屍体でボケるな。ボケなのかわからんけど。
邦題が良くて原題がイマイチな珍しい例。登場人物がカメラを持っている設定が所々活きるランク高めのB級。荒唐無稽な展開でも動物、女性、子供が容赦無く犠牲になって>>続きを読む
クセになるパワー系。この活弁スタイルは何の影響なのか。こんなに説明が多い映画もそう無いが、味の濃さで話が飛んでしまうことがある。荒削りでやり抜くかと思いきや時折鋭いセンスを覗かせる。"アルビノ"は現地>>続きを読む
結構めちゃくちゃなのだが『トガったもの作ったんでー』という気合いが感じられるし、見せたいものの基礎が既に出来上がっている。凄い。音楽好きなのが伝わる選曲。
結局最後は"人"。表現における必然か。あの頃は震災やら上京やら、大事があったものだ。『opus』であんなにか細く儚かった教授も実にパワフル、エネルギッシュ。オーケストラの豊かな低音。低音の扱い方で楽曲>>続きを読む
決して派手ではないが地味とも言い切れない日常を淡々と描写。『成長』という筋を見い出すことも可能ではあるものの、全体としては短編を繋いだが如し。そのバラエティ感とキッチュな画力でなんか楽しめてしまうのが>>続きを読む
良いライヴ映画だよなあ。映像のみならず、個人的な解像度も上がっているのでより良し。字幕で対訳を見られたのも良かった。歌詞が面白い。ステージが構築される高揚感。欲を言えば解体されて終わってほしかった。ア>>続きを読む
開始早々字幕に脱字。惜しい。
こういう環境で暮らしたい気持ちもありつつ、所謂村社会への怖さも。故郷に愛着を持って暮らし続けることができるのは幸福だ。誰なのか分からない人達の話をずっと聞いているのはさ>>続きを読む
ユハ強かったなあ。
出だしからサカリ&カティで良し。無声特有の動きやムードなど、サイレントとカウリスマキの相性が良い。作風が安定しているので見やすい。アキ監督は何故悲劇に惹かれるのか。花を踏む暗示。>>続きを読む
発言が大体ブーメラン。
12月に封切るのはかなり効いてますな。北欧ムードにカウリスマキをうっすら感じて久々観たくなった。映像の話法としては案外ストレートで、その点意識的か無意識か安易に判別し難い方が>>続きを読む
キツイものを見せたい、怖がらせたいという欲求で只々突っ走る。こういう映画って基本それだけだよな。意味深で謎な部分があったり、雑だったり。人体が柔らかい。殺人鬼も愛嬌が大事。残虐度高め。酷すぎると笑うし>>続きを読む
没入感が無い。どんなに派手なことをやっても基本狭い所で展開する為、スケールが小さく見えてしまうのが勿体ない。テンポがいいのか雑なのか、判別しづらいストーリー。そういうとこにらしさを見た。それでも中々楽>>続きを読む
神経質そうで意外と詰めは甘い気がする。気になる部分はあれど不思議な安らかさが漂う。
カルトな自己啓発セミナーに行ってみたら人生が好転。そう、この部分に触れないのは無理だ。本作において肝の部分がこれなのはやはり引っかかる。異なる設定を選択できていれば...。男性看護師への差別的描写もあ>>続きを読む
黒いなあ。
1番面白かったのは「懐かしいビデオ」。劇場静まり返ってたけど。仲がよろしいことで。2話がハイカロリーだったから消化する時間が欲しかった。
飽きはしないものの満足度が高くない。比較するべ>>続きを読む
ケツ!
ストレスが吹っ飛びますな。
数日経ち、また観たいなと思いつつ京さんに思うあれこれを。
謙虚や慎ましさといった形容では足りない、徹底した後ろ向き加減、その姿勢はパブリックイメージを崩さない>>続きを読む
凄すぎですな。怖い映画。人生がこんなだったらやばいよね、というのは勿論、軽薄で残酷な作り手と受け手の姿を突きつけてくるわけで。その薄ら寒いこと。多少イラッとしつつ、自分がそちら側に行くことも簡単で、そ>>続きを読む
強すぎジム・キャリー。
『THE BATMAN』を見直した熱のまま旧作を。あのシーンはオマージュなのか?と思えるシーンもあったが果たして。ティム・バートンが関わってはいるものの、監督ではないことが重>>続きを読む
良い人生だな。人生を分かち合える相手と出会うのはやはり奇跡である。いつか作品を買ってみたいと思いつつ機会を逸している。部屋狭いし置き場所無いし物大事にできないし...と、ついつい思いがちだが、アパート>>続きを読む
面白いし飽きないけど所々冷瀬に観てしまった。時折B級感が漂ってしまうのが惜しい。細かいところを放り投げたり雑だったりするせいか。最後には敵との大立ち回りがあった方が良かったのかもしれない。最終的にカタ>>続きを読む
意外な曲入りから、終盤にかけて燃えていく曲順が良いですな。メンバーの充実度が伝わってくるようで。おいしいところを余さず捉えていく編集も素晴らしい。
このどうにもならない愛しさ、切なさ。ボエームとは英語におけるボヘミアン、転じて自由に生きる芸術家の卵のことだそう。"卵"なんて生優しい表現が似つかわしくない拗らせオジサン3人組の生き様を生暖かく見守る>>続きを読む
音ズレが残念。虚構と現実が溶け合う愉快なライヴ。ロシアのダンスは技巧や慎ましさを感じさせつつ、野暮ったさが残る感じに味わいが。カリンカはキラーチューン。リハ、PAが大変そうすぎる。
何とも不思議な映画だ。てっきりドキュメンタリーかと思いきや、そうした先入観は緩やかに覆されてしまった。自然の中に佇むオブジェ。その静謐な時間を切り取った後、作者が登場してからは映像としての作為、意匠が>>続きを読む
『罪と罰』なんか知らんやーん
なんかジャームッシュみたいだったな。オフビート。絶えずサスペンスなムードの基に緊張が保たれていること、難解な会話、割と動くカメラワーク、風景に向けられた視点、音楽の使い>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ポップコーン頬張りながら観るものではなかった。反省至極。
109プレミアムシネマズは坂本龍一による音響監修がなされている為、上映前に本人から観客へのメッセージが流れる。それが思いの外、本編への前段と>>続きを読む
好きなんだけどなあ、ヴェノム。この内容なら2時間以上は必要そうなのだが。ユーモアは残しつつ、シリアスに作り込んでいくのが良かったのでは。その辺りの対比が際立つと美味しくなりそうじゃない。クレタスとキャ>>続きを読む
ポスターを見つつ『こんなシーンあったっけ』と思ったら普通にあった。記憶ってあてにならない。"イカ墨同盟"ってなんだよ。イカ墨食べたくなるな。買ってこようかな。
マッティ、会いたかったぜ。やはり、ほん>>続きを読む
色々と試される映画で、所々置いていかれつつ、引き込まれつつ。きっちり難しい。美麗な画面、端正な仕立ての服。結構パンチ効いた私生活送ってたんだな。嫁ツエー。
オッペンハイマーが作らなくても、誰かがああ>>続きを読む
近頃映画館で出会う人物に心奪われてばかり。切なすぎて少し背中が丸くなった帰り道。でも警備のおっちゃん可哀想だよな。
一応ダークヒーローものではあるかもしれないが、マーベルやDC的派手さは無い。ネジが>>続きを読む
これは狂気か、職人気質か。
初めての小津。なるほど、この人は化物。日を分けて家で映画を観ることはまま有るが、この作品に於いてはそうせざるを得ない面も。シーン毎の構図に一々唸らされる。2時間以上あるし、>>続きを読む