ウホゴリラさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ウホゴリラ

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ミッドサマー(2019年製作の映画)

5.0

普段当たり前のように信じている倫理は絶対的なものでないことをまざまざと突きつけられる。
善悪の価値基準が崩壊する。

郷に入っては郷に従う。
処世術としての諺だけれど、成熟した=伝統のある社会ほどこの
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his(2020年製作の映画)

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感情の独白でなく、全ての台詞が誰かに向けて発される言葉で構成された会話劇。
言い淀むシーン全てが最高。今泉監督に坂本裕二脚本で映画撮ってほしい。

テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

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メタ構造が何重にもなっていてクラクラするけど、伝わってくるものはバンデッドQや未来世紀ブラジルからほとんど変わっていない。話の内容以上に映っている背景が面白いのも相変わらず。
人は夢を見ることで幸せを
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

戦時下のドイツを暖色を基調として描いた作品を本作以外見たことがない。ナチス支配下のドイツは、寒色中心の殺伐とした雰囲気で描かれるのが一般的かと思う。
当時のドイツが実際どのような景色だったかは知らない
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ラストレター(2020年製作の映画)

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読んで字の如くの自慰映画。

最後に広瀬すずか森七奈が
「気持ち悪い…」
と言い捨てて終劇ならもう少しバランスが取れたかもしれない。

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

去年の映画でいえば1番印象が近いのは深田晃司監督のよこがお。(一昨日見た)
人間の多面性に想いを馳せずにはいられない。
リチャードジュウェルはこの事件についてはシロでも人間としてはクロな要素も多く含ん
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よこがお(2019年製作の映画)

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観終わるとタイトルに多層的な意味を読み取れるようになる。
生活のなかで感じる嫌な予感が反映された悪夢の映画化といった感じ。
深田晃司監督は淵に立つに引続きこうなったら嫌だよねを120%にして見せてくれ
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

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飛行機で鑑賞。
山崎貴監督が嫌いなので評判は聞きながらも公開時はスルーしていたが、すごく面白かった!
菅田将暉、柄本佑の両方が元々好きというのはあるけれどこの二人の名コンビぶりは2019年の日本映画で
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

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評判を聞いて飛行機で鑑賞。
突っ込みどころが多すぎてある意味衝撃の連続。全てのネジがゆるゆる。フィルマークスでも評価が高く更に衝撃。映画館で見たら体験としてなにかが変わったりするのだろうか。
去年中に
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さびしんぼう(1985年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

本人さえ忘れてしまってもその思いはきっとどこかで生き続ける。
青春の勝利。ノスタルジーの本質。

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

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終盤に至るまで山場らしい山場はないけどずっと面白い。
やってることは貞子VS伽倻子と大体同じなのに不思議とアホ臭く感じないのはなぜなのかな。
画面の構図から小ネタまでシャイニングからの直接的な引用がか
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

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映画館で見れてよかったけどNetflix配信だからこそあえてキャリアの総まとめ的な作品にしてる感じがした。政治的に正しいメッセージを持つ映画は近年特に評価される傾向にあるしそれは必要だけど、スコセッシ>>続きを読む