ヲタさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

ヲタさん

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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.7

犯罪を隠そうとしてどんどん墓穴にハマってしまうタイプのサスペンスなのですが、コメディ要素もあってそれほど緊迫感がなく、割と気楽に観ることができました。
保安官の感じとか全体的に「ファーゴ」っぽいなぁと
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僕の好きな女の子(2019年製作の映画)

3.3

奈緒さんは可愛らしかったですし、渡辺大知さんの悲哀の滲み出る感じの演技も良かったのですが、全体的に主人公に感情移入すればするほどじれったくてちょっとノリきれませんでした。
特にラストがウ~ンてなってし
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.6

とても面白かったです。抜群に楽しいコメディと言うだけでなく、物事の本質の捉え方や現代社会の多様性と言ったテーマを描いた優れたドラマとしても成立しています。
登場人物が主人公の二人はもちろん、それ以外も
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ブラック アンド ブルー(2019年製作の映画)

3.8

掘り出し物でした。
女性黒人警官が警察によるギャング殺人の現場に遭遇したために警察からもギャングからも追われる羽目になるクライムサスペンスです。
主人公が窮地をどうやって脱出するかがもちろん一番の見所
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君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

3.9

まさにこの映画の舞台になっている様な地方のショッピングモールにある映画館で鑑賞したので不思議な感覚がありました。
最初は閉塞感のある地方都市での高校生による殺人事件が主題で重い話かなと思いましたが、そ
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.3

甲子園の高校野球の応援席が舞台のワンシチュエーション会話劇。ですが、高校生の会話を通して人生の縮図の様なものが見て取れるなかなか秀逸な脚本です。
ただ笑えるだけでなく、結構胸に突き刺さるセリフもありま
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ライド・ライク・ア・ガール(2019年製作の映画)

4.5

オーストラリアの競馬の最高峰レースのメルボルンカップを女性として初めて制したミシェル・ペインの伝記映画です。
ストーリーは王道というかベタなのですが、それが実話なので凄いです。レースシーンも迫力満点で
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はちどり(2018年製作の映画)

4.4

中学生の女の子から見た日常が淡々とそして瑞々しく描かれている優れた青春映画です。
同じ韓国映画のパラサイトとは逆でエンタメ要素はほとんど無いのですが、家族や友人とのつながりや微妙な距離感といった心理描
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劇場(2020年製作の映画)

3.0

主演二人の演技は良かったと思いますが、ちょっとありがちな理由で悩んでる感じであまり感情移入できませんでした。原作は未読ですが、独白の多い演出も少しクドく感じました。
自転車のシーンやラストの展開などは
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.0

物語の舞台は1980年代なので30年以上前の話です。
政治経済や移民問題、人種差別など今現在進行形の様々な問題と共通するテーマが描かれていて色々考えさせられましたが、主人公の成長する過程と音楽がリンク
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.0

ウディ・アレン監督の最新作ですが、キャストには珍しく若い有名どころの俳優さんたちが起用されてます。
観た感想はいつも通りの美しいニューヨークの街並みといつも通りのウイットに富んだ会話劇でした(安心安全
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

重たくて救いの無い話です。
クズの毒母秋子に狂わされてみんな歪んでいって、最悪の結末に進んでいきます。
始めの市職員を殺しかけたところで逮捕されていたほうが良かったんじゃないかと思わせる程です。
何度
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.0

ちょっと登場人物がステレオタイプだったのとご都合主義が過ぎるのがやや気になりました。
あともっと純愛ものかと思ってたので下ネタも多すぎてクドく感じました。B級ラブコメディだと思って見ていればまた違った
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コリーニ事件(2019年製作の映画)

4.2

久しぶりに映画館で鑑賞しました。
期待以上の良作を発見できた喜びもあり、逆にこの映画の主題の重さに考えさせられたりもしました。
前半は疑問点もあったりしたのですが、後半の裁判の行方が二転三転して真実が
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ザ・ウォーク(2015年製作の映画)

3.8

実話ということにまず驚きました。ひとりでゲリラ的にやったのかなと思ったら違って、仲間がいてチームプレーだったのですが、その過程も結構ハラハラドキドキさせてもらいました。

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.8

松岡茉優さんと松坂桃李さんの演技に魅せられました。
原作は未読なのですがストーリーはやや予想どおり。ただラストのコンクールの締め方は私の好みの終わらせ方でした。後味は良かったです。

テッド・バンディ(2019年製作の映画)

3.5

犯罪史に残る凶悪な殺人鬼を愛してしまった女性の手記が原作の実録もの。内容は法律知識を駆使し自らを弁護して無実を訴える裁判が中心になるので、どうしてリズだけ手をかけなかったのか等の重要な心理面の描写はあ>>続きを読む

今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

4.0

あまり期待してなかったけど観たら映画愛に溢れた心温まる良作でした。
最初はいらないかなと思っていた現代パートも最後に重要なシーンとなるところなんて感動的です。色や天気の使い方や音楽も良かったです。
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.9

後味爽やか。
音楽映画としても恋愛青春映画としても楽しめます。
リリー·ジェームズはガーンジー島もそうですが相変わらず素敵ですね。

宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.0

熱い。熱苦しい。言ってることもやってることも支離滅裂でむちゃくちゃだが、胸に伝わってくるものがあり、最後は爽快感さえ覚える。
主要人物ほとんどがまともではないけれども、それらが交わったときのパワーは途
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イル・ポスティーノ(1994年製作の映画)

3.8

深夜のテレビで放送していたのを観ました。
良作でした。
南イタリアの離島の風景と音楽、そして主人公と詩人の友情に心が洗われました。
切ないラストシーンも良かったです。

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.2

悲惨とか恐怖とか言う言葉では言い表す事の出来ない地獄絵図。
ただ映像を観ているだけでも緊張感に包まれ、息もできないくらいの感覚に襲われる。
優れた映画作品だと思うがもう一度観たいかと問われると正直観た
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楽園(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

この作品の肝の少女失踪事件の犯人がはっきり示されているわけではないので(やっぱり豪士なのかな?)少しモヤモヤが観終わってから残ってしまいました。
あと村上虹郎さんが急に病気になったり、紡が善次郎の乗っ
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

カナダが誇るいや世界でも屈指の若き才能のグザヴィエ・ドラン監督の最新作。
「Mommy」ほどの強烈なインパクトはなかったのですが、良作だと思います。
オープニングの映像と音楽が非常に印象的でテンション
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.7

飛行機が突っ込んで来るシーンや爆発のシーンは迫力があった。また刺された兵士が死ぬ間際になるにつれて顔色が悪くなっていくところなど映像の使いかたには驚かされた。
ただ事前の宣伝文句でワンカット撮影(風)
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

割と早い段階で犯行の全貌が解明されてあとは探偵に追い詰められるのだろうなと思って見ていたら、最後良い意味で裏切られる展開に変わっていったのですごく面白いミステリーだった。
マルタが救われて良かったし、
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

FOXニュースがハリウッドから嫌われているのは良く伝わって来たが、告発を受けたあとどう変わったかまでは説明されていないのでやや消化不良だった。
最後の録音していたのが分かるところやシャーリーズ・セロン
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

セリフが多くて後半ちょっと冗長かなと思ったが、最初のシーンと最後の息子が文字を読む練習をするシーンが繋がったところでグッときてしまった。
子供を思う親の気持ちに良い悪いは無いのだけれど色々考えさせられ
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.8

密室型ミステリーの佳作。
犯人の犯行に至る過程や動機も丁寧に描かれていて良かった。

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

リチャード側からの視点だがFBI、マスコミの横暴さが描くだけでなく、自らを聖人君子とすることなく醜さや弱さをさらけ出している点は良かった。
女性記者の心変わりがあっさりしていて、事件の肝の部分だと思わ
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.0

粗が気になったところも多少あったが物語の構成が面白く楽しめた。
演者皆さん良かったが特に森七菜さんが素晴らしかった。
岩井俊二監督まだまだ健在なりといった作品。

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

レースシーンはとても迫力があった
史実通りなので仕方ないがラストのカタルシスがやや足りない
あとフェラーリ要素が少ないのでタイトル負けしている
全体的には楽しめた

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.8

コメディ、サスペンス、ホラー、社会風刺など様々な要素が練りに練られた展開に惹き込まれました。

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