スズキリョウマさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

スズキリョウマ

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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.4

もうとにかくチャーミング!
少し奇妙で普遍的な愛の話。

どのキャラクターにも
しっかり血が通っていて、
さりげない行動やセリフが
いちいち胸を打つ。

靴紐一本でここまで
泣かされたのは初めてです。
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.8

主人公のジャックをはじめキャラクターが一々愛らしくて、どこまでもフィールグッドなストーリーもまるでディズニー映画を観ているような毒っけの無さ。

ビートルズがいない世界のifストーリーや、
ひとりビー
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.9

まさに音を浴びる映画。
なんせ原作は上下巻600ページ越えの大作、登場人物のバックボーンを描ききるのは無理だろうと、彼らの喜怒哀楽全てを音に乗せて描いている。

天才達の異次元の演奏をドキュメンタリー
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.8

ちょっとこの映画の凄まじさを説明できる言葉を持ってないです。

ベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリー​(2019年製作の映画)

3.3

我欲に塗れた人間は死に純粋に絵と向き合う人間が生き残るというシンプルな勧善懲悪モノでベタベタに手垢の付いたような脚本。
なので余計に大事になってくる殺しの演出も、どうなのかというぐらいチープで迫力不足
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

4.2

爆発的なエンジン音、激しい揺れ、回転
その中で今にも壊れそうな窮屈な宇宙船のパーツや宇宙飛行士の目線にダイナミックにフォーカスしたインパクトのある画はこの監督の真骨頂。
パンフレットの“もう1人の乗組
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舟を編む(2013年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ヒューマンドラマにしたいのか、お仕事ムービーにしたいのか、不器用な恋愛を描きたいのか。
そのどれも逃さないようにと駆け足で描いた結果、2時間の尺ではどれも中途半端になってしまった気がする。

シーンを
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バクマン。(2015年製作の映画)

4.0

ソーシャルネットワーク的に小気味よく進むスピーディな展開や魅力的に仕上がった各キャラクターに好感。
職業トリビアが垣間見えるのも面白い。
地味になりそうな漫画の作画シーンも
VFXや音で魅せたのは流石
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銀魂(2017年製作の映画)

3.4

正直実写化かなり頑張った!と思うだけに、原作やアニメのパワーを思い知った。

何がってアクションと顔芸は頑張っていたけど、やっぱりこの原作のキモであるギャグは実写じゃ無理がある!!演技力とかそういう問
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.5

ただ1つ残念なのは、もう二度とこの映画を初めて観ることが出来ない事だ。

万引き家族(2018年製作の映画)

4.4

賞を獲ったからどうとか
変な注目を浴びて欲しくない一本。

家族とは何か、
親とは何か、
正しさとは何か、
生きるとは何か、

そんな普遍的な問いかけを
ミニマルだけど生命力豊か
かつドキュメンタリッ
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.2

大まかな物語自体はシンプルだけど、
脚本、編集、演技が文句のつけようが無いほど素晴らしい。
主人公の降りかかる悲劇をドラマチックではなくあくまで静かに淡々と描いており、
画面で何を語るか語らないかをし
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.2

エンドクレジットの音楽がまた良い、2人のその後を想像してちょっと泣いた。

また追記します。

ダウンサイズ(2017年製作の映画)

3.8

今の生活を抜け出してより良い暮らしを手に入れようと“小ぢんまり”とした、しかし個人にとっては切実な問題を解決するために小さくなることを選択する人々だったが、
選民思想、環境問題などへどんどん話は“大き
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.4

エンタテイメントに振り切ったミュージカル、ダンスも音楽も本当に最高で特に酒場でバーナムがフィリップを口説くthe other side(マスターの動きがまた良い)や虐げられた者たちの歌うthis is>>続きを読む

22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.6

まずオープニングの映像が
めっちゃカッコいいのでおおっとなる。
藤原竜也が登場するシーンがこの映画の白眉。
だがストーリーが進むにつれ、展開が読めてしまう程に演技、演出が少し過剰だった気がする。

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.9

意外だったのは何だか実験的で大胆な
そして不条理かつ思わせぶりなシーンやルックが散見されたこと。
(88年生まれの僕にはそう見えた)
いったい何だこれは?と思いながら観ていたけど少し切なくも優しいヒュ
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