根本拓実さんの映画レビュー・感想・評価

根本拓実

根本拓実

映画(309)
ドラマ(0)
アニメ(0)

To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

4.0

街はいいなぁー。

老若男女、LGBTQ。
色んな人種、色んな国の人。
真面目に生きようとする人。悪いことして生きる人。真面目に生きてたけど堕落してしまった人。堕落したけど何とか立ち直ろうとしてる人。
>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.7

吹き替えはあんましやったか。

自分の中で新しい価値観とか視点の発見みたいなんがなかったからか、あんまし面白くなかったー。それはこの映画に関してはええことなのかも知れんー。

やっぱ主語がデカく、あら
>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「物語」っていうものは元来、もっとめちゃくちゃで矛盾や破綻に満ち、カオティックなものだったんだと。そして「世界」っていうものもそうだったんだと。
人の認知機能では咀嚼しきれず、認知しきれないままそのま
>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

3.7

人間にとっての罪は「(忘れちゃ駄目な事を)忘れること」。
人間にとっての救いは「(忘れてしまいたいことを)忘れれること」。
やなぁと最近思い始めた。

佐藤二郎さんのおちゃらけ演技がなんかそう言うこと
>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.8

本人達目線というより、親目線もしくは孫を見るような目線の映画やなと最後の方のお父さんの主人公へのメッセージで思った。

脚本とか原作とかの人も結構齢いってはるみたいやしそういう目線でみるとなんかええ映
>>続きを読む

INSTRUMENT フガジ:インストゥルメント(2003年製作の映画)

3.8

最初と最後だけ真剣に見た。
言ってることやってることが首尾一貫し過ぎてて逆に興味が持続せんかった。

こんなにパワフルなハードコアパンクやけど何かメッセージは「ノーマルたれ。」みたいな感じやった。
>>続きを読む

マイスモールランド(2022年製作の映画)

3.8

切実で丁寧な慈悲に満ちたプロパガンダ映画といった感じやった。

見た後は当事者のキツい状況を具体的に詳細に見せられるので「無知は罪。知らないことで人を傷付ける。」とか「自分の生活圏の外で今も苦難の中で
>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

良かった。思う。ゴジラと違いシリーズもののウルトラマンを一本の映画の中で完結をさせるのは難しいやろうにやれてる。
端的。剛腕。

割りかしあっさりした印象を持つCGが自分は逆にリアルに感じた。めっちゃ
>>続きを読む

ノルウェイの森(2010年製作の映画)

3.7

なんか可愛い映画やった。

村上春樹でだいぶ構えていたからか思ってたよりも全然いけた。

なんかあれかも、若者の痴話喧嘩は可愛いく見てられるけど、ある程度大人の痴話喧嘩は見てられへんかも。
年齢とか大
>>続きを読む

獣道(2017年製作の映画)

3.1

初めて「脱ぐ意味」みたいなの考えた。最近の映画界の流れ見たいのに影響されたのもある。しょーもない脚本で脱がされているのを見ると自分も少しだけ腹が立つことがわかった。

描きたい人達はどんな人でもいい。
>>続きを読む

汚れた血(1986年製作の映画)

3.9

デビットボウイ爆走横移動トラッキングショット。

基本真剣ムードやけど、フフフッてなるシーンが多くて、出てくる登場人物も皆んな泣き虫でおっちょこちょいでお茶目でダサくてカッコよくて、いい映画でした。
>>続きを読む

永い言い訳(2016年製作の映画)

3.8

あんま出さん感情の方にフォーカスしてるぶん現実感が増してる。
きちっとした結論もなくて、様々なことがあり様々なことを思いながら曖昧なまま生きていくしかないよね。ってとこに行くしかなくなってる。

本木
>>続きを読む

ラブ&ピース(2015年製作の映画)

3.2

園子温さんは基本的に中学生みたいな人やなと思っていたが、この作品を見ていや、小学生みたいな人やなと思った。一連のことも含めて

ニワトリ☆フェニックス(2022年製作の映画)

3.2

あてのないロードムービーやからしょーがないけど、興味の持続のためにもその場その場の話だけじゃなくて、縦軸の話はもっとちゃんと欲しかったです。

草太がどれくらいやばい状況なんかがふわっとしてて逃避行の
>>続きを読む

ニワトリ★スター(2018年製作の映画)

3.7

無軌道な男の子が無茶をし短絡的な価値観を振りかざすのが危なっかしくて怖い。撮り方もそれに合わせた男の子感満載で何か良い。
アニメーションとかのノリも男の子の思いつき感あってなんか良い。
ほんで成田凌さ
>>続きを読む

わたしはロランス(2012年製作の映画)

3.8

自己実現を果たして生きようとするときに産まれるハードルや葛藤は当人だけではなく周りの人間にも当然、産まれる。

その周りの人間を味方だと思い過ぎてそのハードルを超えること、無償の愛を求め過ぎてしまう。
>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.8

足りへんなぁ。これやるならもうちょいガツンと来て欲しかった感あります。

ちょっともうちょっとこうお話ごちゃつかせてもいいんちゃうかな?
お話として綺麗に流れ過ぎじゃない?
自己陶酔感が強くなってもう
>>続きを読む

ブロンコ・ビリー(1980年製作の映画)

3.9

ベタを丁寧にやるのかっこいい。

カットの繋げ方うまっ。構図うまっ。
色味とロケーション良っ。ちょっと『ソナチネ』味感じた。

キャラ造形、セリフ、シークエンス全部最小限で端的わかりやすくて面白い。ス
>>続きを読む

ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

こうゆう気分で人と自分は明らかに違うと思いながら生きてる人も世の中にはいっぱいおるっていう暗喩的な話にも取れるしそのまんまの凝ったファンタジー映画としても取れる。

ただ、どっちとも振り切らんような(
>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.9

フツーに良かったです。泣きました。
感動ポルノとかじゃなくキャラクター1人1人に人格あって自由に動いてる感じがよかった。役者さんも全力でやったはった。特に娘さん、お父さんはおるだけですげぇ説得力あった
>>続きを読む

かしこい狗は、吠えずに笑う(2013年製作の映画)

3.5

2013年。中3か。そのあたりに見てたら何か好きやったろうなぁと思った。閉塞感。破滅願望。依存。意味深なひねくれ。奇をてらう言動。暗さ。
荒削りなメッセージを伝えるためだけに動く荒削りなキャラ達。
>>続きを読む

もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

3.5

無理のないストーリーでリアルで嫌いなとことかは無かった

こっちが登場人物の心情を汲んであげて想像してやっと楽しめる映画

田舎。23歳。漫画。ダラダラ。顔がいい。自堕落。冷笑。恥ずかしい。父嫌い。
>>続きを読む

シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

3.9

カメラワークとかカット割すげぇ
鶏のやつとかどう撮ってるんやろ

こんな温暖湿潤気候の島国の中流家庭で飽食の中で育った黄色人種の自分がこねくりまわした哲学も倫理もこのスラム街の中ではクソの役にも立たず
>>続きを読む

家族ゲーム(1983年製作の映画)

3.9

生々しくて生きた人間感ある。
嫌なリアルなユニークさしつこさシュールさ。
くっちゃくっちゃズゴっズズズ…
どしようもなさ。

と思ったら型にハマろうとしてみたり。
何を言いたいかとかじゃないけどね(笑
>>続きを読む

恋の罪(2011年製作の映画)

3.4

リアリティのあるフリ、劇を作るフリはやめて欲しい。そういうの本人も興味ないんやろうし。背伸びしゃんといて欲しい。

性と創作について突き詰めて考える為に作ったんならそれは凄いいいと思う。でも、それやっ
>>続きを読む

園子温という生きもの(2016年製作の映画)

3.6

高校まで童貞で文化にのめり込んだ男の子の景色。

太田光を感じる。

なんかでもこのアトリエのとことかはまだ脳の浅いところでパシャパシャやってはった印象。

桂子ですけど(1997年製作の映画)

3.7

時間。園子温青年を感じた。
担当さんが自分と「園子温」のイントネーションが違う理由がわかった。

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.8

大きな悪意がある訳でもないし、気持ち自体は本物やろうね。

それでも一生心が通い切らん感じがいいね。

真面目な事は言わないで〜
冷めちゃうから言わないで〜

エッシャー通りの赤いポスト(2020年製作の映画)

4.2

何回もガッツポーズしそうなった。くらいあがった。

園子温の映画のずっと半泣きイキっぱなし感はやっぱり替えが効かん。これくらいのが見たい。

園子温のキャラクターってカバンとか持たずに手ぶらで歩くイメ
>>続きを読む

ディス・イズ・イングランド(2006年製作の映画)

3.9

面白かった。

政治的な思想も結局はそれを発する「人」なんやな、そのバックグラウンドなんやな。と思った。

田舎ナショナリストのリーダーのおっちゃんのどーしょうもない見てられへん感じ、哀愁がクセなった
>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

自分がしゃんとやらなあかんことを再確認さしてくれた。
押井さんとこ普通に笑った。
俺も就職したら漫画描かんようになるんかなぁ。
最後までキチッと描きはったんは仕事は責任やからいい思うしそれは新鮮。
>>続きを読む

うなぎ(1997年製作の映画)

3.9

今村昌平らしくなさとらしさのある映画。

エンタメに大きく振ってて、あざとい演出もいっぱいしている。でも見てて嫌にならないのはこの映画を作ってるのが今村昌平さんやからやと思う。安心感がある。

所謂今
>>続きを読む

がむしゃら(2014年製作の映画)

4.3

俺はつくづくこう言う人が好きやねんなぁと思う。

道重さゆりではなく道重さゆりが好きな大森靖子が好き。
感情移入する。
その目線の人間なんやなやっぱり俺は。思う。いじめられてたからやと思う。

安川惡
>>続きを読む

ビーチ・バム まじめに不真面目(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ちんこの詩は良い詩。

あとはまぁ今の自分はあっそって感じ。

もうちょい俺が金持ちやったら感動するかも。

ちんこの詩はめちゃ良い詩。

劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ(2011年製作の映画)

3.1

適当に作り過ぎでおもろい。表面的過ぎ。

劔さん劇中で言うてた事ホンマに思ってたんやったら何でこの仕事受けたんや…笑

かまってちゃんのことをもっともっと考えててかまってちゃんのことを愛している人に作
>>続きを読む

>|