ZUSHIOさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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チーム★アメリカ/ワールドポリス(2004年製作の映画)

2.5

くっそ下らない下ネタ満載でありつつ、2000年代前半のリベラルも保守も風刺しまくってて面白かった。

サスペリア PART2 完全版(1975年製作の映画)

4.0

完全版で観る必要はなかったかもしれないけど、面白かった。ラストの犯人も見事に裏切られてビックリ😨
もとより、流石のアルジェント不気味演出でありつつ、ローマの夜の美しさ、特にエドワード・ホッパーの絵画「
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.5

『アントマン&ワスプ クアントマニア』に引き続き、配信で観たけど、評判の割に楽しめたし、「話せば分かる」のに戦うのはヒーロー映画の宿命なので仕方なし。
ネイモアも、DCのアクアマンとはしっかり差別化で
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

4.5

要するに『アントえもん キャシーの小宇宙戦争(リトルスター・ウォーズ)』だった。
最近MCU食傷気味だったけど、久々に観たてまた再燃するかもしれないくらいには面白かった。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.5

和製ジョン・ウィック、最近の邦画だと岡田准一さんの『ファブル』シリーズのような警察が機能してない殺し屋デフォルト世界の映画として、滅茶苦茶面白かった。
特にラスト、クライマックスのガチアクションは、ス
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.8

スペイン映画の『ミツバチのささやき』にオマージュが捧げられていて、映画『フランケンシュタイン』をあみ子が観ているシーンがあったが、『ミツバチのささやき』同様、天才子役の強烈な印象が残る傑作だった。
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シェーン(1953年製作の映画)

4.5

時代遅れになった世代(カウボーイとガンマン)が、新世代に希望を託して去って(死んで)いく物語。
リアリズム西部劇として、またそれぞれの複雑な心理(特にシェーンに惚れてる奥さんの心理!)が、間接的に表現
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

4.0

色々と、MCUと比較すると、薄っぺらさを感じないでもないけど、アメコミ映画って本来こういうもので、マーベルがアメコミ映画のレベルを上げすぎただけ。
ドウェイン・ジョンソンにはCGがかえって邪魔になる筋
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主戦場(2018年製作の映画)

4.5

なかなかレンタルDVD化もなかったところにAmazonプライムが動画配信した勇気にまず拍手。
たまたま古谷経衡氏の『シニア右翼』を読んでたところで観たので、杉田水脈などでお馴染みの自称保守(親米)のい
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

4.5

父親と、劇団ひとりがクズ過ぎて(最後まで制裁されないのが不満)、女性同士のシスターフッドで生き抜こうというような話ながら、ラストは号泣してしまった。

龍が如く 劇場版(2007年製作の映画)

2.8

ヤクザ映画でも、アクション映画でもなく、ゲームの映画化であって、リアリティラインはゲームの「龍が如く」のまんまで、警察は無能で機能せず、金属バットで殴ったり散弾銃で撃っても多分ゲームのリアリティライン>>続きを読む

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.5

吉田惠輔監督にハズレなし。
後味の悪さも含めて、最高に好き。
ゆりちゃんと田母神さんの関係性って、夫婦間系でも、父娘関係でも、ありとあらゆる、「無償の愛」とそれに付随するエゴという意味では、普遍的なも
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.9

実はそんなにシン・ゴジラが好きでもない自分にとっては、シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバースの4作品の中では一番好きかもしれない作品だった。
本郷猛も良かったけど最終的に一文字隼人がカッコいい❗
やは
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.5

アカデミー賞総なめの流れで観たのだけれど、これは紛れもなく(最高級の)B級映画なので、高尚な映画だと思って行くのは間違い。ゲラゲラ笑って最後は泣きながら観るのが正しい観方。よって下ネタお下劣も満載なの>>続きを読む

秘密の花園(1993年製作の映画)

3.9

小川洋子の小説『ことり』にキーワードとして出てくる『秘密の花園』が作品にオマージュを与えているということで鑑賞。元祖児童文学という感じで、誰も悪人が出てこず、最後まで美しい感じで終わるのが良かった。>>続きを読む

マガディーラ 勇者転生(2009年製作の映画)

4.5

RRRやバーフバリには及ばないけど、ラーム・チャランの全てが素晴らしい‼️

暴力脱獄(1967年製作の映画)

5.0

今まで、こんな素晴らしいアメリカンニューシネマを見逃していたことを反省するくらい、良い映画だった。
『ショーシャンクの空に』も名作だけど、この作品が元祖だとは知らなかった。
宗教や実存主義哲学が見事に
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現金に体を張れ(1956年製作の映画)

4.0

キューブリックのメジャーデビュー作にして、娯楽映画ながら、後世の星の数程のノワール映画に影響を与えた原典的映画にして、ドキドキワクワクの極上エンタメ映画。
ラストシーンの呆気なさ🐩…最高です。

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

3.5

冒頭から引き込まれて、楽しむことが出来た。どの話も、リアルで実際の事件も元にしてあり、特にコロナから逃げずにしっかり描いているところは、『ちょっと思い出しただけ』同様、コロナ以降を象徴する映画になった>>続きを読む

戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

5.0

7年ごと位の3回目の鑑賞。
ようやく意味が分かるようになってきた気がする。
多分、三島由紀夫が生きてたら大絶賛してただろうなという気がする。ヨノイ大尉が三島由紀夫の『憂国』の将校と同じで、自らの死に場
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

1.0

大方の前評判が「令和のデビルマン」というクソ映画とのことだったので、全く期待せずに観て、ハードルを地面に埋めた状態で観たのだが、それでもこれは酷い。観ている間1秒も面白いと思える瞬間がなく、ずっと拷問>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.5

「花束みたいな恋をした」とテーマ的に近いが、こちらの方が軍配が上がるかな?あるいは、又吉直樹原作の映画「劇場」にも近いものがありそう。
コロナ禍をしっかり描いているというか、逆手に取ってるのも良い。
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ハスラー(1961年製作の映画)

3.8

たまたま、『ハスラー2』の方を先に観たので、エディにまつわるプリクエルを観るような気持ちで観ることができた。偶然の順番だったが、ここでの挫折や悲しみを経ての、『2』のエディの気持ち、または、そのラスト>>続きを読む

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.8

面白かったけど、物語の構造がしっかりしている「1」の方が良かったかな。それにしても、コロナ禍でこれだけのアクション映画を撮ったこと自体がすごいと思う。
アクションも良いし、広大な戦場で「5人組」にスポ
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空白(2021年製作の映画)

4.5

決して、救われる話ではないのだが、人間ドラマとして非常に重厚で素晴らしかった。リアルな人間像が、本当の話としてありそうな気がして、身に迫ってくる。
役者の皆さんも、全員上手くて、寺島しのぶの「善意おば
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百円の恋(2014年製作の映画)

5.0

ボクシング映画に外れなしの法則は鉄板(個人的な好み?)。
とりわけ前半パートのあるあるダメ人間群像描写が最高すぎる。神奈川県内某所がロケ地だと5秒で分かってしまったけど、リアリティありすぎで、特に10
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ハスラー2(1986年製作の映画)

3.0

若いトム・クルーズも実に爽やかだけど、渋めのポール・ニューマンもたまらないイケオジっぷり。
同じくポール・ニューマン&レッドフォードの傑作『スティング』みたいなどんでん返し詐欺ビリヤードの話かと思った
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

バスケ映画として最高に面白かったし、感涙。
原作未見でも、むしろここからスラムダンクの世界が始まっていけるという意味でのThe Firstなのだろうなと納得した。

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

5.0

ボクシング映画とモーガン・フリーマンのモノローグ映画に外れなし。
結末は、全編に漂う不穏な空気から意外性はなく、むしろロッキー的ハッピーエンドになるはずはなく、そもそもモーガン・フリーマンがモノローグ
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グッバイ・クルエル・ワールド(2022年製作の映画)

3.0

キャビアとフォアグラと松茸を和えて、そこに業務スーパーのマヨネーズをぶっかけたような映画だった。
俳優さん達の芝居は超一級で、特にチンピラ役の奥野瑛太さんの芝居は全体を喰っちゃうほど上手かったけど、や
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.0

評判が悪かったので、観てなかったけど、元から期待してなかったので、意外と面白かったし、楽しめた。
おそらく批判の多くはラストの鈴の行動の不可解さやリアリティのなさなのだろうと思うけど、まぁ脚本上相当考
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.5

様々な指摘があるように、宮崎駿要素(魔女の宅急便)や朝ドラ要素(カムカムエヴリバディ)や天孫降臨神話やアメノウズメ要素などが入っているが、やはり自分には村上春樹の『神の子はみな踊る』所収の「かえるくん>>続きを読む

文学賞殺人事件 大いなる助走(1989年製作の映画)

4.0

筒井康隆の原作は随分前に読んでいて、面白かったけど、映画も邦画には珍しいほどのブラックコメディで面白かった。
また佐藤浩市の怒りに燃えて狂気のテロに走る形相は先週の「鎌倉殿の13人」の公暁演じる実子の
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

はい‼️2022年ベスト、いやオールタイムベスト級確定‼️
史上最高の肩車❗肩車で泣いたの初めてです。
『バーフバリ』も最高だったけど、それ越えてきたな~👍️
2022年の今生きてる人はこれ劇場で観な
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ブレイド3(2004年製作の映画)

4.0

1と2は観たものの面白かったという記憶しか残ってないが、3も面白かった❗
ライアン・レイノルズは、DCのグリーンランタンにも、X-menにもデッドプールにも本当コミックに良く出てたのね。
キャラはこの
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アラビアのロレンス/完全版(1988年製作の映画)

4.5

意外と観てない名作映画を堪能。
さすがの圧巻。おそらく相当な数の映画に影響を与えていると思う、というか所謂「白人酋長映画」の元祖なのだから、『アバター』や『ラストサムライ』に影響を与えているのは言うま
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