きのしたたかとしさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

マンホールを糸で閉じる、
主観映像でのスウィング、
糸で車を吊る…という冒頭の
過去作への愛を堪能しつつ
それだけじゃねえぜ!って
感じで畳みかけるサプライズに
うひょーい!ってなりまくりました!
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家をめぐる3つの物語(2022年製作の映画)

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暗闇の中で泣く男、佇む男、笑う男。
ウニャウニャ動く
虫たちの奇妙なミュージカル、
沈みゆく家に住む住民の個性的な部屋…
魅力的なビジュアルがいっぱい出てきて
ホラーとしても、コメディとしても
心暖ま
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

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科学的根拠を一切無視し、
己の私利私欲のために政策を進める政府。
何か起きるとすぐにネットでミーム化し、
まともな人や世界を上から嘲笑う世間。
ここ数年の現実世界で感じ続けたイライラを
ギュッと濃縮し
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黒猫・白猫(1998年製作の映画)

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ジャケット見て、「なんじゃこれ…」
って気になって観た映画。
ジプシーの軽快な音楽にのせて
主人公たちが階段から転げ落ちたり、
溝にはまったり、水に落ちたり…
とにかくどんくさいのになぜか
カメラワー
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せかいのおわり(2004年製作の映画)

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胸が締め付けられるけど
無性に愛おしくて大好きな映画でした。
いつか来るせかいのおわりも
こんな風に青空が広がっていると
いいなって思います。

「僕が地球で最後の女の子になっても
彼女とはうまくはい
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街の上で(2019年製作の映画)

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めちゃくちゃ良かった…
小さな街の中で人がすれ違い、出会い、
会話が生まれたり、
「あ、この人どこかで…」
ってなったりする日常を見ていると
こんな日常が今もどこかで続いていると
いいなぁ…とか、あの
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ハロウィン(1978年製作の映画)

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元祖スラッシャー映画をようやく!!
誰かに見つめられているように
感じる引きの画、
音階が不気味に下がっていく
テーマ曲の不穏さ、
暗闇の中にうっすら白く
映るマイケルの顔…
どれもが惚れ惚れするくら
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

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自分が持つ有害な男性性が女性の目から
どんな風に映り、傷を残してしまうのかを
2人の主人公の視点から追体験することで
心が痛くなったけど、痛くなるだけで
終わらせたくない…って
ずっともやもや考えてる
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ミックステープ 伝えられずにいたこと(2021年製作の映画)

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もう、何から何まで最ッ高の映画!!!!
友達や大事な人から教えてもらった曲や
その人が作ったプレイリストを聴いて、
部屋で飛び跳ねたり、口ずさんだり…
あの、目の前が開けていくような
最高の瞬間が蘇っ
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

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友達激推しの一作観てきました!
いやー、いいですね!
友達と会話してるかのような
ゆるーい会話や
何気ない日常の中に
殺し屋の変わった日常が
スパイスとして入る
この不思議な感じがクセになる!
(気だ
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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

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ある遊園地の中で一人の老人が
周りの人間から無視され、虐げられ、
暴力を振るわれる様だけを描く53分。
映画の最後で唯一優しくしてくれた
少女からも見捨てられた時の
老人の泣き声がずっと残る…
自分の
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静かなる叫び(2009年製作の映画)

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「妊娠して辞められると困るから」
という面接官のセリフに、
フェミニストに人生を
めちゃくちゃにされたと
ただひたすら女性だけを
狙い撃ちする犯人…と
男尊女卑が普通の感覚になっている
この世界(社会
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

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いろんなものに中指立てて生きてるけど
周りがみんな大人になって
世界に馴染んでく中、取り残されていく
主人公の孤独感がビシビシ刺さる…
(ある登場人物の「人付き合いが苦手だから
物で誤魔化してる」って
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コンジアム(2018年製作の映画)

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人生で一番怖い映画が更新されてしまった…
ドローン、定点カメラ、アクションカメラ…
最新機材を駆使して
あの手この手で安全圏で見てるこっち側を
コンジアムへと引き込む演出が見事!
POV映画もここまで
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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ハンスジマーの壮大な劇伴に、
砂漠、軍隊、宇宙船を
映す絵画のような遠景のカット、
キメキメの戦闘シーンに、
サンドワーム(砂虫)の神々しさ…
(あと、ジェイソン・モモア!)
なんといってもやっぱり
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サンシャイン・クリーニング(2008年製作の映画)

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やや早足感があった気もするけど、
あ、ここ忘れたくないな…ってなる
いいシーンもいっぱいあったので良かった。喪失に優しく寄り添う作品は
やっぱり好きです。

ノー・ウェイ・アウト(2021年製作の映画)

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点滅する電灯、見えない曲がり角、 
すりガラス、排水溝から聞こえる声…
身近にあるものを使った
恐怖演出がうまい!
今回も儀式物のホラーで
「ザ ・リチュアル」みたいに
また、とんでもないものが見れま
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

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主人公が生きる世界を
擬似体験させてくれる
音響設計が本当に見事。
たとえ聴覚を失ったとしても
手話で、文字で、音を出し合う振動で…
様々な方法で通じ合えることもできるし
居場所を作ることだってできる
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

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映画でも漫画でもすぐに
いわゆる日陰もののキャラクター
を好きになってしまう自分には
ぶっ刺さりまくる映画やった…!!
敵キャラが追いかけてくる時
「APEX PREDATORだぞ!」って
言ってるの
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アンダーウォーター(2020年製作の映画)

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水圧で海底基地が軋む音、アラームの音、
そして低く響く「何か」の声…
ジワジワ観てるこっち側を
追い詰めてくる音の使い方が見事!!
暗闇の中にポッと「何か」が
映った時のゾワゾワ感がたまらない
最高の
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