あさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

リバティ・バランスを射った男(1962年製作の映画)

4.3

無法の西部に秩序をもたらした法律家と影の英雄。ステーキを拾う拾わないみたいな些細なプライドの誇示で決闘が始まる西部劇にツッコミを入れたり、暴力に対抗するために暴力を用いた主人公に明確な批判があったりジ>>続きを読む

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.5

結局みんな自分を正当化しようとする。
ルッキズム、資本主義、階級社会、様々な社会問題をブラックなユーモアで表現しているけど、そこにとどまらず人間の本質的な部分を皮肉っている感じが好きでした。
ラスト数
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ボディ・スナッチャー/恐怖の街(1956年製作の映画)

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『ゼイリブ』や『散歩する侵略者』の元ネタだったりするのだろうか
寝ると魂や心を奪われて見た目はそのまま個性を失ってしまうという宇宙人のやんわりとした侵略に立ち向かう話。SFアクションなのに固有名詞とか
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第十一号監房の暴動(1954年製作の映画)

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ダンの訴えは正しいのかもしれないけど、その手段に暴力を用いた結果がラストの展開なのかな。ダイナマイトの仕掛けられた壁に看守たちが縛り付けられるシーン、正面からドリーで引いていくシンプルなカットが忘れら>>続きを読む

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

4.8

面白い!!
リアリズムにこだわったヴァイキングの描き方と魔術や神話といったファンタジー要素が絶妙な塩梅で交わって重厚な世界観を作り上げてる。
何より、重くて血生臭い戦闘シーンが最高。一つのカメラで撮影
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.3

岸井ゆきのさんの表情が超良いです。鏡の前でフォームをするシーンは特に最高でした。
他に印象的だったのは電車や車が行き交い狭い路地に生活感が溢れている下町の雰囲気を上手に切り取っているところ。電車が映り
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蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

5.0

全てが終わった後に続くただひたすらの虚無
左右を往復する大杉漣の車、追いかけっこロングショット、唐突の幽霊、砂利から滑り落ちる死体
面白いシーンも多い

旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

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言葉の通じない異国の文化に触れ自分の中の芯が揺さぶられ不安になる怖さ。

ハッピーアワー(2015年製作の映画)

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人と人がコミニュケーションを通して、崩れまた新しく構築される瞬間を観れることの贅沢さ。