gucciさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.4

夢枕獏原作、大好きな漫画家谷口ジローさん作画の漫画のアニメ化。フランス作品。ジローさんはフランスで人気だから何の不思議もないが、作画があまり原作に似てないのは内容が気に入られてのアニメ化なのか?とまれ>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.5

世代によっては近未来SFデストピアに感じる内容。僕なんかも遠からず、寒気がした。
まさしく、現代版姥捨山。日本に昔から存在する犠牲の精神なのか?果たして若者は同調するのだろうか?僕は子供の頃から倍賞千
>>続きを読む

ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.6

レストランものは大概観る。ドキュメンタリーが多いが本作はドラマ。ワンカットという技を用いたライブ感覚のドラマで、出演者が各人の物語が凝縮されていた。中心はオーナーシェフだが、スーシェフ、共同経営者の娘>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.3

所々笑えるシーンもあるし、過去キャラやギャラクシーの連中も出るし、ソーぽい内容なんだけど、退屈なシーンも有ったのも事実で度々眠くなった。ただ、敵役のクリスチャン・ベイルは良かったなぁ。内容はタイトルの>>続きを読む

恋愛の抜けたロマンス(2021年製作の映画)

3.3

本作の主人公の1人、彼役のソン・ソック、不思議な魅力の爽やかに感じる顔。そして、同じ方向性の顔の彼女役のチョン・ジョンソ中々思い切った役を好演。恋愛にまで至らない割り切りの関係からの落とし穴とか韓国映>>続きを読む

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.7

1995年、Andy少年が買ってもらったバズ・ライトイヤーのフィギュア、その元ネタになる95年に公開されたであろうアニメーション映画が27年の時を経て制作され、公開。バズの設定は劇中で語られてたし、劇>>続きを読む

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

3.5

どうやら、実話に基づいているらしいソマリア内戦に巻き込まれた韓国大使館員と北朝鮮の大使館員の脱出劇。壮大なスケールで見応えがあった。ラストシーンもそうだけど、銃撃戦とか予算がかなりかかっているように感>>続きを読む

ELVIS エルヴィス(2005年製作の映画)

3.6

伝記映画は雰囲気が命だと思うが、本作、かなりエルヴィスぽかった。メイクでそれなりになるんだろうけど、本人のその気感なのかかなり寄って感じた。ただ、演者の西端な顔つきが、おっさん顔のエルヴィス本人に比べ>>続きを読む

三姉妹(2020年製作の映画)

3.7

予告編から何かが有って久しぶりに三姉妹揃うのかと思ったらわりかし近くに三人とも居て、三人それぞれの日常を描く、ある種の群像劇。長女はシングルマザーでパンクで小太りの娘を育て、癌を患い、すぐ謝る体質。次>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.4

ソン・ガンホ、カン・ドンウォンだけで観るのが決定、更にソンさんがカンヌで賞を獲得したとのニュースにどんな演技なのか?と期待が高まる。是枝監督作品はあまり得意じゃないけど、日本人監督が韓国で作品を作り韓>>続きを読む

ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.0

80年代、90年代に多かった印象の古代文明を探る冒険モノ。つい観てしまう。サンドラ・ブロック作品にゲスト出演?かブラピも出てるので、それなりの作品だろう、と思った通り、笑えるシーンもそこそこあり、それ>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.7

話題沸騰につき、慌てて1をアマプラで鑑賞し続編の本作を鑑賞。なるほど、これは迫力が凄い。若きトムクルーズからシブいトムクルーズ。カッコイイなぁ。空中戦も凄い。そしてストーリー。泣けるシーンも織り交ぜな>>続きを読む

わたし達はおとな(2022年製作の映画)

3.6

音が不愉快に感じるのは演出なのか?特に大学の友達同士での旅行のシーンの女の子同時喋りは不愉快極まりなかった。もし技術的な問題なら勿体ない。さて、本編、理想的なやりたい事を盾に何からも逃げるヒモ気質でプ>>続きを読む

峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)

3.3

貴重な時代劇が公開。優先順位を上げて早々に鑑賞。2年くらい前から予告編が流れていた作品。冒頭の慶喜公が東出。あれ?もしかしてこれが作品が遅れた理由の一つ?コロナだけじゃなく?と疑ってしまった。でも背が>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

3.3

トップガン。公開から36年。一度たりとも見たこと無く、新作もスルーしようかと思っていたが、友達から熱く語られ、アマプラで1を鑑賞。なるほど、これは確かに飛行機好きにはたまらない作品だと思った。若きトム>>続きを読む

はい、泳げません(2022年製作の映画)

3.2

水が怖いという理屈が本編に大きく関わるのは分かるし、そうなんだろうけど、お風呂の湯船に顔をつけるのも怖いのもギリ分かるものの浸かるのが平気なのはサイズの問題なのか?あと、顔を洗う様に手に水をすくって顔>>続きを読む

クラウディ・マウンテン(2021年製作の映画)

3.0

凄いお金がかかってそうな中華ティザスタームービー。主演、イケメン、でも水が怖い。ヒロイン、美人というより可愛らしい感じ。舞台は山奥の高速鉄道の現場。初っ端から問題発生で怒涛の展開。このあたり惜しげもな>>続きを読む

ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.7

どうしょうもない胸糞悪さをもたらしてくれる作品。そもそもメキシコという国の印象がこの作品で起きた出来事が実話と聞いても驚かないので救いなど考えられないのだが、民衆の中に残る善意までもが踏み躙られるとは>>続きを読む

ワン・セカンド 永遠の24フレーム(2020年製作の映画)

3.7

もっと泣けて仕方ない作品なのかと勘違いしていたが、不幸が当たり前の時代の共助とも言えない単なる偶然が生み出すほっこり感が良かった。しかし、主人公の俳優、メイクとはいえ、なんて昔風の顔なんだろう。服装感>>続きを読む

大河への道(2022年製作の映画)

3.2

てっきり中井貴一扮する脚本家が中々書けず悩むドラマかと思ったら違った。だってポスターのセンターにスーツ着た中井貴一が居るからまさか役所の主任なんて思わないよ。大体、中井貴一、還暦だよ!役職定年でしょ。>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.8

ようやく白石監督新作を鑑賞。楽しみにしていた本作、予告編から感じるエグさ、後ろの父娘、前のカップル、見る作品間違えたんじゃないかな?挙句、後ろから聞こえてくるイビキ、、、、さて、本編、韓国や台湾作品並>>続きを読む

クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち(2015年製作の映画)

3.0

エンドロールを見てたら2015年との記載。作品が少ないから引っ張りだしたのか?大分前の作品。アナログ特撮とCGの分岐点の折のせめぎ合いとか面白かったけど、日本ではマニアしか知らない知る人ぞ知る彼らが代>>続きを読む

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.6

土曜日夕方17時からの帯アニメ2本、それぞれ新人監督吉岡里帆扮する斎藤監督と中村倫也扮する復帰した天才、王子監督の視聴率バトルを核に描く物語。予告編から楽しみに待っていたが、文句なく面白かった。細かい>>続きを読む

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.1

なんだか予告編が全ての様に感じ敬遠していたが、周りで評判が良いのでついに鑑賞。確かに引き込まれるシーンも幾つかあるし、ママの狂気も目か離せない。だがしかし、あの卵の中身の理屈がイマイチわからない。呪い>>続きを読む

マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.2

舞台がニューヨーク、怖い女性上司、作家志望の若い女性主人公、うーむ、映画ファンでなくても、思い浮かぶあの作品。まぁ、似たような事が世の中あるんでしょうね。原作が実話に基づいてるみたいだから。ただ、あっ>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.6

冒頭のまとめ方、テンションが上がる。庵野秀明氏が企画、総監修、樋口真嗣氏が監督を務めただけに元々の成田亮氏デザインのカラータイマー無し、着ぐるみではない故のチャック無し、技術向上や子供向けの制限を排除>>続きを読む

バニシング:未解決事件(2022年製作の映画)

3.4

韓国お得意の臓器売買系映画。フランス・韓国合作でボンドガールのオルガ・キュリレンコが共演。監督がフランス人だけに胸糞ポイントもそこそこ。韓国側主人公ユ・ヨンソク演じる刑事が流暢な英語を披露するものの、>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.2

ここ最近の映画の中ではかなり期待していて気合を入れて見に行くも、嘲笑われるかの様にホラーテイスト。サム・ライミ監督、元々ホラーの人だし、そりゃそうだな、と納得。しかし、こんがらがったこのシリーズの続編>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.6

確かにモノクロームは映像は綺麗なんだけど、アメリカ各地カラーで見たかった気もする。さて、本作、自分にとって劇中のホワキンの気持ちがリンクするという稀な作品だった。先日、父の逝去から永らく会ってなかった>>続きを読む

ツユクサ(2022年製作の映画)

3.4

ひたすら淡々としたなんて事ない日常を描くヒューマンドラマ。一つ一つのシーンに何か意味がありそうで無かったり。転校生以来、小林聡美の映画は基本観る事にしているが、劇中、年齢を示唆するシーンを見て、え?サ>>続きを読む

ZAPPA(2020年製作の映画)

3.5

見終わって感じたのはZappaのこと何も知らなかったんだな、ということ。ひたすら長い曲や変わった歌詞とかヒゲモジャとか上辺しか知らなかった。大変興味深い内容だったしオーケストラのくだりは素晴らしかった>>続きを読む

手紙と線路と小さな奇跡(2021年製作の映画)

3.7

泣けるシーンが多すぎる。畳み掛け過ぎじゃないかなぁ、、、徹底的に泣かせにかかる作品だった。前半は状況説明やら淡い恋愛のほのぼの展開、が、しかし、後半畳み掛けてくる。もうずっと涙ぐんでた。影の薄いお父さ>>続きを読む

親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)

3.7

この時期、ロシア映画が観れるとは有難い。更に文化や作品にも影響が有りそうな混乱期の今、この内容、凄い。幾ら62年の実際の出来事とはいえ、当時、無かった事にしようとした中央政府ならびに地方政府、KGBの>>続きを読む

パリ13区(2021年製作の映画)

3.2

情報無しに見たら途中チンプンカンプンで、群像劇でもなく、黒人カミーユを中心とした恋愛劇と考え納得が出来た。初っ端から裸、セックスの18禁。ポスターやタイトルから13区という場所がヤバいとこなのかと思っ>>続きを読む

夜叉 容赦なき工作戦(2022年製作の映画)

3.0

中国を舞台に東アジアのスパイがしのぎを削るアクション作。主演ソル・ギョング=殺人者の記憶法の印象が強いがシルミドにも出てたなぁ、イカゲーム出演でメジャーな感じのパク・ヘスが正義感が強い融通の効かない検>>続きを読む

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.4

フランス映画らしい綺麗なビジュアルで裸が盛りだくさん。サクサク進む中で殺人衝動の理由もはっきりせず、突然、人間違いされ、他人になりすまして過ごし、更に主人公を襲う謎の展開、、中々脳が追いつかない内容に>>続きを読む