てっぺんハゲさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

てっぺんハゲ

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バッド・スパイ(2018年製作の映画)

2.3

 まるで中学生がチラシの裏に思いつきで書き殴ったかのごとく支離滅裂で起承転結のない脚本。ギャグも文化の違いなのか翻訳の質なのか分からないが、意味不明でケイト・マッキノンのテンションが空回り。そもそもギ>>続きを読む

ドント・レット・ゴー ―過去からの叫び―(2019年製作の映画)

2.4

 途中から急に時系列がぶっ飛んで話が分かりづらくなってしまった。『セブン』のような日付のテロップでも欲しかった所。
 主人公が問題解決部分に関してはほぼ役立たず。姪と結託して何かをなすとか、現在でしか
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

2.7

オープニングのスローモーなテンポと上映時間を見てヤバい予感が漂ったが、冗長にならないギリッギリのラインで観終えた。テレビアニメから完全に繋がっている話で、新参者お断り、余計なおさらい一切無しのスタ>>続きを読む

ライリー・ノース 復讐の女神(2018年製作の映画)

2.5

 アクションシーンはシャープな演出。クールでとても素晴らしい。どこぞの殺し屋は見習って欲しいくらいの強さとスマートさ。
 ストーリーは、ありきたりだが無難にまとめて破綻は無いものの、見せ方に問題あり。
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

2.4

 相変わらず「伝説の殺し屋」、否「プロの殺し屋」らしからぬ振る舞い(一人に3発も4発も撃ち込んだり、徒歩&馬移動)が目立つ。どうせ主人公補正かけるなら、背後から投げられたナイフを振り向いて掴んじゃう位>>続きを読む

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

2.4

貧困や格差、米国批判など、そこかしこに社会風刺や皮肉が散りばめられている。
 単純にモンスターパニック映画として観た場合、明確な殺人描写不足(血糊、人体損壊表現など)や説明の無い部分(人をさら
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もしも君に恋したら。(2013年製作の映画)

2.7

 たまたま知り合い、意気投合した女性に恋する主人公だが、彼女には既に彼氏がいて…と、ストーリー自体はなんの変哲もないラブストーリー。しかし軽快なテンポと小気味良い会話で飽きさせない。あんな軽口を叩きあ>>続きを読む

ボルベール <帰郷>(2006年製作の映画)

2.5

 スペイン映画。
 父を殺めてしまった娘をかばう主人公を中心に、その姉、死んだ母、叔母や周囲の人々など、強く生きる女性たちを描く。逆境にもへこたれない彼女らの生き様はしたたかで逞しい。言うなればスペイ
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パーフェクト・ルーム(2014年製作の映画)

2.5

 男達誰もが腹に一物抱えた、もしくは何かが欠落した人物で、そんな奴らがこんな部屋を持てばトラブルにならない訳が無く・・・。
 黒幕はメンバー内の誰かか、妻たちか、遊ばれた女か、それとも・・・とどこから
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きみへの距離、1万キロ(2017年製作の映画)

2.3

 いろいろ設定に無理があると思うがファンタジーと割り切って飲み込んだものの・・・。
 やむを得ずとか巻き込まれてなどでなく、かなり能動的にヒロインの人生に介入し、同僚に一服盛り、彼女に嘘までついて扇動
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.0

 0か100でキレてすぐ絶縁宣言する登場人物たちに失笑。
 知識と富はあるが、孤独でうぶな老人が大人の階段を一段上り、上ってしまったが故に忘れえぬ愛を待ち続けるラブストーリーと解釈。その彼を“青い”と
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悪人伝(2018年製作の映画)

2.5

 いやぁ韓国映画に武井壮と麒麟川島とハナコ岡部が出演してたなんて・・・(嘘)
冒頭に「実話を基にした」と出るが、実際の連続殺人事件や暴力団抗争などを組み合わせただけのほぼフィクション。故に色々とリ
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マーターズ(2007年製作の映画)

1.6

 フランス映画。
 怖さもグロさも物足りなく、前半は気狂い女がギャーギャーわめくだけ、後半は一切ものも言わず暴力を受け続けるだけの内容。背景や人物像が薄っぺらで全く話が進まない。間延びと冗長感半端なく
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.2

 不条理でシチュエーションのみを楽しむありきたりのマンハントものかと思いきや、黒幕も動機もキチンと明かすと共に強烈な社会風刺を盛り込む事でそんじょそこらの投げっ放し作品とは一線を画す。流石のブラムハウ>>続きを読む

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

2.4

 ノルウェー映画。  
 全く事態が分からない中での絶望感や、銃声が鳴り響く中で息を殺す緊迫感たるや凄まじいものがある。ワンカットの手持ちカメラが、主人公に寄り添うもう一人の人物のような振る舞いをする
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.5

 予想していた“青春ドラマ”とはかけ離れた、全員陽キャの奇天烈“友情コメディ”。明け透けでツーカーな二人の会話、皆どこかぶっ飛んでいて個性豊かな登場人物、秀才ならではの高学歴ギャグ、満載のキツイ下ネタ>>続きを読む

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

2.8

 フェーズ4最終作。エンドゲーム後の世界を描いており、五年の空白と喪失を前提としているため今作単体では伝わりづらい場面が多々ある。
 スタジオ間のしがらみはあれど、丁度ミステリオという幻惑を操るキャラ
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ウルフズ・コール(2019年製作の映画)

2.4

 フランス映画。
 主人公は人並外れた聴力の持ち主だが、軍人にあるまじき判断力とディシプリンの無さで、ちょっと顔が良いだけのボンクラ。
 予告のような“狼の鳴き声を持つ正体不明の潜水艦と全面対決!”み
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バッドボーイズ フォー・ライフ(2020年製作の映画)

2.7

 見せ方、演出など絵的な部分は良い。ギャグパートも面白く過去作を知っているとさらに笑えるが、脚本がお粗末。まずウィル・スミス演じる主人公が老害。周囲の心からの忠告を聞かず、猪突して仲間の命をも危険に晒>>続きを読む

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.4

 初登場のヒーローも必要最低限の背景を描き、全体的にうまくまとめているが、やはり各々の単独作品を先に公開してから全員集合した方が思い入れも増すしアガり度が違う。
 敵のバリエーションが少なく、アクショ
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クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

2.5

 正直突っ込みどころは沢山あるが、VFXはしっかりしてとてもリアル。このシチュエーションで犠牲者も頑張って出している。時間もタイトに収めて好感が持てる(これ以上伸ばしようが無いとも言えるが)。
 犬の
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パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間(2013年製作の映画)

2.6

 実際の事件になぞらえて進行していくので、概要を知る者には特段目新しい事は起きずドラマに乏しい。あくまで事件周辺の関係者をメインに描いた作品なので、ザプルーダーフィルムの全貌を見せず、ケネディやジャク>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

2.4

 デンマーク映画。
 ワンシチュエーションにこだわるならアイデア不足。もう少し話を膨らませるか諦めて外の映像も織り交ぜるかしないと、世にも奇妙な物語の一遍で充分な内容を90分に引き延ばした感が否めない
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TENET テネット(2020年製作の映画)

2.7

 頭が悪い自分にはほとんど理解できなかった。エントロピー云々の理論よりもそもそも単純に画面で何が起こっているのか、正しくはどういう状況なのかが整理できない。“逆行と順行の車が並走してるってことは?”“>>続きを読む

アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

2.5

 絶交もののバカ女が悪の封印を解いてしまうという今時陳腐な導入。しかも事を公にするのが映画終盤という無能ぶりでフラストレーションが溜まる。ビックリ多めだが個々の恐怖演出は悪くない。しかしそれ以外の部分>>続きを読む

死霊館のシスター(2018年製作の映画)

2.6

 恐怖演出は随所にちりばめられているものの、物語と連動していないので話がその度にストップしてなかなか先に進まないという印象。悪魔の攻撃としても詰めが甘く、敵の凄み、脅威が伝わってこない。本作を例えるな>>続きを読む

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.0

 過去のトラウマとの対決を描くゆえ仕様がないが、前編と重複した恐怖演出がままあるのが少し残念。
 原作と91年版をうまく咀嚼して現代用にアレンジし、ぎりぎりSFにならないラインで収めて万人受けする作品
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.6

 かつてこれほどまで一人のマンガキャラクターに焦点を当てその内面を深く描いた作品があっただろうか?アーサー・フレックと観客は、上映時間のほとんど全てを共に過ごし、彼の変貌を否が応でも濃密に見せつけられ>>続きを読む

ホビット 決戦のゆくえ(2014年製作の映画)

3.3

 『ロード・オブ・ザ・リング』に比べると数段VFXが進化し、丁寧に物語を描いており見応えある内容ではあるものの、原作の分量に比して流石に三部作は長すぎたか?前後編くらいでないと再鑑賞のハードルが・・・>>続きを読む

グリンゴ 最強の悪運男(2018年製作の映画)

2.5

 多い登場人物をうまくまとめて、俳優もなかなか豪華だが、こじんまりとした印象を拭えず、意外と笑えるシーンも少ない。底抜けおバカコメディか、ガチの群像サスペンスどちらかに振り切るべきなのかも。ラストも慎>>続きを読む

オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主(2013年製作の映画)

2.3

 霊や悪霊を視る事が出来る青年が、数少ない協力者と共に街に降りかかる惨劇を防ごうと奮闘する話。
 何に惹かれたのか忘れたが琴線に触れて鑑賞。
 『コンスタンティン』と『デッドゾーン』を想起させる展開だ
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透明人間(2019年製作の映画)

2.4

 完全に元カレが透明人間と確信してるならもっとうまい立ち回り方があったろうに悪手が目に付く。他人の家を散らかすよりも、貰った大金でシェルターなり作って待ち伏せろよ・・・逆に元カレの方は博士だけあってや>>続きを読む

エンテベ空港の7日間(2018年製作の映画)

2.4

 似たジャンルの『アルゴ』などに比べると、脚色が弱めで史実を忠実に再現している感じがある。故に“ドラマ”が無くテンポも遅めなので少々退屈する所も。だが当時の実際の映像を織り交ぜつつ、それぞれの思惑が交>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

2.5

 間、演技、ストーリー、はっちゃけ度と、テンポ以外の全てが90年代アクションを観ているようでいまいち乗りきれず。唯我独尊天真爛漫ぶりも期待していたより抑え気味。彼女はメインを張るよりサブとして気ままに>>続きを読む