Yoshiさんの映画レビュー・感想・評価

Yoshi

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鴨川ホルモー(2009年製作の映画)

2.0

社会教育

騙して恩を着せて、インセンティブを与えて、けしかける
個人能力開発に終止する現在の教育が失いつつある、個人を社会の担い手に変えるクソみたいな社会教育の物語

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

1.5

たぶん原作を読み熟せていない

人物もストーリーも全部が「一回の通しで一気に書きました。」ぐらい表面的だなと感じた。
「こういうの書くならメディアミックスでもやったら良いんじゃないかな」と思ったら本作
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ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

2.5

過程かと思ったら物語そのものだった

色々と意味づけられそうだけど、結局のところは、企画と監督の相性でこうなったのではないかと想像した。

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.0

監督すげーってなる作品

何も起きない
大した人物でもない
大したことも言わない
わかりやすいメッセージもない

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

2.5

好きだけど表現者としては自分に甘い

好きだけど、なんか頭でっかち優等生な感じがしてもうちょい地獄の底見てから書いても良いんじゃないかと思った

ああ、この感じ当事者性の高い物語だろうなぁと思ったら自
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セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

2.5

こういうのでいいんだよ

勝手に進んでいくストーリー
BGMで無理に繋がない
ぎこちない演技

かわいらしい主人公が師弟的関係の下で内向的にくすぶる日々から自我を出す勇気を獲得していく

他者との関係
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小さき麦の花(2022年製作の映画)

2.5

綺麗な農村の風景
貧しく苦労の絶えない生活
徐々に深まるふたりの愛情

なんとなく演出がぎこちなく見えるけど、それを補ってあまる映像美とリズム

L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

2.0

ミステリー風のコメディドラマと言えばいいのか、ユージュアル・サスペクツのようなプロット作りましたよ感が強いわりに、あまり驚きがなく
コメディにしては面白くもなく

最後の結論が一番「本当にそれでいいの
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さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について(2021年製作の映画)

2.0

意識高い学生が作った自主制作のような不案内な作りの映画だが、最後まで見ていられた。

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

2.9

映画の中の映画
展開が都合よく現実感が全然ない
だから面白い

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.0

生々しく切ない物語

自分の立ち位置や現実感が問われる作品だった。

1983年という時代背景を思うと、今とは比較にならないほど性的マイノリティーに居場所はなかっただろう。
それどころか精神的にも疫学
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ドーナツもり(2022年製作の映画)

2.0

一人のひとが見る純粋な世界

他者が他者として描かれていた。多くのメジャー作品では、登場人物は筆者の一側面の分身であり、それぞれがそれなりに合理性を持っているように描かれる。
この作品は、主人公だけに
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