上海十月さんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

カルメンという名の女(1983年製作の映画)

2.0

もはや、わからない。何が面白いんだか。ゴダール自身も出演している映画。

宇宙快速船(1961年製作の映画)

2.3

ビバ!チバ!と言う事で若い千葉真一を見る。結構特撮は頑張って国会議事堂も爆破している。当時は、ソ連の宇宙開発が優位だったので千葉真一もモスクワ行って共同開発する。助監督に佐藤純彌。特撮は、矢島信男で見>>続きを読む

夜の河(1956年製作の映画)

3.3

宮川一夫の凄さを感じる作品だ。山本富士子の着物姿を愛でる映画だ。個人的に上原謙は、正直、感じの悪い男の役だ。原色が京都の街のダークっぽさにも映える。話は、しょうもない不倫話。

くノ一忍法 観音開き(1976年製作の映画)

2.0

テレビ時代劇のお色気版。殺陣は充実してますが下ネタが今ひとつだ。女優陣も今ひとつ。カルセール麻紀で盛り返せるかぁ?東映時代劇ポルノの中編ですネ。

F2グランプリ(1984年製作の映画)

2.3

公開当時、日本だからF2なんだと一人ガッテンして、つまんなそうと。観たらやっぱりつまらん。ストーリーが大多数が考える範囲内で手に汗握るカーレースシーンは、今ひとつだ。八神康子がCMモデル役で、なんとか>>続きを読む

大阪物語(1957年製作の映画)

3.3

溝口健二、死の直前に企画した映画。観ながら、溝口健二は、どうしたいんだろうと言う感じ。リアリズムの溝口には、コメディ色が強い題材な感じですね。中村鴈治郎の見事な演技で観れるが凡庸なストーリーだ。落語み>>続きを読む

将軍様、あなたのために映画を撮ります(2016年製作の映画)

2.5

シン・サンオクは、「プルガサリ」の監督だったのかと思い出す。本作見ながらドキュメントの世界で北朝鮮というのは、もはやジャンルなんだと。韓国の人気監督と美貌の主演女優の拉致と北朝鮮での映画製作そして帰国>>続きを読む

THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)

4.5

NHK BS1の特集で既に放送された作品。NHKだったので真面目に見ていると、マジで潜入してるのか?モキュメンタリーか?と疑い始めるが、やっぱり本当だと引き戻される。近年稀に見る完全にどうかしている>>続きを読む

ローラ(1961年製作の映画)

3.8

今度は、旦那のデビュー作を再見。以前見た時随分画質が悪い印象だが今回修復版にて鑑賞。かなりいい画質で驚く。デビュー作に全てがあると言うのを地でいく作品。「シェルブールの雨傘」が予言できる映画だ。ローラ>>続きを読む

ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

3.8

アニエス・ヴァルダより旦那のドゥミの方がよく見ている。ヌーヴェルバーグの祖母と言われている。なるほど頷ける映画であった。写真家だったからか夫婦の構図が不自然ながら美しい。夫婦で愛の哲学を語りまくってい>>続きを読む

カルロス・ゴーン 最後のフライト(2021年製作の映画)

3.0

逃亡者なんで、どこまで本当の事を言っているか疑問だが、お話としてかなり面白い。レバノン生まれのブラジル育ち。ミシュラン、ルノー、日産での大成功その後の態度やベルサイユ宮殿でのパーティー、ブラジル大統領>>続きを読む

さよなら、人類(2014年製作の映画)

2.5

「散歩する惑星」に続いて本作見ると地続きのように同じシュールコントを見せられている感じだ。本作は、結構前より金がかかってるようでスエーデン国王のシーンは、結構見せる。前作よりちょっと面白さが増幅してい>>続きを読む

散歩する惑星(2000年製作の映画)

2.0

シュールとは、こうであるみたいな映画。ただし、人を選ぶ作品でもある。1シーン1カットでシュールなコントが続く。笑えるか?個人的に笑えない。厳しいなぁ。ハマる人には、はまるんでしょうね。

ジャッカス・ザ・ムービー 日本特別版(2002年製作の映画)

1.8

申し訳ないけど80年代の日本のTVバラエティを浴びるほど見ている身としては、あまりいいとは思えないですね。見ながら最近テリー伊藤がたけしさんがオッケーなら「お笑いウルトラクイズ」映画にできると言ってい>>続きを読む

山羊座のもとに(1949年製作の映画)

2.0

バーグマンがロッセリーニを追ってイタリア行った時に公開され、不入りで有名な作品。ヒッチコックがバーグマンと演出で揉めてる時に「たかが映画じゃないか。」と言う名言を発した作品でも有名。まあ出来損ないのレ>>続きを読む

不連続殺人事件(1977年製作の映画)

1.8

しかしダラダラと長い。正直見てられない映画だ。有名俳優が次から次に出てくるけど、明らかに別荘で全部撮ってしまえという製作費の無さが目につく。曽根中世監督変わった人だと山口友三さんも言っていたからなぁ。

銀座の女(1955年製作の映画)

2.5

大瀧詠一が生きてたら吉村公三郎で映画カラオケとかしてそうですね。銀座というか新橋なんで、してるかもしれないが。轟夕起子と乙羽信子コンビが面白い。乙羽信子は「香華」での落ちぶれた芸者も良かったが本作の洒>>続きを読む

源氏物語(1951年製作の映画)

2.5

初の映像化なそうな。確かに光源氏を演じようとする役者は、どうかしてるかも。そこは当時二枚目長谷川一夫でみんな納得。セットが結構でかい。新藤兼人は、「元禄忠臣蔵」で巨大セット担当だったからだろうか?谷崎>>続きを読む

甘い秘密(1971年製作の映画)

3.3

佐藤友美のファムファタールぶりはいやらしい。しかし途中から小沢栄太郎の苦悩ぶりがメインになる。佐藤友美の時はボサノバ調なのに、小沢栄太郎はシリアスな音楽が流れるのが面白い。最終的にはなんのこっちゃとい>>続きを読む

無法松の一生(1943年製作の映画)

4.8

4Kデジタル修正版で鑑賞。オープニングの撮影から宮川一夫!って感じです。2階から地上に降りて人物にクローズアップ。「カメラも意思があるじゃ!」が口ぐせ。阪妻もハンサムなんだがいい味だしたおじさんになっ>>続きを読む

無法松の一生(1958年製作の映画)

3.0

再見ですが、やっぱり三船敏郎がカッコ良すぎて、どう考えても女もなく未亡人に横恋慕する感じがしない。後に山田洋次が描くハナ肇や渥美清であれば納得だ。老境になった三船の演技は素晴らしいと思う。「ある生き物>>続きを読む

無法松故郷に帰る(1973年製作の映画)

3.5

これDVDで見ましたね。「ゆきゆきて神軍」の起点になるような今村昌平の人間観察ドキュメントでしたね。こういうのを撮る今村昌平って人としてどうかしてる。

十八歳、海へ(1979年製作の映画)

2.3

森下愛子の裸を見る前に小沢栄太郎の裸を先に見る羽目に。ウーンなんかストーリーが破綻してる。青春の危うさを表してる気もするけど。永島敏行が巻き込まれて気の毒にしか思えない。だから最下位?小林薫が新人とク>>続きを読む

春雪(1950年製作の映画)

2.3

吉村公三郎x新藤兼人コンビ作品。志村喬と殿山泰司好きだなぁ。藤田泰子はこれがデビュー作。あんまり演技ができてる感が無いネ。戦後五年の東京は戦争の傷跡がまだ残る感じだ。

仇討(1964年製作の映画)

4.8

久しぶりに再見。北米ではDVD出てるけど日本で出てない。出てない理由がわからないが橋本忍脚本の傑作です。回想が次々にやってくると同時に仇討の準備が進みラストのやりきれない血塗れなカタルシスに集約される>>続きを読む

森の石松(1949年製作の映画)

2.5

吉村公三郎監督x新藤兼人脚本映画。吉村公三郎監督が近代映画協会に参加されたのも昔からの付き合いだろう。藤田進主演でなんかもっさりしていてコミカルな感じがあまりないなぁ。殿山泰司は、既に助演で長い役者人>>続きを読む

ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発(2008年製作の映画)

2.0

ある意味おバカ映画だ。たけしとギララを戦わせたいだけなのでは?加藤夏希が可愛い。特撮映画は、ヒロインが良ければ見てられる。

昆虫大戦争(1968年製作の映画)

1.7

核で巨大化したカブトムシ対クワガタとか色々想像してたら、これかい!と言う酷さ。蜂だか蝿だかわからん。特撮も飛行機のみで肩透かしだぜ。当時の新藤恵美だけ可愛い。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.5

出所してからの話で役所広司なんで「うなぎ」みたいだなぁと。製作委員会の意向なのか長島まさみはミスキャストだ。あんな格好で七輪焼肉屋行く女はいない。福岡に行ってから話が集中できるようになる。役所広司の演>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

京王線沿線経験者としては、印象的な深夜の駅前(明大駅前、調布、飛田給)や帰り道までのシーンとした静かな雰囲気が懐かしい。こういうカップルいるんだろうなぁ。でも菅田将暉と有村架純は、美化しすぎやろ!これ>>続きを読む

象を喰った連中(1947年製作の映画)

2.3

生誕110年吉村公三郎監督で鑑賞。以前からタイトルだけ知ってたが見る機会がなかった。何かの象徴として象を喰ったとしているのかと思ったら、そのまんま食ってる人々の話。とぼけた味の喜劇で笠智衆が老け役でな>>続きを読む

行き止まりの挽歌 ブレイクアウト(1988年製作の映画)

2.0

「ころがし屋涼太」の併映作品。ハードボイルドは、なかなか日本で難しい。ハードボイルドと言うと藤竜也。襲ってくる男は、1989年の「ブラックレイン」松田優作を先取りしたかのような感じ。でも面白くない。石>>続きを読む

ヤコペッティのさらばアフリカ(1966年製作の映画)

3.0

ゴールデン洋画劇場で高島忠夫が嬉しそうに解説してたのを思い出す。しかし、再見してこんなに死体とリンチと銃殺と暴力がオリジナルであるとは思わなかった。記憶にあるのは、象の密猟やサファリツアーで撃ちまくる>>続きを読む

モータルコンバット(2021年製作の映画)

2.5

我らが真田広之が出演。オープニングから激しくアクションしてカッコいい。しかし話が全く飲み込めない。主演のアジア系お兄さんが全く活躍しない。ブロンドお姉さんはなんで、この魔界と人間の戦いに関与しているの>>続きを読む

高校大パニック(1978年製作の映画)

2.5

この歳になって、ようやく見れた。ありがとうU-NEXT!!!世は、スターウォーズ・イヤーの日本。日活がぶつけて来たのは、本作。ウーン金無さそう、なんか悲しい。ただキャッチコピーの「数学できんが、なんと>>続きを読む

河内山宗俊(1936年製作の映画)

2.8

本作は、今までフィルムの傷で雨が降ったようなものしか見てないので4K修復版を見て技術に感動。話は、ウーン?ナンジャコリャな話。シリアスとギャグパートに溝がある。ちょっと深すぎるので素直にいいね言いづら>>続きを読む