PTPを一度だけ観たことがある。
今にして思えば...。
澄んだ悲しい瞳、傷ついた声。
やはり『音は人なり』だろうか。
生についての一貫した発信にエールをもらい、共感する。
ファッション関連の映画はつまらないというか、後を引くような、印象に残り続けるものがあまり無い。そうした意味で本作は異例であった。"服を着る人すべてに観て欲しい"という一文は、鑑賞後に大きく印象を変える>>続きを読む
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うまくいかないもんだ。ベースの可能性を拡げ、作品とライヴで確かな実績を重ねたはずのジャコの転落ぶりはあまりのもの。何もかも「早すぎた」と片付けてしまうのは乱暴だが、事実そうであった面も否めないのがやる>>続きを読む
他人に迷惑ばっかりかけてるし、とても閉鎖的な世界で、むさ苦しい画面が続くから息が詰まる。ヤンキーって最悪だし、好きな世界観ではないんだけど、尋常じゃなくめちゃくちゃなものが観られるし、笑える。でもハイ>>続きを読む
楽しすぎて儚すぎるこの感じを言語化するのは難しい。毒もあるし。シンゴに比べるとカンが大分おいしい。状況が変化しても基本的に自分を保ち続けるカンは、作中においてマジな格好よさを担っている。ルックスも変わ>>続きを読む
個人レベルの革命が必須であるように思われる昨今。心の姿勢としてのパンクが再び必要になっているのではないか。業界人やハイソなお偉方のコメントが随所に挟まれる作りが上手いし、意外に鋭い発言も。ピストルズの>>続きを読む
複雑。日本人だもの。海外からの、個人的な表象と批評は目から鱗。日本人キャストが当然多いが、出演していることに胸を張れる人とそうでない人がいると思う。それぞれ担っているものがあまりに違う。展開の起伏は緩>>続きを読む
基本楽しいが、シーンの繋がりや展開がめちゃくちゃだったりダルかったりするのが勿体無い。宝探しは遠方へ向かうのが定石だと思うが、かなり近場なのが意外。キー・ホイ・クァンが感慨深い。
ぐぁっ、苦しい。その嘘は、嘘なのか?子供たちの演技が凄い。性別は本来それ以上でもそれ以下でもないものだが、社会によって付加された不純物が多い。その壁の厚さ、高さを前向きに利用する術も有りはするが。著し>>続きを読む
曲が一々カッコいい。音の趣味が良いんだな。それにしても何というタイミングだろう。この記録を残せたことは、せめてもの救いか。シチュエーションが整えられている場面も多く、プライベートな状況は案外少ない。親>>続きを読む
ジョーカーが楽しそうすぎる。ジャック・ニコルソンは凄い。オープニングでも1番最初に名前出てくるし(そこはちょっとどうなのか)。バットマンが活動したてで、チンピラを利用して知名度アップを図る間の抜け具合>>続きを読む
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これはあったかいなあ。敗者感無いじゃん。追い剥ぎにあって死にかける、というか一回死ぬのだが...。何の理由も無く大復活。理由も脈絡もなく事が起こってもいい。創作においては必ずしもリアリティを求める必要>>続きを読む
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めっちゃ良い...やばい。ロバート・パティンソンのブルースいいなー。『リターンズ』要素有りでタイムリー。いい順番で観た。ブルースとセリーナ、やっぱり好相性なのに結局バイクで並走くらいしかできることない>>続きを読む
うひょーー。スピード感抜群の縦横無尽な画面たまらん。異なる角度からの、とりわけ反転した風景は、より重要な意味を持つようになった。前作ではスパイダーマンになりたてのマイルスが街へ落ちていく場面を逆転して>>続きを読む
シリアスで重厚な近作とは一味違うムードが新鮮。ファンタジーに立脚したダークかつポップなティム・バートン風味が楽しい。多少ご都合主義な点は気掛かりだが、真面目に考えちゃいかんのかもしれん。子供向けな雰囲>>続きを読む
良い邦題。意外なシーンが散見される。長さとしては中篇だが、テンポ早めの会話等、内容を詰め込んでいるように感じられる場面も。何故この時間に収めているのか疑問は残るが、これはこれ。あらすじを読むまで導入部>>続きを読む
好きな画質。孤独な男の不運。この実家的安心感。労働、喫煙。今回は珍しく巻きタバコ(タバコだよね?)。不思議と煙い印象は無い。開放感のある画面構成だったのだろうか。煙も溜まっていなかった。今回妙にお洒落>>続きを読む
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苦しいやん。心も身体も。この頃の体調のせいもあるかもしれないが、少しフラッシュバック。本来の自分で生きることができない、そういうのは最悪だ。それを許さない人間、環境、全てこの手でぶっ壊してしまいたいが>>続きを読む
映画の作り方、タイタニックへの熱。監督の映画は殆ど観てない。チェックしなきゃ。
セガ寄りの構成なので公平さに欠ける気はするが、そうなってしまうのも理解できなくはない。"ジェネシス"というハードは完全に初見だったので新鮮。ベトナム帰りのスタッフがいたことも驚きだが、市場争いに戦争の>>続きを読む
大きなドラマがあるわけでない、あっさり目な中篇。多くの人が楽しめる作品とは言い難い。とはいえ、そういった目的があるかは不明だが。
今日、音楽の制作環境、作品の発表に纏わる事柄には大きな変化があり、そ>>続きを読む
これでも評価Cですか?登場人物が多いと混乱してしまう。
不良グループに入らざるを得ない環境というのはシビアなものだ。そこにセーフティーネットの役割があるのも複雑である。兎に角ジョニーが不憫すぎた。名>>続きを読む
1ドルで楽しむべ(何あれ)。確か前回は映画館で観たんじゃないか。アルバートいるなと思ったらリーランドまで。
はっきり込められているメディア批評。簡単に操作されてしまう我々。本編開始後すぐにタイトルが>>続きを読む
出た、孤独で未熟な中年男。カウリスマキ作品には家族の要素がやや希薄。あまり意識していなかったが、意外と恋愛が重要。だが、描写は基本的にドライで、場合により突拍子も無く、不自然であったりする。絵空事な愛>>続きを読む
「嘘やん」としか言いようがないラストだが...。普通に考えたら転落モノなわけだが、この意味深長な感じは一体。"怪物"ってそういうこと?他と比較すると『アイズワイドシャット』に近い。持続力。最初のシーン>>続きを読む
使用済みは捨てい。時間を贅沢に使っている。優しさの表れかもしれないが、退屈と紙一重のゆったりじっくり感は曲者。とはいえ、派手なシーンへの溜めになっているのも事実。スタントマンの人数に笑う。ただ、派手な>>続きを読む
初期作ながら既にカウリスマキなのがさすが。ただ、カタルシスは弱め。大仰なラストなんて望んでないが。すぐ煙草。早いなーほんと。ごみ収集から独立してごみ収集?民間事業なのか。「死ねるのか?」凄い台詞だな。>>続きを読む
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イメージorリアル。どちらなのかはご自分で、というよく言えば定石、悪く言えばありがちなラストではあるのだが。ほぼ前者としか考えられない。基本は、辛苦や自身の成長といった現実へ向き合えない少年の話と解釈>>続きを読む
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ウィスラー復活に歓喜したのも束の間、あーあー散漫になっちゃったね。初見かと思いきや観たことあるな。テレビでやってたのかな。
兎に角キャラを増やしすぎた。公安9課とかアヴェンジャーズみたいになりそうだ>>続きを読む
あーーーーおもろいな。世紀末してるね。ブレイドってボケるんだ。其処彼処にツッコミどころはあるわけだが、最たるものは”日焼け止め"か。特殊効果はさすがに時代を感じさせる。リアルすぎない故の歪な存在感が味>>続きを読む
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チーフは一撃で仕留める。そんな人間でありたいものである。安心と信頼のカティさん。圧倒的薄幸オーラで話に重さを足してくれるのはさすが。シリアスばかりで辛い話というのもあるが、ユーモアが悲哀を引き立てる場>>続きを読む
やばい奴が何も抱えていないわけがなく。宣伝煽りまくりだな。御多分に漏れずそこまででもないわけだが、それってつまりどういうことなのか、ちょっと考えてみたり。ヌルッとした始まりが地味ーにインパクトあり。全>>続きを読む
画質の鮮明さに戸惑う。悔しく切ない。こんなことがあってはならない。難民に関する問題は日本でも今まさに起こっていることで、リアルだ。悪意と悲劇(マリス)、善意と喜劇の対比が重い。付け焼き刃すぎる寿司屋よ>>続きを読む