垢抜けない感情描写も、いくらなんでも王道すぎるストーリーテリングも、現代の目で見たらむしろ新鮮で、苦手が好きになる楽しい日々でした。
登場人物への容赦ない展開が繰り広げられるも、人の成長こそが最も名誉で、喜ばしいことだと本作は気づかせてくれる。こういう作品との出会いを求め、日々アートに接している。完璧です、今の今まで生きてこれたこと>>続きを読む
えーと、完全にやられてしまいました。おそらくこれは「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」以来の傑作というか、それに継ぐとんでもないドラマじゃないんですか。
とにかくどれもこれも素晴らしいんだけど、特にブリジェット・ランディ=ペイン演じるケイシーの後半の展開は立ち上がれないほどの涙が出た。アイデンティティについてのドラマ、他者についてのドラマ、愛情と孤独に>>続きを読む
早々に最っ高。シーズン2の助走からようやくエンジンがかかった。これは傑作。
ほっとする自分がいる。イーストウッドの新作を見るように、本作が存在していれば、もはや他に何もいらないという感覚を得てしまう。傷を負い、それでも生きていく人々をギュッと抱きしめる、そんな優しいドラマです>>続きを読む
第6話、音楽がオーディエンスに発信される最も美しい瞬間が切り取られてる(涙)。
三宅唱の持ち味でもあった「きみの鳥はうたえる」での瑞々しさと繊細さを反転させると、ここまで閉塞的で禍々しく邪悪な空間へと化してしまうのか。高橋洋の「人間が一番怖いというが、本当に怖いものは存在するので>>続きを読む
キルスティン・ダンストのフィルモグラフィーそのものが、一つのユニバースになっている気がする。そう考えて本作に望むと、彼女の演技ポテンシャルの高さに改めて脱帽してしまった。フィオナ・アップル「Fetch>>続きを読む