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226(1989年製作の映画)

2.5

ショーケン主演のオールスター映画と思い期待して見たけれど、冒頭の「君側の奸」殺害シーンがいちばん見応えがあった。事件を決起から時系列順に見せていくという『日本のいちばん長い日』的手法がやりたかったのは>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

監督自身が「ユダヤ人のロード・オブ・ザ・リング」と宣伝しているようだが、そんな説明をされても、我々日本人にはさっぱり訳がわからない。宗教や民族の記憶をベースに作られた作品だと考えて、肩肘張って見るより>>続きを読む

エレメント・オブ・クライム(1984年製作の映画)

3.0

終末感漂うセピア色の映像美は素晴らしい。だが、うまく言えないが妙に退屈で、ストーリーの大枠は知っていたが途中で寝てしまい、展開がよくわからなくなってしまった。いい映画だとは思うが、2度観ようとは思わな>>続きを読む

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

2.5

可もなく不可もなく、という感じ。近年ウディ・アレンは、映画制作自体が目的化したような映画を量産しているが、これもその一本と考えて差し支えない。その過程に於いて、『ミッドナイト・イン・パリ』のような綺羅>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

因果応報不条理劇とでもいおうか。心臓外科医の主人公は、かつて自身の執刀ミス(しかも酒に酔っていたことによる)で殺してしまった患者の息子に付き纏われている。初めは罪悪感から腕時計を買ってやったり、共に食>>続きを読む

裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

4.5

ジャンヌを演じるルネ・ファルコネッティの演技が圧巻。
この映画には、人間の全身を映すシーンはほとんどなく、顔の極端なクローズアップばかり。人間の肌の質感から唇の皺まで、すべてを見ることができて、その人
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

投身自殺を図った、子を身ごもった女性。彼女は命を落とすが、天才外科医の手術によって子供の脳が移植され、蘇ることに……。
なによりエマ・ストーンの演技力に圧倒される。『最後の誘惑』(スコセッシ)に出演し
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アンダーワールド・ストーリー(1950年製作の映画)

3.0

自分の書いた記事が原因で検事が負傷し、捨て駒的に新聞社をクビになった記者が主人公。田舎の新聞社に移り、殺人の冤罪を着せられた黒人メイドのために奔走する、というストーリー。麻薬王Carl Durhamを>>続きを読む

恐喝の報酬(1950年製作の映画)

3.5

カネにしか興味のない報道写真家の主人公。敵であるはずの取材対象に自ら近づき、その懐に入り「恐喝」して利用する。そのためなら婚約者がいるにも関わらず自分に愛を向けてくれる恋人を捨てることも厭わない……。>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

1.0

幼少期からのゴジラファンですが、まったく楽しめませんでした。ゴジラファンか否かに関わらず、そもそも作品の出来が酷すぎる。山崎貴作品はすべてそうだと言われればそれまでですが、登場人物たちのオーバーアクト>>続きを読む

悪の力(1948年製作の映画)

3.8

初めて邦題を見たとき「なんだこのシンプルなタイトル。原題はどうなってるんだ」と思ったが、直訳だったので笑ってしまった(笑)
闇賭博の弱小元締めを兄に持つ弁護士が主人公だが、この兄弟、反目しあっているよ
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暗殺の森(1970年製作の映画)

4.5

正直ストーリーはあってないようなものと考えて、その映像美をとことん楽しむタイプの作品だと思う。だからといって内容がお粗末というわけではもちろんなく、ファシズム政権下での自分の属性に悩む主人公の葛藤や、>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.5

予想していた内容とは違ったが、自分は楽しめた。プロフェッショナルを気取っているものの詰めの甘い主人公には、ノワール映画の主人公としてのカッコ良さはなかったが、共感できる部分は多い。自分は劇場での視聴だ>>続きを読む

ボディ・アンド・ソウル(1947年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

初め主人公のライバルとして現れ、その後最大の理解者となるベン・チャップリンに心惹かれた。このストーリー展開は、スポーツ漫画を見るようで胸が熱くなった。ベンは本作の裏主人公のような立ち位置だが、白人のマ>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

公開日初日に観に行ったが、劇場が老若男女幅広い世代の観客で大入りだったのが印象に残っている。ストーリーが難解という批判もあるようだが、むしろ監督個人の創作者としての意識の流れを観ているようで、得難い体>>続きを読む