映画仕掛けのみかんさんの映画レビュー・感想・評価

映画仕掛けのみかん

映画仕掛けのみかん

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.7

初めて2回も視聴したコテコテ恋愛映画。
けど実はコテコテ恋愛って訳でもないんだよね多分。
LEONに例えるのも違うかもしれないけど、2人の間に奇妙な友情が育まれてて、それを愛しく思えるんだろうな。
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.5

普遍的なモラルが崩壊している事をこれほどまでに分かりやすく、皮肉を混じえて教えてくれたキャラクターは他にいない。
今の自分のポリシーや興味関心はジョーカー、ダークナイト、キリング・ジョークから始まって
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.2

カントの定義する自由意志を物理的に剥奪するというフィクション。
共同体が個人の自己決定に影響を与える事はあっても、自由意志そのものの存在を否定する事は難しい。
下品だけど上品で、シリアスなのに滑稽さを
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ある程度このジャンルの映画を観ていると、いわゆるどんでん返し性は感じれないと思う。
この映画のミソはどんでん返しというエンタメ性ではなく、「事実ではなく自分に都合の良い真実」の中で人が生きる事の問題性
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オーディション(2000年製作の映画)

4.0

「きりきりきり〜」
めちゃくちゃ怖いキモいグロい、不快すぎて飛ばしたくなる。
日本のホラーって面白い作品全然思い浮かばないんだけど、これはちゃんと面白かった。
ある程度ゴア描写に慣れてる人じゃないとキ
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.2

ベトナム戦争のような大きな物語が崩壊したが為に、良くも悪くも個人として生きる事を強いられ始めた時代。
同時にあくまでも似通った大勢の中の1人に過ぎず、これがトラヴィスのように「何者かになりたい」という
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メメント(2000年製作の映画)

4.5

事実と真実は違う。
人は事実に触れても、記録された途端に主体的な認識である真実へと変わってしまう。
だから多くの人は事実に触れることが出来ない。
これは世界を認識する上で留意するべき点だ。
しかしだか
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ジョーカー(2019年製作の映画)

5.0

自分の中でのバイブルで、何度鑑賞したか。

作中で見れる時計の全てが11時11分で、11時11分に思いついたアーサーの妄想なのでは?という考察が通説化してるけど、実はマレーを殺すシーンだけ11時11分
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.5

映画館で観たので二回目の鑑賞。
JOKERのラストで、「現実にヒーローはおらず、ただの妄想でしかない」事が突きつけられた後のバットマン映画。
もし仮にヒーローがいるなら、それは「イカれたコスプレ野郎」
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.3

2024年初映画館鑑賞。序盤のトレインスポッティング風路線で話が進んでいくのかと思えば、ガラリと絵本風になったり。序盤は特に笑いのツボに刺さりすぎて、堪えるのがしんどかった。高熱出してる時に観るイヤー>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

3.7

クソったれのホラー映画。ジェナオルテガ可愛い。

オールド(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

出産シーンは特にグロテスクで、思ってたより怖かった。歳を重ねることの恐怖と同時に、冷え込んでた夫婦仲が良くなっていく面も描写されてるのは面白い。

アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

3.8

良くも悪くも、作り手の意図をここまで露骨に説明する映画を初めて観た。短く、見ていて退屈しなかったしおすすめ。

クリープ(2014年製作の映画)

4.0

ホラー映画に高いコストはいらない、狂気に溢れてて満足な1本だった

予告犯(2015年製作の映画)

3.7

色々突っ込みたくなる気持ちを抑えて観ればテンポがよくて面白い。ケツ凸ニキは一番不憫

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ナチ批判とか、反戦とか関係なしに、ラストシーンを迎えると凄く純粋に喜べた。めっちゃ好きな終わり方。

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

4.0

容疑者Xの献身の方が好き、でも映画化はめちゃ嬉しかったし、この映画のおかげでドラマの再放送も見れた。
登場人物と出来事が多くて、原作を読んだ時は集中力が続かなかったけど、映画だと分かりやすい。
原作読
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レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

3.7

純粋に楽しめた。話の展開はシンプルだけど、レクター博士の魅力もレッドドラゴンの魅力も、この作品にしか出せないものだと思う。

ハンニバル・ライジング(2007年製作の映画)

3.3

レクター博士×戦争の悲劇×ジャパニーズサムライとかいう、いかにも欧米人が好きなもの盛り合わせ。
色々言いたくなるけど一周まわって観客を「沈黙」させるパワーを感じた。

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

飲酒は一因で、あくまで主人公達側に原因があって、そこから幸せと不幸せな結果を招いているから、この作品と人生が重なって見える。全体的に描かれてる事が極端化していないのが本当に良い。主人公達が飲酒をする事>>続きを読む

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.3

電車の中で見てて、我慢しようと思っても笑っちゃうくらい面白かった。今までの流れを変えるラストもすごい熱くて好き。見てよかった

グッド・ネイバー(2016年製作の映画)

4.0

狂気が露呈していくのも良かったし、何より胸が苦しくなった

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