撮影たのしかったろうなぁ。それがビンビンに伝わってくる。文化祭ムービーの決定版みたいな。嫌いじゃない。
え、おもしろいじゃん!
インディージョーンズシリーズのようなパルプ感が心地良い、笑えるアクションアドベンチャー。「インディージョーンズ 運命のダイアル」より面白かった。ポップコーン片手に映画館で見た>>続きを読む
純真なラブロマンスに見える変態映画。
恥ずかしくなってしまうほどに綺麗。パステル映画のようで、白黒映画のようななんとも言えぬ肌触りの映画だった。実験的な映像も怯まず採用し、なるたけ言葉を排した物語に>>続きを読む
詩的で靱やかな映画だった。
言葉で語られなくとも伝わる。映像を信頼している監督なのだろう。様々な要素がスムーズに入り乱れる。絵画、音楽、スポーツ、逃避、楽園。だからこそラストにハッとさせられる。
このレビューはネタバレを含みます
意外にもヒューマンドラマだった。
ある家族を法廷で解剖していく物語。報道やワイドショーを組み込んだ映像表現が印象的。テレビタレントの「母が殺人をしている方が面白い」という発言は、我々観客への皮肉のよ>>続きを読む
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大好きな映画だった。不出来な部分もある。しかしそれ以上の価値ある作品だと思った。
監督の家族に対する客観的で冷めた視線が、主人公の主観として表現されている。
主観の表現は出産から(凄かった)はじまり>>続きを読む
ひたすらにしなやかで美しい。
アートは自由だ。だからこそセンスが問われるんだな。
陶酔。
奏者も観客も体を揺さぶり、音楽を感じる。音楽って素晴らしい!映像も匠だった。
前半の面白さは一歩後退し、邦画の病が顔をのぞかせる。
とはいえ裁判には緊張感が漂い、人物の感情表現(直接的ではあるが)にも注力しているのがわかる。前編後編と二部化したことで、作劇のハリは失われている感>>続きを読む
思いの外おもしろい。ミステリ群像劇として大風呂敷を広げた印象。果たして後編も面白いのか...?!
一貫した家族というコミュニティへの不信感。それが監督の作家性なのではないか。怖い映画だなぁ。
スラッシャー映画だなぁ。
低予算ながら、濃度の高い映像を繰り出していた。何より役者の顔、表情が素晴らしかった。演出がコテコテの割に、呆気ない編集。妙味の映画。楽しかった。
脚本家の告解。
主人公が凡庸でどうしようもない人間として物語が閉幕。これは新しい映画であり、また現実だと思った。誰しも天才に憧れ、そうなろうと努力する。しかしその度挫折する。美術系の大学に入学という>>続きを読む
これは打ち切られてしまうな…勿体ない。
1本の映画として破綻している。楽しくない。物語をかすませる演出もおざなりと言える。なんと言ってもグリンデルバルドの小物感。ただの悪徳政治家ではないか。
デイビ>>続きを読む
詰め込んでるなぁ!おもしろい。
冒頭のドキュメンタリー的幕開けが素晴らしい。全体のトーンの調整を担う上手い導入。やはりこの監督はおとぎ話に着地させるんだな。
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過去を取り戻そうとする白人と、今を生きようとする黒人の物語。
「ウーマントーキング」ほど、現代で起きている出来事という設定が訴えかけてこない。単に設定とプロット上必要だったものとしか捉えられない。「>>続きを読む
可憐さと幼児性を持ち合わせた女性が、御屋敷の謎に迫る…!まさに王道ゴシック映画の導入。ホクホクした。しかし、後半。新境地を築こうとして尽く失敗しているように思える。しっかりゴシックホラーを描こうとして>>続きを読む
快活で見ていて楽しい。ただ、テンポを意識しすぎて継ぎ接ぎに感じる部分が所々ある。MARVEL映画のもつ、アメコミ漫画特有の馬鹿らしさを発露させるという方向転換なのかと思う。そういった点でも面白く観るこ>>続きを読む
日本映画から逸脱したい欲が垣間見える。深夜ドラマということもあり、縛りは多かったのだろう。説明過多、あるいはテンション感のバグは岩井俊二の演出ではなく、業界の圧力なのかな。アイドル映画っぽいしね。
構成が上手くない。故に映像に緩急も生まれず、単調な物語に感じてしまう。こんなにすごい話なのに!!!
チープに感じる、殺人鬼の誕生秘話も端正に描けば新鮮さと驚きを持って提供できただろうに…。世界観の作>>続きを読む
量子の世界に入る描写は相変わらず面白い。量子人のデザインも奇抜で楽しい。物語の濃淡のなさは相変わらずだが、言われているほど悪くはなかった。MARVEL映画ってずっとこんな感じじゃないの?
馬鹿しか登場しないのは、富裕層への皮肉なのか…?なんなんだこれは?
人間の持つ暴力性、野蛮さにフォーカスを絞った作品は近年の流行りだ。野蛮さを扱うなら、論理に裏付けされた暴力ではなく得体の知れなさを>>続きを読む
白黒風アクション映画。
売れっ子作曲家マイケル・ジアッキーノの監督作ということで、音楽家が映画を撮るとどうなるのか興味惹かれて鑑賞。結論からいうと、いつものMARVEL映画だった。音楽的感性が発露し>>続きを読む
「time of the season」はやはりアガる。
映画として上手では無いが、とにかくアガるシーンのオンパレード。監督のスマートな演出により楽しく観ることが出来る。
そしてキャットウーマンのミ>>続きを読む
「レミーのおいしいレストラン」の超絶ブラックバージョン。
ラストシーンははらりと涙が…理由はよく分からないけども。チーズバーガーが食べたくなる映画でした。
一人の女性の成長を風刺画社会とともに描く。
思っていたよりもずっとシンプルで、力強い作品だった。現代を紐解くための鍵となる作品でした。
少し恥ずかしくなってしまうほど正面から日本映画だった。
等身大で未成熟な人物を中心に物語が巡る。なので、濱口監督の持ち味のよそよそしさの演技演出が上手く作用していない感じも若干ある。清潔感のある作劇>>続きを読む
知らない方が幸せなのか。我々に突きつけられる、幸福とはなにか。当事者の証言や映像から滲む思いに感銘を受けた。制作陣の熱量もひしひしと。我々に問題を提示するところで終わる結論のない映画であることが、根深>>続きを読む
非日常に晒された女性の日常を切り取る。
説明は排し、少し俯瞰した映像でみせる。時折女性クローズアップが挿入される、その度にドキリとする。そこにいる人々は本当に存在するかのようで、行き届いた想像力に惚>>続きを読む
さりげなくとんでもない映像を見せてくる、まさに変態的な映画。
前半はやけにテンポがいい。ヴァンパイアになってからはゆったりするという歪な構造。またヴァンパイアのアクションを「ドヤドヤ感」がなく見せる>>続きを読む
全てがコントロールされ統制のとれた映画。
物語の核を取りこぼさない巧みに計算された演出。入り乱れる親子の視点で、物語に新たな価値が見出される。そしてそれも計算づくなのである。特に後半は形式化されたド>>続きを読む