物凄い鬱展開だった。

ヨットの単独無寄港の世界一周のチャレンジ、船は思うように進まず、家族と会うこともできない。疲れた時に観ると
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SADA 戯作・阿部定の生涯(1998年製作の映画)

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『愛のコリーダ』でも映画化された、阿部定事件を大林宣彦監督が映画化。事件の描写が極力省かれていたため、肩透かしを食らった感は否めないが、定を一人の女子として見つめようとした、大林監督の優しさに胸を打つ>>続きを読む

トゥームレイダーファースト・ミッション(2018年製作の映画)

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駄作感があり鑑賞を避けていたが、少し面白かった。ハリウッド映画で、卑弥呼の墓を探しているのが日本人的には面白い。実は傑作『WAVES』の監督作。キャスティングミスってる感じがするけれど、それも味。

私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

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小説家ボールドウィンの未完成稿を、サミュエル・L・ジャクソンのナレーションで映画化。ボールドウィンの、黒人白人ではなく、同じアメリカ人という立場からの言葉は、新鮮に響く。

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

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面白い!マクドナルドの生みの親と育ての親は別人だった‥生みの親は品質にこだわり、育ての親は効率性にこだわった。そして、今のマクドナルドは生みの親の名前を残しながらも、あのような企業になっている。

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

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滅茶苦茶面白い!好き!

爆発がなくても、陰謀がなくても、カッコいい。スキがないけれど、ファニーな映画。

マフィア独特のファッションがカッコいい。ニットポロに金の十字架。選曲良いし、雰囲気で酔える。

マーズ・アタック!(1996年製作の映画)

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偏愛。今観るとちゃちくたって、馬鹿馬鹿しくたって、好きな映画。火星人の、グロキモカワ加減が絶妙。

人類はろくな扱いを受けないのにオールキャストなのも面白い。キャスティングがもはやネタ。

ティム・バ
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ゴーギャン タヒチ、楽園への旅(2017年製作の映画)

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ゴーギャンはタヒチで、現地の少女と結婚をした。彼女との生活を「旅」と表現すると責任感が欠如してる感じがする。

ゴーギャンの考えは植民地主義にも繋がるが、確かにタヒチに魅力を感じてはいた。難しい。

ヒミズ(2011年製作の映画)

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東日本大地震の被災地を舞台に、家庭環境が最悪な中学生男女の交流を、描く。

二階堂ふみさん演じる茶沢が、まさに厨二病なのだけれど、好きな相手に全力で向かっていく様は、羨ましかった。黒歴史の中学時代を少
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ライトスタッフ(1983年製作の映画)

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宇宙開発黎明期を描き、宇宙飛行士をどの業種から引き抜くかという話から始まるのが面白い。

スポーツ選手が有力候補に上がる中、軍用機のパイロットが挙がると、政治家たちは難色を示す。そんな扱いにくい、粗野
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

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アル・カポネが、きちんと悪役として描かれているのが新鮮。少ない出演時間でも、デ・ニーロは印象的。

ギャング映画なので、ドンドン死んでいくのだけれど、それが勿体ないぐらい脇キャラのキャラ立ちが良かった
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ダリダ~あまい囁き~(2016年製作の映画)

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幼少期に、眼鏡姿でいじめられた経験から自らの美しさを信じることができなかったダリダ。ダメ男の品評会のような交際履歴から、「自らを愛さないと他者を愛せない」と気付かされる。

歌が素晴らしく、ミュージカ
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アイルトンセナ 〜音速の彼方へ(2010年製作の映画)

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一つの痛ましい出来事が起こるまでに、いくつもの諍いや理不尽が重なっていたことを丁寧に追うドキュメンタリー。

チーム内の不和、運営の圧力‥。高速で駆け抜けるレースには、常に重荷があった。

K2 初登頂の真実(2012年製作の映画)

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個性豊かな登山家たちが、ドリームチームを組んでいくワクワク感からスタートしていくのに、登山中の諍いや疑惑に巻き込まれていく、先の読めない展開。登頂はするし、爽快感もあるのに、気持ちよくは終わらない不思>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

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この映画と出会えるなら、生きていて良かったと思えるレベルの名作。アニメファンだけでなく、映画ファンや、表現に携わる人、表現を愛する人全ての方々に観てほしい。

協調性を否定するメッセージが、新鮮だし、
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

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音の表現が良い。耳の聞こえなくなる過程がリアルに伝わるだけでなく、孤独が深まる過程まで伝わる。

Mank/マンク(2020年製作の映画)

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『アーティスト』と似たようなアプローチだと感じたけれど、こちらの方がビターで面白い。夢と共に、現実を入れ込まないと、映画が成立しなくなった世の中の変化でもあるのかもしれない。

約10年の映画界の進化
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ベル・エポックでもう一度(2019年製作の映画)

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傑作。夢を持って、人生を見ることができる。スタジオで、自分の人生の輝かしい瞬間を再現して、時を過ごす。

過去に浸ることで、今を諦めるか輝かせるか、過去と人生との向き合い方を考えさせられる。

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

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ここまで違和感なく、見られるミュージカルはなかったかも!この人たちは、生活は大変でも歌と共に楽しく日々を過ごしているんだろうなと、世界に入り込めた。

美容室のシーンとプールのシーンが好きすぎる。
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

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『82年生まれ、キム・ジヨン』よりも更に男とは分かり合えない感が強い作品。女でさえ見過ごしてしまいがちな違和感を、拾い上げ、エンタメに昇華させているのが素晴らしい。

酔った女に手を出す男はノーマルな
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ライトハウス(2019年製作の映画)

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言わずと知れたウィレム・デフォーと最近気になるロバート・パティンソンの組み合わせが秀逸。ほぼこの2人しか出てこない作品、演技が堪能できるなんて映画ファンの心鷲掴みすぎる。

本編も期待通りの出来で、ま
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フィアー・ストリート Part 1: 1994(2021年製作の映画)

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面白いーーーー!!!
青春×ホラーの組み合わせで、甘酸っぱさと切なさと残酷さが込み上げてくる良作。

殺人鬼大集合シーン面白すぎる。

Netflixドラマ『トリンケット』で気になっていたキアナちゃん
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トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

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大味なのが、良い。ちゃちさのまるでない、配信超大作。

クリス・プラットの良さを存分に感じられる。筋肉となさけなさ。良い。