Uttieさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.2

蜷川実花は男性を美しく撮る。ただ無駄にグロいシーンも多い。

ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.4

北川景子って演技うまいんだなーと思った。父からの性的虐待などヘビーな問題に触れているのに、掘り下げが浅い。そこが残念

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.3

岡田准一のアクションと、柳楽優弥の演技を楽しめます。

長いお別れ(2019年製作の映画)

3.7

昨年秋に見送った母との最後の時間とも重ねながら観た。タイトル「長いお別れ」は、英語で認知症をあらわす「Long Goodbye」から来ている。僕の母もパーキンソン病からレビー小体型認知症を罹患した。記>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.8

民主主義国の裁判もまた、時の政権交代や政治的思惑に翻弄されることを垣間見させてくれる。

ディヴァイン・フューリー/使者(2019年製作の映画)

3.5

オカルトやホラー、ファンタジーにカテゴライズしてしまったら勿体ない、神学的な基本は抑えていて、キリスト教国として成熟期に入っている韓国だから生まれてくるエンターテイメントだと思う。

おとなの事情(2016年製作の映画)

3.6

イタリア人のコミュニケーションの取り方が表現されていて、本当に面白い。そしてラストもまた・・・

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.6

二回観た。1度目は考えすぎに感じながら、2度目はネタバレ解説も読込んだあとに答え合わせのように。この映像と音や物語の仕掛けは「時間芸術」そのものだと感心するし、緻密で複雑すぎる物語設定に置いて行かれる>>続きを読む

オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.7

ファンタジックな動物交流話に終わらせない、ポンジュノ流の毒の盛り方

半世界(2018年製作の映画)

3.6

ずっと地元で炭焼き職人として暮らしている主人公(稲垣吾郎)が、海外派遣されていた自衛隊員であった幼馴染み(長谷川博己)に「お前は世界を知らない。」と言われるのだけど「ここも世界なんだよ。」と答える場面>>続きを読む

凪待ち(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

白石和彌監督が演出するリリー・フランキーって「凶悪」の時もそうだけど本当にサイコパス、津波を経験した漁村(石巻)と激動を経験した男がクロスオーバーしている感じ「凪」の時間が凄く少ない映画

his(2020年製作の映画)

3.8

悪人が出てこない優しい映画だ。特に人口7千人の岐阜県・白川町の人々の描き方はファンタジーの領域だと思う。同時に親権を争う民事裁判の描写は弁護士の監修のもと、とてもリアルだ。そこで主張される「普通」とは>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.9

実はクリスマス映画、実際にすべての犯罪が未成年の時だったと言うことが驚き。追う者と追われる者が孤独で繋がっている。

7番房の奇跡(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

身代わりの死、そしてそのことも理解できずに生を取り戻し生きていく姿は、私たちの姿でもある。

ミュンヘン(2005年製作の映画)

3.8

ズシリとした重みを受け取る体力が必要。でも目を背けるべきではない史実。祖国イスラエルのために殺人を犯しながら崩壊していく主人公の姿は、イスラエルという国家そのものでもあるように思えた。

ターミナル(2004年製作の映画)

3.4

あり得そうで、実際にはあり得ないと思うので、そういうツッコミは無しで大人のお伽噺として楽しみたい。基本、閉鎖空間である空港ターミナルでの室内劇なのに飽きさせないのはスピールバーグの手腕だと思う。異国で>>続きを読む

ローズ島共和国 ~小さな島の大波乱~(2020年製作の映画)

3.5

突拍子もない発想や才能、そして類い希な集中力や実行力で何かを成し遂げる人がイタリアからは出てくる。そういうことを改めて思わされる映画、こんな事件がイタリアの近代史にあったなんて知らなかった。

コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.5

自分が生まれる前の時代、1964年の横浜と当時の高校生達、その空気感の名残は記憶の中で知っていて、大切な風景

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

3.7

愛について考える映画だ。十代の頃にもっていた繊細さや、無自覚だった自分の傾向の描写が、置かれた社会環境とのコントラストを使って丁寧に書かれている。

ワイルド・スピードX2(2003年製作の映画)

3.4

何も考えずにワイルドスピードシリーズを観たいときがある。

コラテラル(2004年製作の映画)

3.5

トムクルーズにしては異色な作品、冷徹な殺し屋と、誠実なタクシー運転手が互いに影響を受け合っている繊細な描写が、大胆なアクションシーンの中にそっと隠れている。

ビバリーヒルズ・コップ2(1987年製作の映画)

3.4

前作のキャスト陣が続けて出ているのが良い。トニー・スコットらしさを感じる演出

ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.3

シリーズの原点、在りし日のポール・ウォーカーと、90年代の日本車の魅力を堪能できます。

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.5

実際に起きた「少年による祖父母殺害事件」をベースにしつつ事件の真相に迫っている。シリアスだが役者たちの演技が素晴らしいので娯楽作品としても成立している。私たちが簡単に「愛」と口にしてしいるものは共依存>>続きを読む

ビバリーヒルズ・コップ(1984年製作の映画)

3.5

冒頭の、自動車産業が衰退し荒れ果てていくデトロイトの描写と、右肩上がりに繁栄するビバリーヒルズとのコントラストが良い。よそ者が、新しい場所で次第に尊敬を勝ち取っていくプロセスがエンターテイメントとして>>続きを読む

ジャッジ!(2013年製作の映画)

3.1

テレビドラマを見るように、特に何も深く考え込みたくないような日の気晴らしにちょうど良い映画

ミニミニ大作戦(2003年製作の映画)

3.4

冒頭のベネツィアでの金塊強奪シーンがテンポ良く、そしてLAでの三台のミニによるカーアクションが秀逸。それだけの映画だけど、それだけで観る価値はある。

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.6

介護について、受ける側と、支える側との関係について考えさせられる。そして三浦春馬の笑顔を今観ると切なくなります。

インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

2020年の今、この映画を観ると「異常気象による地球規模の植物の枯死、飢餓問題、疫病の蔓延」等の近未来設定に現実が追いついてしまっていることに気づく。物理学の素養があればより深く味わえる作品だが、なん>>続きを読む

華氏 119(2018年製作の映画)

3.6

あくまでも「マイケル・ムーア・フィルター」を通して観る映画ではあるのだが、トランプが生まれる土壌がアメリカでどのように醸成されていったのかを考える助けになる。大統領選を前に今一度観る価値はある。アメリ>>続きを読む

サイドカーに犬(2007年製作の映画)

3.4

故人を偲ぶような気持ちで観た。舞台が国立で合ったり、自分たち世代にとっての昭和の風景だったり、とても個人的で、そして普遍的な「使い途のない、それでいて尊い」景色の記憶が甦ってくる作品