未知の伝染病(?)に襲われた田舎町、その真相を告発するファウンドフッテージ。
導入から緊迫感の続く展開、多視点の丁寧な捌きっぷり、脅威の正体の気色悪さと完成度が高く、観応えありました。
ゴアの生みの親G・ルイスの軌跡をヘネンロッター監督が追う。ジョン・ウォーターズも出てます。
ヌード映画を経て、遂に「ゴア」を発明した三作品のエピソードが面白いです。劇場でゲロ袋を配布するとか、何そのプ>>続きを読む
有名監督の作品と思ったら「制作総指揮」かい、というよくあるパターン。
地味でかったるい割に雰囲気ができている訳でもなく、話もよくある感じ。
異様にスコア低いですが普通に観応えあって面白かったです。冒頭から「最近のファウンドフッテージは〜」とメタな台詞がありますが、捻りなどは特になく、とにかく正統派のファウンドフッテージ。だから観た後の印象>>続きを読む
とても丁寧に作られていますが、展開が小ぢんまりしていて人物描写も弱く、怖がらせ方も普通であまり印象に残らず。
おすすめされるがまま事前知識ほとんど無しで観たら、B級ホラーオタクのための映画、みたいな作品で最高でした。メタフィクション含みつつのホラーコメディが一番かっこいい。
悪魔のいけにえ+死霊のはらわた÷2>>続きを読む
最近ファウンドフッテージものを観漁っているけど、今のところ一番面白かったかも。最後まで展開が読めない緊張感があります。
閉鎖された地下通路を探索する話ですが、息苦しくなるくらいの閉塞感が良いです。壮絶>>続きを読む
実際の事件。予想以上に複雑で凄まじい話。
シンプルに面白かった。
スティーブン・ラングは勿論、主演ジェーン・レヴィの怖がり演技も良かったです。
ところどころ不気味なシーンはあったけど2と比べると控えめな印象。
実際の未解決事件・ディアトロフ峠事件を調査する学生映画クルーが、撮影のうちに恐ろしい出来事を体験していく話。
よくある手持ちカメラじゃなく映画撮影の体なので映像が綺麗。ストーリーもモキュメンタリーにし>>続きを読む
ズーム見えない参加者とかサーチとかよりも先なんですね。全編PC画面の演出はこれが一番最初?
前半は普通に面白かったですが、後半は全員が疑心暗鬼になった結果、延々ヤリサーの痴話喧嘩みたいになっててコメデ>>続きを読む
お蔵入りになった心霊調査番組の取材テープを再編集した、というファウンド・フッテージ。
前振りがとても丁寧で見応えがあります。展開もなかなか絶望的で好き。怖がらせ方は結構シンプルな感じです。
冒頭「主人公のタイラー博士を演じるミラ・ジョヴォヴィッチです」の挨拶から始まって、実際のタイラー博士が撮影・録音したフッテージと、ジョヴォヴィッチ主演の再現ドラマを織り合わせた斬新なモキュメンタリー。>>続きを読む
前作はあまり印象に残ってないけど、けっこう面白かった。
じっくり掛ける前振りの不気味さと、脅かしすぎないのが好きです。
話が難解とかじゃなくて単純に面白くない、笑えない。コーエン兄弟とかカウフマンと比べたらセンスは雲泥の差。その割にお金だけは無駄に掛かってる感じが、時代遅れというかベタベタにハリウッド的で輪にかけて寒い>>続きを読む
ポストパンク・ニューウェーブのライブ映像コンピレーション。個人的にはやはりThe PoliceやXTCが印象的でした。
締めくくりはスティング&アンディ・パートリッジのツーショットで、なんだか感慨を覚>>続きを読む
第100巻にふさわしい傑作でした。
呪いのビデオ最新作であり、かつ中村監督によるモキュメンタリーの新作Jホラー。
これほど丁寧な和製モキュメンタリーホラーを観たのは、個人的には『ノロイ』以来という印象>>続きを読む
とりあえず一観した印象。
ひとことで言うならば壮絶だった。
全五話のうち前四話は、シーズン2をさらにアップグレードさせたような印象。軽やかに展開される、安心(?)して楽しめるコメディに『アンチクライ>>続きを読む
全体的にはあんまり刺さらなかったけど、ラストシーンがよかった。
暖かく苦々しく。主人公が自殺しまくってた頃の自作にむけたアンサーのようでもあった。
これは迷走してる…笑。前半は好きだったけど。
ギャグなら『みんな〜やってるか!』の方が楽しいし、メタなら『TAKESHIS'』の方が断然キマってると思います。
やっぱり大傑作だと思う。良い意味でここまで観客の予想を裏切り続ける映画なかなか無いはず。
自分が死んだ後に生まれる息子のためにビデオダイアリーを撮ってほしい、という感動的なはずの導入から「隠れる→脅か>>続きを読む
40周年ブルーレイで観た。画質綺麗、あとコメンタリーが4種類も笑。
それまでのホラーあるあるな展開を叩き潰すようなレザフェの登場から、狂気(と性癖?)の塊みたいな後半戦がやっぱり圧巻。有名なラストシー>>続きを読む
世代的に仕方ないんだろうけど、初っ端こめかみを撃ち抜いた男から血が一滴も流れない時点でだいぶ冷める。
ラストも含めて割とマトモな渋さで、ノワールのドロドロ感を期待したら少し肩透かしを食らうかもしれない>>続きを読む
映画は商業的だったり政治的だったりもするけど、やっぱり芸術なんだと思った。素晴らしいセンス。
とても勢いのある、カッコいい演出満載の名作ノワールでした。タイトルも好きです。
観る前は一時間ちょいって短いのではと思いましたが、物語とか気持ちばかりでひたすらキューブリックが撮りたいものを撮っている感じなので、ちょうどいいくらいの長さだったと感じました。
ジャケットはそういう場>>続きを読む
良くも悪くも凡庸な脚本に、クールなはずの監督のセンス含め全てが押し潰されている印象です。
キャスト陣がハマっている人とそうでない人、きっぱり分かれている印象。
個人的に前作のほうが好きでした。
ドン役の北村さんが凄い。
幹部の思いのままに操られ続けるヤクザ達が切ないです。
北野映画復活。
どこか消化不良だったゼロ年代前半を経てついに『ソナチネ』級の鮮烈なイメージセンスが蘇った。中身の詰め込みっぷりは『みんな〜やってるか!』を彷彿とさせる気迫で、その間途絶えることない緊張>>続きを読む
町人たちの動きが劇伴とシンクロするシーンは面白かったですが、全体的にはあまりピンときませんでした。
と思ったらクライマックス。カッコよすぎ。個人的にハネケの『コード・アンノウン』思い出しました。
訳:戸田奈津子。
天才とバカは紙一重、という言葉を思い出しました。どこまで計算しているのか、それとも全部天然なのか、凄まじい映画センスを感じます。キャストも当時の北野組勢揃いで、夥しいパロディーも盛り>>続きを読む