ミヤモトさんの映画レビュー・感想・評価

ミヤモト

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のど自慢(1999年製作の映画)

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あの「NHKのど自慢大会」の映画化と聞いて、舐めてかかっては困る。桐生を舞台にごくごく庶民的な人々が、日常の傍ら「のど自慢」に出場するというごく私的な晴れ舞台を、肯定的に描いている。一般人がテレビに映>>続きを読む

ラスト・ボディガード(2015年製作の映画)

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『ドライヴ』みたい。孤独な男のうちに潜む暴力を的確に撮れてるなと思ったが、女性監督が撮ったのか。驚いた。アリス・ウィンクール覚えておこう。

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

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保守的環境下での主人公の抵抗としてブルーススプリングスティーンの楽曲が持て囃されるのは安易すぎないか?と。単なるムスリム的な家族観に嫌気がさした不良少年のリベラルな話に思えた。でも、政治性を超越したラ>>続きを読む

クラッシュ(1996年製作の映画)

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クローネンバーグの本気。交通事故に性的興奮する異端の人間たちを映画として価値づけしない監督の恐ろしさ。

フラワーズ・オブ・シャンハイ(1998年製作の映画)

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トニーレオンだけでなく映画を見るものまでも陶酔させるアヘンの煙

侯孝賢の最高傑作かも

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

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良い。『桐島〜』よりもパナヒの『オフサイドガールズ 』を思い出す。

デート・ウィズ・ドリュー(2004年製作の映画)

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全編、レンタルショップで安価に借りた安物のビデオカメラで進行し、行き当たりばったりの実録的な語りだが(主人公の人の良さもあってこれはこれで十分に楽しめる)、最後のレストランのシーンだけ二人の会話を切り>>続きを読む

ラブ・レター(1998年製作の映画)

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森崎東の映画を言語化する時の困難は、映像のレベルではなく、シナリオのレベルで既に言語化されてしまっている観念的なものを、もう一度映像レベルで再提示されるからだと誰かが言ってたが、ものすごく納得する。>>続きを読む

私を抱いてそしてキスして(1992年製作の映画)

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『私を抱いてそしてキスして』というメロドラマ感漂うタイトルを飄々と裏切るタイトルバックの異物感。AIDSに感染した南野陽子を通して、誰もが被害者と同時に加害者にもなり得る感染症の恐ろしさと、それに向き>>続きを読む

飛行士の妻(1980年製作の映画)

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初対面の男とする私立探偵ごっこに好奇心を抑えきれないなんとも微笑ましい溌剌な娘、アンヌ・ロール・ムーリーとは一体何者?
この一作しか出演していないようだが素人なのかな、それにしても彼女のあどけない自然
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P2(2007年製作の映画)

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真夜中の地下駐車場は人気がなくて普通に怖い。女が男に手錠をかけられる監禁劇と言えど、だだっ広い地下駐車場で繰り広げられるのはアイディアに富んだアクション。(カーチェイスまであるぞ)
被害者と加害者どち
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痴漢日記 尻を撫でまわしつづけた男(1995年製作の映画)

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スーツ姿の冴えない中年男に尻を触られ、人目を憚らず悶える女、主人公は混み入った車内で生まれて初めて痴漢を目撃する。目の前の誘惑的な「事件」に呆然と立ち尽くすことしかできない。主人公と向かい側で起こる痴>>続きを読む

ガン・ファイター(1961年製作の映画)

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これアルドリッチが好んで撮っていたようにはどうしても思えんな。興味あるのは自分を起訴しようとする保安官と敵対しながらも協力して任務を遂行するカークダグラスの葛藤だけではないか。ロックハドソンが流砂の危>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

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いまいち成田がどんな人物なのか描写が弱い。岸井のこんなに好きなんですという内面描写しかないからいまいちドラマが動かないんだよな。この人は役者(人間)ではなく図式的な関係にしか興味がないのだろうか。好き>>続きを読む

みんなあげちゃう(1985年製作の映画)

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無理やりハメようとする男どもを秘法とか言って神手コキして悶絶させる浅野なつみ。馬鹿馬鹿しいが溌剌としてて可愛らしいので案外見れてしまう。
絶対無理だと思うが浜辺美波主演でリメイクしてほしい。

リンキング・ラブ(2017年製作の映画)

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企画に秋元康やAKB運営が関わっていないのに、なんとういうアイドル賛歌

悪くない

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

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のっとる側の家族を加害者として描く前半は面白いが、徐々にこいつらも韓国のごく普通の人間なんだなと思えてきて、ポンジュノの甘い所に後半からラストにかけてテンションが下がってくる
もっと振り切って『逆噴射
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ゆりかごを揺らす手(1991年製作の映画)

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クッソ面白い。
レベッカデーモイがさっさと復讐すれば済むのだが、家族が最大限苦しむようネチネチ精神的に攻める。変態すぎ。

マーウェン(2018年製作の映画)

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『レディ・プレイヤー1』へのゼメキスなりの返答。コリポレ無視して、活劇してる。良い。
人形パートの方が力が入っていてそれなりに楽しめたが、何だかんだ最後のスシのくだりでやっぱり実写だなとなる。

女子大寮VS看護婦学園寮(1984年製作の映画)

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めっちゃくちゃ好き。

普通のセックスを5回撮るより、良いセックスを1回でも撮った方が良い映画。

NARC ナーク(2002年製作の映画)

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凄い
凍てつく雪の景色とどん詰まりの男たちの物語からリトルオデッサを思い出す
スタイルは違うが見終わった後の絶望感は似てると思う
それにしてもレイリオッタがオーソンウェルズに激似

ワイルドキャッツ(1985年製作の映画)

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ロンゲストヤードとの違いについて考える。
ゴールディホーンのアメフトへの執着(アメリカ人はアメフト大好き!)は面白いが、アメフトを撮っているようで撮ってない。選手がボールを持って全力疾走するという単純
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ザ・ファン(1996年製作の映画)

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死ぬほど面白い
溺れかけたスナイプスの息子を救助し飄々と豪邸に侵入するデニーロ、衣装室でスナイプスのユニフォームを嬉しそうに身に纏うのだが、あの感覚は推しに限りなく密着したいというファン心理を容赦なく
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アラジン(2019年製作の映画)

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国務長官が一番気合いが入っていた為、感情移入してしまった
主役の二人は正直どうでもいい

木枯し紋次郎 関わりござんせん(1972年製作の映画)

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錦之助も良いが文太も良い、錦之助がやるとメロドラマになっちゃうんだけど、文太がやるとハードボイルドな西部劇になる
まあ、木枯らしだから全体的にドライ
それにしてもどうやったら咥えた楊枝を目ん玉に突き刺
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永遠の戦場(1936年製作の映画)

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描かれる状況は雲高ゼロと同じで死が真近にある中、己をかけて突撃するか否か。
マーチとバクスターの関係は上司と部下でもなく恋敵でもなく、ホークスらしいホモソーシャルな関係。
終始纏わりつく戦場の絶望感が
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キャバレー日記(1982年製作の映画)

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「どうせ忘れちゃうんだろ」「忘れられないようにして」

脚本:荒井晴彦

ドリーマーズ(2003年製作の映画)

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恥ずかしい。
吹っ切れてないと撮れない映画。
不思議とノスタルジーは感じない。

果てしなき蒼空(1952年製作の映画)

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相変わらず殴り合ったら仲良くなるな。
川下りのスペクタクルも勿論素晴らしいが、オープニングの出会い→酒場→牢屋の描写がいかにもホークスで頬が緩んでしまう。最高。