ネットさんの映画レビュー・感想・評価 - 45ページ目

海街diary(2015年製作の映画)

4.0

なぜこの映画が好きなのか、あまり理解できていない。成瀬の映画を見終わった時の感覚に近い。

菊次郎の夏(1999年製作の映画)

3.0

フリ、ギャグ、ツッコミの感じが今までのたけし映画と全然違う。切れ味は悪いが、海の美しさは一級品!

パーソナル・ショッパー(2016年製作の映画)

3.7

ギャグすれすれのホラー演出もあったけど、ちゃんと怖く見えたの上手い。夜の屋敷での光と煙が好き。
クリステン・スチュワートの演技も好き。久々に俳優の演技に見入った。

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

5.0

マジメ風な話で観客を引っ張って、最後はザックのやりたいアクションの詰め合わせでゴリ押しという、どう見てもアンバランスな映画。しかし、この奇怪なバランスは気にならないし、ワンダーウーマンがかっこよかった>>続きを読む

巨人と玩具(1958年製作の映画)

5.0

大傑作。
社畜版「トレーニングデイ」in日本。アホみたいなハイテンションに、劇っぽい演出もあるコメディなのに、内容は邪悪な師弟モノというとんでもなく意地悪な映画。
ラスボスが待ち受ける部屋の照明の禍々
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

5.0

自分が「スターウォーズ」が好きだったことを思い出させてくれた映画。それだけでこの映画は価値がある。
ギャレスの貢献度とか、話がつまらないとか(個人的には普通に面白いと思った)、ノスタルジーまみれとか、
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赤い靴(1948年製作の映画)

5.0

バレエシーンが凄すぎて、言葉が出ない。あそこだけ何回も見ていたい。
バレエシーンに限らず、凝りに凝ったカメラワークの数々は見ていて幸せ。手紙の内容をセリフ無しの映像だけで表現するシーンも上品。

CURE キュア(1997年製作の映画)

5.0

大傑作。永遠の人生ベスト。
これ以降の黒沢清作品もちょくちょく追ってるけど、申し訳ないけどこれには到底及ばないんじゃないか。
極限まで研ぎ澄まされた冷徹な視線、ギャグに逃げないホラー演出、敵の圧倒的な
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ある殺し屋(1967年製作の映画)

4.3

「レザボアドッグズ」みたい。
ラストの市川雷蔵のアクションがフツーにかっこいい。

イリュージョニスト(2010年製作の映画)

3.6

いつものタチの映画を期待して見たが、思ったより感傷的だった。いつもはギャグで済ましたであろう箇所も、情感を含んだ繊細な表現になる。
タチの作品に出てきた名キャラも出るので、タチ作品を一通り見ていてよか
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ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)

3.5

話がこぢんまりしてて、人の多さが特徴のタチにしてはちょっと物足りない気もする。
でも、ラストはやっぱりほのぼのしちゃう。

誰も知らない(2004年製作の映画)

3.4

実際にあった事件を元にしてるらしい。
せめて映画では救ってやろうという意志もないし、観客を絶望の淵に突き落とすでもなし。ただ彼らの悲惨な生活を映してゆく。ドキュメンタリーでは出来ないから映画にしたんだ
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フランケンシュタイン(1931年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

死んだ娘を抱えて歩くお父さん、風車内で回転する歯車(?)を挟んで対峙する博士と怪物のシーンが妙にエモい。
自分の見たバージョンでは、娘が湖に落とされるシーンがカットされてた。そこはカットしちゃダメだろ
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.6

やっぱりかっこいい!揺れる電球、闇の奥から投げられるボール、置き忘れられた懐中電灯…
襲撃シーンはモロに「GONIN」で興奮する。リトルプレスリーのような息抜きキャラを入れるのは、「恐怖分子」あたりか
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マネーボール(2011年製作の映画)

5.0

ドロドロな人間関係が大好きなベネットミラーが、熱血な話をすることに違和感はあった。でも最終的には、固執する人の哀れな姿に話を持っていくあたり、やっぱりベネットミラーにぴったりな題材なんだなあ。
最後の
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デッドゾーン(1983年製作の映画)

3.6

エピソードを羅列したような感じがあんまり好きじゃないけど、フツーに面白かった。

失われた解剖模型のリハーサル(1987年製作の映画)

4.0

「ストリートオブクロコダイル」っていう短編集の最後の作品。これが一番好き。説明不能なかっこよさがあった

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.0

終盤のダイナーのシーンが、ロマンチックで息苦しい。

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

ラスト、少女が帽子を上げると実はラムで「責任とってね」と言われてからの落下シーンに、なぜか泣く。こういう、ヤバい状況からの唐突な優しさにはかなり弱い。

窓ガラスを割って人が飛んでいくところで、人が水
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.0

スゴイのは分かる。日本のアニメーション映画界に、とんでもない化け物がやって来たのは理解できる。ただなぜだろう、心のどこにも響かなかったのが不思議でしょうがない。「オラオラどうだ!ポップだろ?」と言われ>>続きを読む

アントキノイノチ(2011年製作の映画)

2.0

言いたくないけど、いわゆる邦画のダメなところが詰まった感じ。やたらと叫ぶ岡田将生にイライラする。

マイマイ新子と千年の魔法(2009年製作の映画)

4.0

千年前も千年後も、川の水は流れ続けるし子供たちは遊び続ける生き物だ。しかし、川の流れを止める=子供のままでいつづけるのは自然の摂理に反する。いつか自分も大人になることを知って、子供たちはまた明日からも>>続きを読む

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

4.5

前作には熱狂しないが、これは良い!
前作で反抗のフレーズだった「Choose life」が、20年を経て過去の悔恨の吐露に変化するシーンは鳥肌モノ。名作の何十年越しの続編が次々と作られる中、ノスタルジ
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イノセンス(2004年製作の映画)

4.2

押井守の「イノセンス創作ノート」を読んでから見たけど、そこら辺の話はよく分かんない。
あんまり覚えてないけど面白かった記憶はある。

黒い下着の女 雷魚(1997年製作の映画)

3.5

ラブホでの殺人をガラス越しに捉えたショットが超かっこよかった。火をつけた死体を舟に乗せて川に流すショットは、撮り方がちょっと下からすぎる気もしたけど、まあいいや

ダークマン(1990年製作の映画)

4.5

バカみたいな傑作。脇役も個性的で生き生きしてる。ラストも良い。群衆と個人。
これを見て「スパイダーマン」をサムライミに撮らせよう決めたプロデューサーは偉い!

LOFT ロフト(2005年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

日本版「めまい」
ラストのゾクゾク高まる高揚感と、倒錯したロマンと、オチのスベった漫才感も、全て再現していて流石だと思った。
「動けるなら最初からそうしろよ!」は名セリフ。

ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

4.0

やっぱりカラックスはよく分かんない。でも、花火のシーンはやっぱり好きなんだなあ。

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

4.2

性欲と恐怖が対局に置かれている設定の時点で、ほぼほぼ勝ってる思う。
ただ、無言で歩いてくる一般人というルックスが怖くて面白いのに、「ソレ」がギャーッと叫んでくる場面があってちょっと幻滅。

アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.6

まあ面白いけど…
双子姉妹に会おうとする大学生のエピソードが、大学生の演技がクサいし、話もあまりにもヤバすぎて、というかそもそも監督自身、その話をゲスいものだという意識があまり無さそうな気がするので、
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ストリート・オブ・クロコダイル(1986年製作の映画)

3.8

変態人形アニメーション。マークロマネクが撮ったNINの「Closer」のMVへの影響大かと思われる。

Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

5.0

明確なストーリー、低体温な撮影、人の温もり、バイオレンス、ギャグ…大衆性と北野武らしさがうまくハマってると思う。完璧じゃない?

(1974年製作の映画)

5.0

割と寝ちゃったし内容もあまりよく覚えてないけど、ウルトラかっこよかったことだけはハッキリと覚えてる。
タイトル後のシーン、男と女の別れ際に吹く風にシビれた。あの風、吹くの分かってたのか?偶然だとしたら
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

中盤の川口春奈尋問シーンは、「CURE」の尋問シーンに匹敵するかっこよさと緊張感。
ラストの藤野涼子の「行こうマックス!」にスカッとする。