マサさんの映画レビュー・感想・評価

マサ

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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

難解でも新鮮でもない。母親の家へ向かう男がひどい目に遭う、という概要の通り、というか、そこから想像できる範囲の内々でまったく終わってしまう三時間。
どこを取っても引用的で既視感のある展開ばかりで、しか
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.0

ニコケイがニコケイを演じるメタなストーリーだけど、ガチっぽいひねくれ感とかはなく何も考えずに観れる、とにかくニコケイ愛にあふれた王道B級コメディ。
歴代ニコケイ映画の小ネタ満載なのは伝わってくるけど、
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殺人者はライフルを持っている!(1968年製作の映画)

4.0

引退を決意したホラー俳優と無差別に銃殺を繰り返す青年、その運命の交錯を描いた怪作スリラー。
ニューシネマっぽい無差別銃撃のパートが凄まじい。グラセフを地でいくみたいな無軌道ぶりで、ドライブインで繰り広
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プリンス/グラフィティ・ブリッジ(1990年製作の映画)

4.0

サントラだけは以前から聴いてて、問答無用の名盤。通らないわけにいかないよなーくらいの気持ちで観たのですが、これは結構、好きかもしれない。
王道風味でしっかりした本筋に、らしさ全開のメッセージ性がこれで
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憂国(1966年製作の映画)

3.5

類稀な才能の持ち主で誰もが認める大文豪になった人が、晩年になって臓器の飛び出るエログロ映画を作る。さらには同じことを現実で実行して、クーデターと割腹で生涯を終えた。
思想うんぬんというより、いきなりブ
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去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

3.5

過去と現在、現実と架空を行き来してその境界を問う、みたいな…たぶんそういう話。かっこいい映画とは思う。
あらすじの文章は何だかとてもエモーショナルなのにその実はまるで共感を拒むような内容。その拒みっぷ
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恐怖(1961年製作の映画)

3.5

オープニングから雰囲気がめちゃくちゃいい。中盤〜後半の展開も好きだけど、やっぱり前半の怪奇テイストが最高。

暴力団/ビッグ・コンボ(1955年製作の映画)

3.5

ストーリーが入り組んでいるからか全体的に淡々と物語を追っていた印象、ですがラストシーン等やはり強烈な場面がいくつかあって面白いです。
個人的には『拳銃魔』のが好き。

奇人たちの晩餐会(1998年製作の映画)

3.5

富裕層の面々による、それぞれ見つけた選りすぐりのバカを招待し、当人たちには内緒で「バカの王者」を決める晩餐会の話。
ものすごい設定ですが、その強烈さ、またコメディならではのドタバタも湿っぽさも全部、と
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ブルー・カラー/怒りのはみだし労働者ども(1978年製作の映画)

3.5

ポール・シュレイダー初監督作。さすがの人間描写で、展開も巧み。しかし他作と比べると狂気が足りずちょっと地味です。タイトルに引っ掛けた殺害シーンは見応えありますが、全体的なビジュアルはやはり地味め。

アレックス(2002年製作の映画)

3.5

見事な世界観。物語の流れが断片的になることでシーンごとの空気感がかえって際立ち、激しい感情だけが次々襲ってくるような、まさに悪夢のような体験。筋をいかに分かりやすくするか工夫していた印象のある『メメン>>続きを読む

AKIRA 4Kリマスター版(1988年製作の映画)

3.5

アニメーションの良し悪しとかあんまり分からないけど、めっちゃ凄いというのは感じる。サブカルの定番みたいなイメージだから身構えたけど、ストーリーは思ったよりかなり王道路線な印象だった。

ミスター・ロンリー(2007年製作の映画)

4.0

劣等感と他人への憧れから、マイケルジャクソンを演じるモノマネ芸人として生きる青年の話。
ガンモとかと比べると、人が変わったようにナイーブで繊細なドラマ。8年ぶりの監督作だったらしく、その後もコリン監督
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

まさかの大作、そして名作。
テンション高めの映像センスは相変わらずキレッキレですが、内容が、今回たまたまそういう企画だっただけかもしれないけど、あの『ロブスター』の人とは思えない超王道冒険ストーリーで
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太陽(2005年製作の映画)

3.0

日本人には絶対作れない映画。
神様だった天皇陛下が「人間宣言」をするまでの話。演じるのがあのイッセー尾形、要所にコメディ調のシーンがあり、米軍人の「チャップリンに似てるな」という直接的な凄い台詞で、作
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

3.5

満島ひかりはすごい。
やってることは紀子の食卓とかとほとんど同じで、ふーんって感じで観てたら最後の最後の満島ひかりに全部もっていかれた。
現代日本の家庭、宗教にまつわる園監督の人生観は、三時間半くらい
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ヴェルヴェット・アンダーグラウンド(2021年製作の映画)

3.5

若い表現者は自身のユニークさを社会と対決させることになるけど、資本を獲得して器用になってくると、普遍性を体得し、そこにどれだけユニークを残せるか、の対決になってくる。アマからプロへ、洗練されつつも凡庸>>続きを読む

シン・シティ(2005年製作の映画)

3.5

実写アニメというか、コミックそのままの映像美がカッコよすぎ。キャスティングも完璧で、特にミッキー・ロークの漫画から出てきたみたいなタフガイぶりが強烈。ストーリーは観易めです。

ショーガール(1995年製作の映画)

4.5

普通に面白かった。
超王道の漫画みたいな成長物語。これをスポーツとかで見せられると引いちゃうけど、これくらい狂ってくれると丁度よく観れる、という人は絶対一定数いる。
とはいえ、本筋含めてどのエピソード
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.0

アニメだからこその容赦のなさ。時間軸の壊れっぷりがカッコいい。

ダークグラス(2021年製作の映画)

4.0

良い映画には必ずしも優秀なストーリーが必要というわけじゃないことが改めて分かる傑作。そういうガタガタ感さえ味に変えてしまう圧巻の映像センス。85分でここまで引き込めるのは一つの完成形だと思う。

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.0

ハードボイルドチックだった前作に対して王道SFの印象。でもその割にはラスト含めて展開がこぢんまりしすぎている気もする。
空気感は前作のドロドロ感のがツボですが、ラウンジのシーンは好き。

テトリス(2023年製作の映画)

2.5

話は面白かった。けど、この時代に大丈夫?能天気すぎない?という描写を日本にもロシアにも感じる。まだソビエトの頃だからいいのか?
人物描写含め、やっぱりオリバー・ストーンみたいな人に作ってほしかったと思
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ソドムの市(1975年製作の映画)

3.0

うんこしっこセックス。ギャスパー・ノエのお気に入りだそうです。終盤のサド描写もなかなか。

LOVE【3D】(2015年製作の映画)

4.0

ノエ監督の作風として、鮮烈なイメージと非常に繊細な心理描写があると思う。本作は『カノン』や最新の『VORTEX』と同じ系統の、後者に重きを置いたテイストを感じる作品。とても好きです。そしてノエ作品はど>>続きを読む

11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち(2011年製作の映画)

3.0

井浦新が予想以上のハマり役。
実録・連合赤軍と比べると、まだ主人公がマトモなので観やすい。
ただ、少なくともクライマックスのクーデター決行はポール・シュレイダー版のほうが断然良いです。

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)(2007年製作の映画)

3.0

超絶胸糞。信念の話かと思いきや、カルト的な共同体の中で起こった理不尽な私刑の描写が延々続く。平凡な人が発狂したと捉えているのか、そもそも狂人だったと言いたいのか、その線引きが最後まで曖昧なのも釈然とせ>>続きを読む

カノン(1998年製作の映画)

4.5

予想外にめちゃくちゃコメディ。だけど結末は何かちょっとジーンときちゃった。なんというか、笑って泣ける変態版『タクシードライバー』みたいな感じ。つまりドツボ。

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

5.0

作劇よりも鮮烈なイメージが先行する印象のノエ作品ですが、素晴らしい人間ドラマでした。キャスティングも最高。もちろん演出センスの鮮やかさも健在です。新年初劇場でしたが、このスプリットスクリーンは映画館で>>続きを読む

マクベス(2021年製作の映画)

3.5

Apple TV独占作。やっと観れた。
イーサンが離脱したことが関係しているかは分からないけど、大衆性度外視で完全に映画オタク向けに振り切ってる感じ。期待値高かった分ちょっと退屈だった。

あやつり糸の世界(1973年製作の映画)

3.0

やっと観れた。212分長い、、!
個人的には、同じ原作を100分きっかりでまとめていた『13F』の方が印象的でした。

最後の誘惑(1988年製作の映画)

4.0

ピーター・ガブリエルの新譜から。
長めなわりにスロースタートの展開で前半退屈でしたが、中盤過ぎから一気に引き込まれて結局ぶっ通しで観終えました。特に終盤の徹底的な独り善がりっぷり、さすがのポール・シュ
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戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)

3.5

まさに映画のお手本みたいな作品。カット割りのテンポが意外と速くて、サイレントながらストーリーも解りやすく、百年近くも前の映画という感じは受けません。撮影のスケールの壮大さも含めて、確かに色褪せない名作>>続きを読む

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