薄っぺらい金持ちリベラル夫婦とクセ強すぎる演出家の不協和音が、ダニエル・ロパティンプロデュースのSF的音響とともに響き渡る唯一無二な全10話。押し付けの善意が否定される気まずい瞬間が続く前半は笑って>>続きを読む
エドガー・アラン・ポーの小説をベースに、時代設定を現代に置き換えて綴られるオリジナルストーリー。毎エピソードで強欲なアッシャー家の息子たちが死んでいく様は、怖いというよりむしろ痛快で、ポーの小説のタ>>続きを読む
最終的にこれは何の話だったのか…まとめにくいけど面白かったのは確か。あまりに最初と話が変わるので後半の展開はてっきりドラマオリジナルかと思ったら、原作マンガも同じと知って驚いた。一話が短いライン漫画>>続きを読む
E1「Lot 36」
故人が残した貸し倉庫のオークションって設定からワクワク。電気がすぐ消える廊下の雰囲気も抜群。監督は「パンズ・ラビリンス」の撮影でオスカー撮ったデルトロの盟友ギレルモ・ナヴァロ。当>>続きを読む
異様な執着を感じるハワードへの嫌がらせ、サラマンカ家とガス一味の対決が沸点を迎えドラマは遂にクライマックスを迎える。誰も想像できなかった展開でソウル・グッドマン誕生日秘話が完結した後、そこから更に「>>続きを読む
サビしか聞かない若者対応みたいなフックだらけの演出(の割に無駄な場面多くて長い)、ネットミームを見越したようなキメ画の数々、SNSで指摘してもらいやすいベタなオマージュ、なんだか戦略が透けて興醒めす>>続きを読む
陽気なサイコパス、ラロ爆誕。ジミーとキムのマンションに押しかけて問い詰めるシーンは本家含めたサーガの中でも最恐の名場面。このシーズンに関してはあのガスすら圧倒している。そんな悪の世界とジミーとキムの>>続きを読む
チャックというメンターを失い持ち前の軽薄さを止めるものが無くなったジミー。といっても弁護士復帰の為には悪さも出来ず、キムはキムでメサヴェルデ案件に疲れ、2人揃って中年の危機に突入なシーズン。なかなか>>続きを読む
シーズン2でヘクター・サラマンカのトラックを襲い、自ら犯罪に深入りするマイクの動機がイマイチしっくりきてなかったんだけど、シーズン3の第一話でしっかり補足してくるあたり、本当このシリーズは抜かりない>>続きを読む
並大抵の人なら立ち直れないようなことが起きても翌日にはケロッとしているジミーはやっぱり普通じゃなかった。特に優しかったデイヴィス&メインのボスに叱られるエピソードは秀逸。
兄弟の確執(というか兄か>>続きを読む
結構しんどかった…特にEP1,2あたりのアクション編集の野暮ったさ。加えて自分から危険に首突っ込んでく展開にあんまり乗れず。トリュフォーが、ヒッチコック「舞台恐怖症」の物語に興味が持てなかった理由を『>>続きを読む
最終シーズン配信間近ということで復習。「ブレイキング・バッド」もそうだけど、このシリーズはシナリオの緻密さを堪能できるので二度目の方が楽しめる。派手な見せ場に頼らず、キャラクターの行動原理と練りに練ら>>続きを読む
飲酒運転で人身事故を起こしたIT企業勤務のライリー(ザック・ギルフォード)。刑期を終えて舞い戻った故郷の港町は過疎化が進み、今は僅かな住民が暮らすばかり。そんな町に若い神父が着任。やがて周囲に異変が>>続きを読む
トラジコメディな前半が特に素晴らしく、この突き抜け演技は間違いなく彼女のキャリアベストだと思う。その他、貫禄のキチガイ演技を見せる「羊たちの沈黙」バッファロー・ビルことテッド・レヴィン、全身から優しさ>>続きを読む
名を売りたい新人脚本家のシナリオを、その話題性だけで下世話なクリエイターがプロデュースした、オリジナルへの敬意が全く感じられない困った二次創作。ピカレスクロマンみたいな味わいもありこれはこれで楽しめる>>続きを読む
キャラクターの掛け合いに頼りっきりなのと、見せたい画優先で寄り道ばかりのストーリー。興味が持続せず、観終わるのに一夏かかった。自分の中では大失速。ノスタルジーを掻き立てる雰囲気と、面白くなりそうな空気>>続きを読む
この面白さ、どうやって人に勧めたらいいのか。。。「自称35歳白人の18歳黒人」「見えない車を運転するNBA選手」「野性爆弾クッキーみたいな白塗り黒人」などなど、強烈なキャラクターが、売れっ子ラッパーの>>続きを読む
自殺の原因となった13人のその後を描く、意義あるシリーズだったと思う。でもこのドラマが背負ってる役割を意識し過ぎる余り、物語のエンジンを見失ってるのがなかなかしんどかった。心の声でテーマを語っちゃうN>>続きを読む
高解像度デジタル撮影の質感や美術への拘りが凄すぎで、全編力みっぱなしのフィンチャー作品は時にそれが仇となりメリハリがなくなるんだけど、連続ドラマとは相性抜群だったみたい。1時間一本勝負で集中して見られ>>続きを読む