gucciさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

怪物(2023年製作の映画)

3.7

タイトルから、えらく酷いヤツが登場するのでは?とつい考えてしまう。または全員が酷いのかもしれない、とか。予告編によると、学校にクレームを入れるさくら扮するシングルマザーとボンヤリした雰囲気の瑛太扮する>>続きを読む

波紋(2023年製作の映画)

3.5

水関連は霊感商法が多い印象だが、霊感商法の宗教とも紙一重だからあながち間違ってないのかもしれない。さて、本作、2011年の地震をきっかけに崩れたある家庭を描くどこにでも有りそうな物語。だが、中々扱わな>>続きを読む

それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

3.4

予告編だと、仕事や子育て、お父さんの介護などで疲弊したシングルマザーが最早限界で自然と涙が出てくるとこへ、友達と再会付き合う、みたいなイメージに感じたけど、それは正しいんだけど、更に試練が付くというと>>続きを読む

THE KILLER/暗殺者(2022年製作の映画)

3.4

邦題、酷くないすか?予告編観てなかったら観てなかったかも。内容的にはアジョシなんだけど、ジョン・ウィック感も強く、イコライザー的でもあり、まぁ要するに色々入っているんだけど、アジョシに関しては劇中でセ>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.5

岸部露伴のTVシリーズは録画して少し見ただけ。原作は読了済み。ただ、荒木先生は好きだが露伴はそんなに好きな訳でもなく、時間合わせで観たら、ビックリ、面白かった。よく考えたら、先生は魔少年ビーティーの頃>>続きを読む

THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.7

前作公開から4年。かなり待った。若い子が主演だからスパンが長いと見た目が、、、、まぁ、制作上の事情だから仕方ないけど、今回、壮大なサーガの一端を見せてくれつつ、まぁまぁ、スローペースで、不思議な位、飽>>続きを読む

最後まで行く(2023年製作の映画)

3.3

韓国映画のリメイク。トリックも仕掛けも完成した脚本を元に作っているのかは韓国版を見直さないとわからないけど、全く強くないボロボロの岡田准一とターミネーターみたいな綾野剛の地を這うようなバトルが中々楽し>>続きを読む

MEMORY メモリー(2022年製作の映画)

3.3

リーアム兄さんの新作。前回観た作品がちょっとアレだったんでハードル下げて挑んだけど、そんなに悪くなかった。今回の兄さんのハンデはアルツハイマー。ハンデが無いと、全員倒してすぐ終わっちゃうから仕方なし。>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.7

冒頭、スタッフロールが流れる様は昔の邦画の様だなと、ぼんやり考えながら字幕の出ない歌を聴く。最後まで観て意図が分かったけど、最初は不明。世界の最高峰に立つということは精神的にも肉体的にも常に神経がむき>>続きを読む

不思議の国の数学者(2022年製作の映画)

3.5

シネマートのシアター2、久しぶり。椅子が新しくなってからどこに座っても頭がスクリーンにかからない。余程座高が高いか姿勢が正しい人は分からないけど。さて、本作、チェ兄貴久しぶりの映画。高校生が主演の様な>>続きを読む

AKA(2023年製作の映画)

3.4

フランス製アクションノワール。アゴ割れ野獣系のフランス人ぽい顔の主人公。強い。とてつもなく強い。潜入捜査。仲間になったふりで酒を付き合い、顔色一つ変えずボトルを空けて、トイレで吐く。プロぽいシーン。出>>続きを読む

聖闘士星矢 The Beginning(2023年製作の映画)

1.0

0点。噂どおり退屈だった。場内スカスカ。一から描くから修行が長く我々を眠りの世界に誘い、勿体ぶって星矢のコスモを爆発させないから終わり間際までクロスアップせず、やっと身に纏ったと思ったらカッコ悪いデザ>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.8

久々に見応えがあるMCU作品だった。面白かった一作目に比べVOL.2はあまりハマらず、今回も懐疑的にみていたが、そんな邪神は吹っ飛ぶ程、面白かったし、グッときた。展開のスピード感とロケットの成り立ちを>>続きを読む

世界の終わりから(2023年製作の映画)

3.4

なるほどタイトルの意味は最後まで観て初めてわかるという。やっと観れた。先輩オススメの紀里谷監督最新作で最後の作品。諸所不満(いじめっ子に対する警護の対応とか)や主人公の女優さんが、ずっとアップでグズグ>>続きを読む

若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

3.5

ウォン・カーウァイ作品。初見。ありし日の香港を美しく、レトロ美で描き懐メロで仕上げ猥雑なエロスを添加した秀作。1時間無い尺だが丁度良かった。今回オムニバスから取り出してロングバージョンらしいが、確かに>>続きを読む

高速道路家族(2022年製作の映画)

3.4

コメディかと思って軽い気持ちで観たら、とんでもない。最初から最後まで悲惨で、何故家長たる父親がまともに働いて無いのか?何故福祉を受けないのか?は物語が進むうちに分かるが、その理由がはっきりするまでは、>>続きを読む

セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

3.4

モンゴル映画。初。どんな文化なのか?ロケーションや生活の様を興味深く見た。主人公がひょんなことからポルノショップでバイトを始め、店での出来事、謎のオーナーとのやり取り、家族の問題などを描かれているが、>>続きを読む

キル・ボクスン(2023年製作の映画)

3.5

オープニングのサプライズに歓喜。ただ明らかにゲストなので、ガッカリでもある。が、しかし、それを上回る作品の仕上がりに満足した。大分お金もかかってて、劇場で観たかった。

オオカミ狩り(2022年製作の映画)

3.7

血みどろバトルという情報以外ゼロ知識で鑑賞。ポスターの真ん中、ソ・イングク主演で作品を売りたいが故か?作品の性質上か?ほぼ全ての予測を裏切るスーパーノワール作品。船の上というのも面白いアイデアだったが>>続きを読む

午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

3.5

シャルロット・ゲンズブール主演と予告編を見て鑑賞。てっきりシャルロットがDJで色々な物語が交差するのかと思ったら全然違い、離婚して働くことになったシャルロットと子供達の物語。特に大きな出来事が起きるわ>>続きを読む

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.0

確かに現在世界は混沌としている。戦争、集団感染症、異常気象、等々。そんなカオスを解消すべく選ばれ方法を教えられた面識の無い4人が仲の良い家族の元を訪れ、ある要求をする、、、、という話の趣旨がはっきりす>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.4

着地点は分かっているものの、この時点では海のモノとも山のモノとも判断が付かない単なる将来有望な大学生バスケットボールプレイヤーに大金をかけて契約するという勇気が凄い。エアジョーダンブームは覚えているが>>続きを読む

パリタクシー(2022年製作の映画)

3.1

まぁ、映画等でよくあるストーリーといえばそうなんだけど、おばあさんの過去の出来事が想像を超えていたのでビックリした。主人公がお金に困っているのに痩せ我慢というか、カッコつけるシーンとかちょっと良かった>>続きを読む

仕掛人・藤枝梅安2(2023年製作の映画)

3.6

続編もまた、江戸の昔の様相を呈した薄暗さを継続、老眼の身としては目が疲れる。が今回はエンディング後のプロローグから続く物語だけに料理や会話の江戸文化が少なめで仕掛けメイン。針と毒針だから派手さがある訳>>続きを読む

デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

3.5

インタビュー音声と映像、メディア出演と伴う旅先の様子、舞台、記者会見、創作物、そしてライブの映像をコラージュ的に散りばめボウイの言葉を被せていく。時間軸に沿ってなく、始まりと終わりさえ決まれば間は幾ら>>続きを読む

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.0

あの有名なRPGゲームと同名タイトルだが、ベースにしてるだけかな?全体的にコメディタッチを感じた予告編が鑑賞のきっかけだが、前半ちょっと退屈になり眠気が、、、出だしの捕まってる理由のダイジェストとかス>>続きを読む

青春弑恋/テロライザーズ(2021年製作の映画)

3.0

また読めない書けないタイトルの映画を見た。しれん?変換されない。台湾の2年前の映画。冒頭のシーン、ある男と女、コップを落とした女の子をガン無視の男。仲の悪い兄だと思った。だって同じ家にいるから。だけど>>続きを読む

GOLDFISH(2023年製作の映画)

3.2

永瀬正敏主演一択で鑑賞。行動範囲内では毎度お馴染みシネマートのみ、更に映画の日のせいか王家衛作品じゃない邦画なのに混んでた。事前情報としては、おっさんになった元パンクバンドが再結成する話と理解していた>>続きを読む

赦し(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

中々重い内容。未成年の加害者と被害者。普通に考えたら17歳の未成年の子が犯罪を犯し1人殺して懲役20年の判決は考え難い。賠償金も払っているのに。しかも、育児放棄の加害者の母はシングルマザー。払えると思>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

3.4

偏屈で頑固な男が心の拠り所の奥さんを亡くし、死にたいと考えている頃、メキシコ人家族が近所に越してくる。元々の隣人やメキシコ人家族が彼の凍った心を如何に溶かしていくか?という既視感たっぷりの物語だが、主>>続きを読む

メグレと若い女の死(2022年製作の映画)

3.5

メグレ警視シリーズは海外TVシリーズでNHKなんかで放送していた印象だが、見たことはない。なんとなくポワロに似てる気がするが、見た目だけで、メグレ自身は灰色の脳細胞でもなく、腕力が強い訳でもなく、ひた>>続きを読む

零落(2023年製作の映画)

3.7

斎藤工という俳優を初めて見たのは朝ドラ・ゲゲゲの女房のアシスタント役だったと思う。時任三郎の息子だと思ったら違ってたが、背の高いイイ男に変わりはない。それ以後、映画でも見かけるようになり、友人のやって>>続きを読む

コンペティション(2021年製作の映画)

3.7

本日3本目。一つ空けて中年カップル。この前に見たのか?シン仮面ライダーの悪口を大声で。マナー違反。そもそもガラガラの劇場で、何で近くに座るのか?何も気にならないのか?と思ったら小さい音で文句言われた。>>続きを読む

シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.2

なんだかあと一歩のめり込めず。多分決着がつき難い戦いが苦手。マン・オブ・スチールもそう。力が互角だと先に進み難い。前作もすっかり忘れてたけど、子供が過分な力を得て闘うってのは分かるので問題なし。ラスト>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.7

ライダー愛溢れるまとめ方で、最後まで飽きずに楽しめた。最近はDVDで古い映像見れるの当たり前だから、僕の世代に限らず楽しめるのでは。ただ、血みどろバトル、旧ライダーで確かにお馴染みだが、隣の親子連れの>>続きを読む

ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.7

ここ最近見た作品で一番期待してなかった。だって予告編見た時、70年代のリバイバル作品かと思う様な作りで、監督がポール・ヴーホーベン、これは、、、と思っていたのだが、いざ見たら、あら、これは面白い!セン>>続きを読む