言葉ほど全身で生きていないのもあって、透明になってここに理解や共感をするのはなかなか難しいので、どうしても外側のことを考える。
なぜ映画なのか、と言うところでは2章目ラストのエキセントリックな編集に単>>続きを読む
見る、見られるの非対称性。
見られることで複製される恐怖?
相互にしか存在し得ない恐怖、自分とは輪郭なのか。
外景→の流れで実に自然に視点だと理解できることを改めて不思議に思う。
共感の仕組みみたいな>>続きを読む
冴え渡るミアゴス。
続編であるゆえの皮肉が効いていながら、出し惜しみしない快活な映画だった。
視点が複数ありながら群像劇的でなくて、それでいてコンパクトでうますぎて色んな技術に気づいていない気がする。
近年よく見る家族主義的な帰結ではなく、しかしそれを貶すわけでなく。
同時代を生きる監督であることを演出からヒシヒシと感じる。
設定の不連続性はホラー特有というよりもランティモス的な不条理世界観で、土着ホラーには確かにもってこいだが、それが少し寒々しいのはやっぱりドラマ>>続きを読む
おい笑
岩井俊二のいまいち好きになれないのは、観客の過去を絶妙に愛撫するのが上手いところだ。わかりきった性感帯にばっか頼るな。
これはマッチョイズムでしかないのだけど、こういう類のものを見たときに感傷>>続きを読む
不法移民労働者の取り締まり、残酷すぎ。
資本主義と不健康食の相性が良すぎる。
端的なキャラ付けで分かりやすく共感を誘いつつ、深くは掘らない事で、彼らのことを想像する必要がある。
その想像はそのまま、現実の問題へ目を向ける契機になる。
そういううまさを感じた。
しかし彼らは、彼ら>>続きを読む
真相を語るという仕掛けは良かった。
しかし主人公の共感を呼ぶ孤独と不甲斐なさよ。
ゴールデンスランバーに次ぐなぜか印象に残り続けている日本映画、な、だけありやはり立ち止まらせられる映画だった。
自殺のシーンはいまだによくわからない。
将来の役に立つ、という効率主義の行き着く果てには>>続きを読む
そこまで秀逸とは思わなかった。
冒頭、なぜ急ぐような状況が生まれたのか。「帰ると連絡する」のに。キャラクター説明かと思ったがそうでもないし。
ロードムービーの扱い方がすごい。
ロードムービーというジャンルを停滞感のために使う。
アニャが綺麗すぎる、というか映画全体が、どこか綺麗で、達してる感じがない。
ウジ沸かせて無理やり汚くしようとしているあたり、自覚ある気がする。
ai effectとエンドクレジットに見えたのは見間違え>>続きを読む
保存/輸送技術によって多様化した食事のあり方をブレックファースト、ランチ、ディナーという様式として違ったレイヤーから捉えて描く大傑作。皮肉も感じるけれど、それがうまい、とかいうよりも、単純に世界がすご>>続きを読む