ユウさんの映画レビュー・感想・評価

ユウ

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湖の見知らぬ男(2013年製作の映画)

4.0

のっけから噂に違わぬ生々しさ。観たことないくらい、というかストレートの人は直視できないのではというレベルです。だからこそというか「正真正銘のゲイ映画」と言って過言でない雰囲気。それでいてハネケばりにク>>続きを読む

ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

3.5

前半の盛り上がり方が好き。舞台劇のようなほとんどワンシチュエーションものながら撮り方が本当にかっこいいです。

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

5.0

ロスト〜の方が抽象的で難解な映画だと思ってたけど、久々に観たらこっちの方が難しいかもしれないと思いました。向こうがシンプルに抽象的としたら、こちらはカオス。リンチ自身の映画業界に対する怨念のようなもの>>続きを読む

アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

3.5

戦争映画は、ただただ理不尽で人々が悲しいだけのものより、こういう複雑で曖昧なものの方が好きです。劇中劇など幾つもの要素を大胆に巻き込みながら、繊細で示唆に富んでいて、さすがに悲しい話だけど暗すぎないの>>続きを読む

ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

3.5

久々鑑賞。もっと抽象的な映画と思っていたけど、改めて観ると結構しっかり説明されてる部分も多い。ベタなところはかなりベタ、でもクールなところは本当にクールです。

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

3.5

監督ヒッチコック脚本チャンドラー原作ハイスミスというすごい顔ぶれ。前半面白かったけど、後半は何となくありがちな感じでした。演出は今観ても新鮮。

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.5

ブルーレイを買ったので久しぶりに観ました。大丈夫かなと思ったけど、やっぱりラストで泣いてしまった。あれをティム・バートンがやる、というのがまた、というかティム・バートンにしか出来ないと思う。

ハリーの災難(1955年製作の映画)

4.0

ヒッチコックのコメディ初めて観たけどすごく好きでした。ノリとして、かなりツイン・ピークス(というかリンチ)に近いものを感じます。舞台劇のような全体の展開の流れも、巧みかつ華やかで面白いです。

断崖(1941年製作の映画)

3.5

いつもの、感のある安定のヒッチコック・サスペンス。展開が本格的に緊迫してくるまでかなりの前振りがありますが、キャラの魅力が素晴らしくしっかり面白かったです。

シド・アンド・ナンシー(1986年製作の映画)

3.0

デビュー作『レポマン』のようなど派手な跳ねっぷりは無く、とても大人しくて観やすいといえば観やすいけどやっぱり物足りない。その割にストーリーはパンク(セックス・ピストルズ)の知識ありきな感じであまり分か>>続きを読む

渇き。(2013年製作の映画)

3.0

最後の方は割と好き、あとはいまいちな時の園子温みたいな雰囲気、、オープニングでこのノリまじかよってなった。

キャロル(2015年製作の映画)

4.5

素晴らしかったです。
ひとりひとりのキャラクターの描き方がとても深くて、それを見事に体現したキャスト陣の芝居も圧巻です。演劇を観ているような緊張感でした。
同性愛映画としても、とにかく二人の愛情の描き
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コントロール(2007年製作の映画)

4.0

伝記ドラマとして奇をてらわず直球な感じで、しっかり面白かったです。
実はジョイ・ディヴィジョンはあまり聴いたことがなく、知っているのは圧倒的にニュー・オーダーの方で、、イアン・カーティスの苦悩は勿論な
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ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

3.0

同監督の『ザ・マスター』と同じ、全体的には少しもたれるけど見せ場のシーン(本作ではクライマックス)がとにかく強烈、という印象を受けました。あの結末を知るともう一回最初から観たいなと思うけど、腰が重い。>>続きを読む

フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

4.0

久々鑑賞。前半は淡々としたドキュメンタリー調、そうして抑えて抑えてからの例のカーチェイスの爆発っぷりが最高に気持ちいいです。そのまま後半は駆け抜けてラストシーンもかなり衝撃的。やっぱ名作。

2023
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 完全版(1984年製作の映画)

4.0

なんといってもモリコーネの素晴らしいスコアに尽きます。過去作と比べるとレオーネ監督感(むさ苦しいクローズアップなど)は薄めな印象でした。ただの回顧譚で終わらせない詩的なラストシーンが好きです。

バーバー(2001年製作の映画)

4.5

久々鑑賞。がっつり王道で高品質のネオノアール。展開がとにかく巧妙で、主演のビリー・ボブ・ソーントンの表情といい侘しさあふれる雰囲気が素晴らしいです。唐突なオカルト話など、随所のアクセントも流石です。

北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

3.5

ストーリーそのものは王道の面白さで、やはり有名な散布機のシーンが強烈です。クライマックスの〇〇像を下りていくとかも頭おかしくて最高です。

バットマン(1989年製作の映画)

3.0

原作知っている前提で書かれているのか、バットマンの映画って話を飲み込むのが妙に難しい。ティム・バートンならではの雰囲気とか、あまり感じられませんでした。

エレファント・マン(1980年製作の映画)

3.0

あの圧巻のデビュー作に続く作品としてはいたって普通の話、普通のテーマで、これといってリンチが撮る必然性は感じられない作品です。

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

4.5

改めて観ると、冒頭はかなりデヴィッド・リンチ感が強い。オリジナリティのある物語は癖のある登場人物や斬新な設定によって作られるもの、本作もまた個性的なキャラと独創的な発想が組み合わさって奇怪なストーリー>>続きを読む

天国は待ってくれる(1943年製作の映画)

3.5

原作が戯曲ということもあり、ひとつひとつの台詞やエピソードが洒落ていて巧みでした。こういう、生涯を辿っていく回顧録みたいな話とても好きなので、王道な感じで面白かったです。

運び屋(2018年製作の映画)

3.5

こんな時代だからこその高齢者の姿がリアルに描かれていて面白かったです。
後半は監督本人の回顧録のようにも見えますが『アイリッシュマン』ほど切実ではなかったです。

ウォール街(1987年製作の映画)

3.5

ひたすら拝金の醜さを描くでもなく、ありがちな「愛が大事」に落ち着くでもない、巧みな物語でした。幻想ばかりを追いかけていた主人公が、ちゃんと現実の中で落とし前をつける結末も、哀愁があって良いです。今まで>>続きを読む

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

4.0

現実の世界にまだ隙間(ゆとり)があって、幻想と共存することが出来た時代だったからこそ成功した映画かもしれない、と久々に観て思いました。それと同時に「ここまでやるか」の圧倒的な勢い・センスは時代関係ない>>続きを読む

夕陽のギャングたち(1971年製作の映画)

4.5

ワンシーンごとには「ちょっと長い」と感じるけれど、観終わってみると二時間半があっという間。ダレないぎりぎりのところでまとめ上げる流石の手腕です。
キャスティングも素晴らしい。主役ふたりのハマりっぷりは
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プリンス/サイン・オブ・ザ・タイムス(1987年製作の映画)

4.5

昨年出たお蔵入りアルバム『Welcome 2 America』のおまけブルーレイを観た時もそうだったけど、観終わったあとは本当にライブに参加したようなお腹いっぱいの疲労感。プリンスのライブはハイクオリ>>続きを読む

ポゼッション(1981年製作の映画)

4.5

ブルーレイが手に入ったので久しぶりに観ましたが、やはり映画史クラスの名作だと思います。個人的にズラウスキー監督の最高傑作…というか他の作品は訳がわからなすぎるので、この『反撥』っぽい日常的な設定とテー>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版(1989年製作の映画)

5.0

前に観た時は「演出が子供っぽいな」とか思ったりしてたけど、そんなのはどうでもよくてこれほど思い出の美しさを強烈に表現した映画はないと思います。それと対比される今現在の現実の寒々しさ、過去の幻想に囚われ>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

素晴らしかったです。
最初は時代風刺っぽい胸糞ドラマかなと思っていましたが、既存の枠におさまらない大胆なストーリー展開、キャラクターも全員が一筋縄でいかず個性的で、また彼らの変化を通して語られるテーマ
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RONIN(1998年製作の映画)

4.5

メルヴィル監督などの60年代フレンチノワールを90年代に蘇らせたようなクールなサスペンスアクション。フランケンハイマー監督の所々ちょっと古くさい演出が貫禄のあるカッコよさです。同じくデ・ニーロ主演の『>>続きを読む

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