Sakiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

3.3

王族ってほんと大変ね。それを生涯続けたエリザベス女王はほんとすごい。

クリスチャンステュワートの演技がすごかった、、。
ただ本作を通してのダイアナはどこまでも愛を求め続けた乙女、それゆえにわがままな
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.3

この時代にこんな逞しい女性が本当にいたらものすごくかっこいいなあ。言葉にせずとも愛し合っている2人の関係性が素敵だった。

映画とは関係ないけど今までで1番行儀が悪い人が観客の中にいて、最後集中できな
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バビロン(2021年製作の映画)

4.0

ハリウッド全盛期よりも前の古典ハリウッド時代の物語。どこまでが真実かわからないけど、法も規制もない中無法地帯のように映画を量産させ、時代の進化、技術進歩によって求められる人材が変化していく。いつだって>>続きを読む

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

4.0

言葉遣いがめちゃくちゃ悪い(笑)かと思いきやとんでもないお嬢様は昭和のような丁寧語、そこの対比が面白かった。
全体的にシュールな面白さが漂うが、扱うテーマは結構重かった。

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

3.2

ストーリーは好きなんだけど演出がもったいなかった気がする。あとテーマが散在していたのでもう少し絞って欲しかった。晴れた日に田舎道を車で突っ走るの気持ちよさそう。私もやりたい。

アンナ・カレニナ(1948年製作の映画)

3.3

いつだって愛を感じていたい女性の生涯を描く。容姿に自信を持ってきたからこそ中身が伴わないと後から何も残してこなかった自分に後悔する。老いと共に消えていく需要、若さを武器にしていた過去の自分と現実との対>>続きを読む

月の満ち欠け(2022年製作の映画)

3.2

ストーリーはそんなまさか、なんだけど早稲田松竹が多く扱われていてこの作品を早稲田松竹で見ていたため嬉しかった。毎週通うくらい好きな映画館なのでなおさら。劇中に出てくるアンナカレーニナと東京暮色を同じタ>>続きを読む

別れる決心(2022年製作の映画)

3.4

試写にて。
状況を呑み込む前に次々とシーンが移り変わり、そしてそれが現実に起きているのか、はたまた想像なのか、なかなかついてくのがやっとだった。本作は互いに本心を隠し語らないことによって愛が育まれてい
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ピンク・クラウド(2021年製作の映画)

3.7

コロナ前に生まれた作品というのがすごい。コロナ禍を経て、より現実味が増す。性のテーマが少し多すぎた気もするが、いつの年になっても閉塞された空間に居続けると結局最後は丸裸になってみんな原始的思考に帰結す>>続きを読む

戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

3.4

一回だと難しかったので再度見直した。
主に2つの関係が動く。戦争の最中、国、国境、立場を超えてはならない、特に規律を守る日本人にとってそれは自決すべき行為であった。切腹が偉大とされていたのも本当におか
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.1

コミカルながらも大人の目線で見れば少しシリアスな内容も含む、ただの魚図鑑としての映画ではなく、ちゃんとしたドキュメンタリーフィクションだった。のんの演技がとてもフィットしていたし、さかなくんのキャラが>>続きを読む

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

4.0

荻上直子さん作品だから見る前から期待はしていたのだけど、今回は予告とは裏腹にシリアスなテーマが盛り込まれていた。ただ時間の流れかたとか『食』というテーマはいつもみたく、やっぱり好きだなあこのテンション>>続きを読む

アキラとあきら(2022年製作の映画)

3.4

機内にて。宿命というテーマに少し囚われすぎな気がしたけど、一人一人の生い立ち、立場、感情も2時間という箱の中ながらもしっかりと描かれていて後味が良い作品だった。

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.2

話が終始暗かったな。キャストは豪華。
ファンタジーものには希望を期待してしまう。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

5.0

ものすごくよかった。。『キャプテンファンタスティック』を観た時以来の高揚感。見終わったあと会場の誰かが拍手していた。そんな映画は初めて。原作を愛したあまりテイラースウィフトが自らオリジナルソングを書き>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.0

神話をメタファーに作られていのは良いのだけど、やっぱりあの手の作品は禁忌だと思う。申し訳ないけど拒否反応を示してしまう。最後に救いがないのも今の時代に少しそぐわないかな。

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.0


過去に学んだ音楽を適材適所で入れて、自分のものにしていく、これは先人の知恵を学び時には自身あるいは世の中が進化していく、歴史を学び未来を作る私たちにとって音楽だけでなく、ありとあらゆることに当てはま
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

アニメは一度挫折しているので見ようと思っていなかったが、あまりにも会社で勧められたので鑑賞。

結果、誰もが感動できるエッセンスが盛大に散りばめられていて、初心者でも理解できたし見てよかったと心から思
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

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圧力による暴力なんてきっと世界共通で今も起こっていることだろう。記者の人は何も悪くない人の人生を奪うのではなく、今回みたいに社会を変えるために動いてほしい。
少しは発言しやすい社会になってきてるかもし
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.5

やっと見れた。映画館で見て本当に良かったと思う。『ナイトメアアリー』に展開が似ていたけど、主人公の成功体験を得るまでのストーリーとその先を描く上で、ナイトメアアリーは行きすぎた慢心さを嘲笑するようなエ>>続きを読む

緑の光線(1986年製作の映画)

3.2

初エリックロメール。フィルムがだいぶ古いせいか、デジタルで見ても画面が少しとびとびだった。
緑と赤が意識的に使われていた。
「緑が目につくようになった」だったり肉よりも野菜が好きなことから彼女の中で緑
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恋のいばら(2023年製作の映画)

3.3

途中まで良かったんだけど、最後の展開にあんまり納得できなかった。納得できるための2人の時間が短すぎた。
本とかしゃっくりとか、序盤に伏線を忍ばせるのは良かったな。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.8

やっっと見た。絵画のような映画だった。
笑わない2人が惹かれあっていくのがわかる。法が否としていた時代に、こんな素敵な愛があったのか。苦しくて切ない。
最後のロングシーン、ものすごく引き込まれたし印象
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晩春(1949年製作の映画)

3.0

小津作品初!西洋と東洋と文化の融合、時代的にちょうど狭間
所々昔の家父制の名残もあるが、父がとにかく優しい。

お嫁をもらいにいってくるとかお嫁にやるとかそんな言葉の言い回しがもう時代だし、女が我慢し
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

3.3

『そして父になる』をみたばっかだったが、
子供にとって生まれてから5歳頃までの時の記憶、思い出は一生かける価値のあるものが詰まってるんだな。逆にその期間を完全に埋めることは絶対に無理なのかもしれない。
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.4

二転三転する話、結局真実が何かわからない、登場人物も視聴者も結局三隅に翻弄される。ドラマでよく見る裁判よりもきっとかなり現実的で、本人たちの意思とは反して検事、弁護士、そして裁判官たちのビジネス的エゴ>>続きを読む

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.2

うんこれはとっても壮大。期待以上だった。誰かがぜひこの作品は劇場でと言っていた理由がわかった。
史実に基づきながらも当然フィクションである本作は、なんと言っても文化、国、言語の入り混じりがすごかった。
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そして父になる(2013年製作の映画)

4.5

ああよかった。
今の私にとても必要な映画だった。
結局どっちが正解なんてないけど、血か過ごしてきた時間か、子供にとっては何よりも時間だ。とリリーフランキーが言っていたセリフがとても心に染みる。そのよう
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海街diary(2015年製作の映画)

3.4

2023年1本目!
何年か前に途中で断念したのだけど、冒頭から全てが新鮮で何も覚えていなかった。
鎌倉の素敵な情景と是枝監督が描く毎度新しい形の家族、彼女たちを取り巻く魅力的な登場人物、そしてこの日常
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女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

4.0

河合優実、南沙良、茅島みずき見たさに観たけど、心理学的概念や、自分が殺されるための完全犯罪を演出してく模様、キャサリンは誰なのか?を探っていくあの展開は結構面白かった。タイトルとポスターはミスリードだ>>続きを読む

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.3

初恋って思い入れが深いんだね。
結局多くの時間を過ごせないだけ、思い出は美化されてしまうんだ。楽しいことも嬉しいこともたくさんあっても、最後が悲しいこと、嫌なことで終わってしまえば前者を越えられない。

素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

4.3

何気なく観たけど、よかった。全てが出来すぎている、と言ってしまえばそれで終わりだけど、それでも残るものがあったしこの冬の時期に見れて良かった。
「愛」「時間」「死」を演じる役者、そしてそれぞれの同僚も
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.6

今回も相変わらず面白かった。このぐらい陽気に観れる作品はこれとコンフィデンスマンくらいか、海外では珍しいコロナ禍を交えた描写、エドワードノートンをスクリーンで見るのは久しぶりだけど結構年取ったんだなあ>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.3

ぬああ前作に引き続き世界観はもう流石なのだけれど肝心のストーリーが追いついていない、ものすごくシンプルと言ってしまえばそれで終わりだけど、これだけのスケールとこの世界の前提、何百年先の未来を想像できう>>続きを読む

そばかす(2022年製作の映画)

4.5

素敵な作品だった〜。クィア映画はたくさん観てきた方だけど、本当の意味でのQueer映画は初かもしれない。
やっぱりこのノットヒロインムービーシリーズ好きなんだよな。ラストも良かったな。そしてエンディン
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.8

前回何で観たか覚えてないくらい久しぶりの3D鑑賞。初めはすこし画面酔いしたが、いつの間にか本作の世界に引き込まれていた。
物語はものすごくシンプルで、かつ敵がちゃんと敵(理由に同情の余地もない)だった
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