しさんの映画レビュー・感想・評価

し

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マタ・ハリ(1964年製作の映画)

3.8

ジャン=ルイ・リシャールって監督作品あるんだ...
カメラはいいけど、編集がだめ。
ディゾルブの多用など、安易に重ねすぎ。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.4

庵野にはない映画的情緒がある。臭すぎる人間ドラマも意外と許容できる。良作。

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

4.2

ガンダムシリーズだとSEEDが一番好き。恋人たちの群像劇なので。

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.5

後半まだ終わんないのかな、という気持ちに。最後に向けて失速していくので、2時間くらいに詰めた方がいい映画になると思う。

シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.6

並の映画。テーマは立派だけど、シンプルに映画の出来が並。何言いたいのか分からん。自意識の滲み出てる撮り方も気に食わない。

オールド・ドッグ(2011年製作の映画)

4.1

他の監督作には劣る印象。長回しを多用しているけど、画面の強度が耐えられていない。テーマが先行していて、物語りがそれこそ老人の語り口みたいにぶつ切りになってる。誰でも分かるようなメタファーって作為的にな>>続きを読む

静かなるマニ石(2005年製作の映画)

5.0

上海のペマ・ツェテン追悼上映にて。
久しぶりに機会があれば今後何度も見返したい、素晴らしい映画に出会うことが出来た。
映画に満ち満ちている暖かい眼差し。親元を離れ寺院にて修行している若き修行僧と周りの
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羊飼いと風船(2019年製作の映画)

4.2

上海のペマ・ツェテン追悼上映にて。
ペマ・ツェテンは現代チベット映画の第一人者。
一人っ子政策と避妊の失敗、宗教的な輪廻的世界観と中絶いう現代チベットを取り巻く環境と問題を題材として取り上げており、見
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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.7

IMAXで映画見たのって何年ぶりだろ。映画自体の出来は普通。続編はガンダムみたいな話の運びになると予想。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.2

上海にて中国語字幕で見た。お客さんは自分を含めて4人。商売成り立ってるのかな。日本語字幕の映画を見てる時はあんまり意識してなかったけど、慣れない言語だと字幕がフラッシュ暗算みたいに見えるのね。フランス>>続きを読む

追憶の上海(1998年製作の映画)

3.9

レスリー・チャン出演作品ということで鑑賞。上海の劇場で見たけれど、客は自分だけだったので中国でもドマイナー作品なんだと思う。
知らない監督だけど、執拗に細部を映すねちっこさは、パトリス・ルコントみを感
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初恋のきた道(1999年製作の映画)

4.5

白痴的愛。昔の中国の田舎なんてこんな綺麗じゃないし、画もほぼPVみたいなもんで三丁目の夕日的なでっちあげなんだけれど、なんというかこれが虚構であることは十分に理解しつつも無知無学故の真っ直ぐストレート>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.1

カウリスマキの見た夢だね。画面の世界とラジオから聞こえてくる世界が断絶している。ラジオから聞こえてくるニュースがウクライナでも、ガザでも、いつかのどこかでも大差ないように思える。外界はただ、垂れ流され>>続きを読む

(2023年製作の映画)

4.3

素晴らしい間の描写、非常にお好みでした。わちゃわちゃと人が出てきて面倒だなとなるけれど、そこはキタノ、ほぼほぼ死なすから物凄く収まりが良い。首がスポッと飛んでって、おしまい。このわかりやすさにゾクゾク>>続きを読む

エスター(2009年製作の映画)

4.2

ホラー苦手だけど、面白かった。エスターがエスターであることを体感することはビートルズのアビーロードを初めて通しで聴いた時の感動に匹敵するbyあやか、とのこと。

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.2

画面にびっしりと張り付いた現代の腐臭を映画が強引に引き剥がす。流石の強度。

アナスタシア(1997年製作の映画)

3.7

どこかで同じような話を見たことあるんだけど覚えてない。イングリッド・バーグマンの追想ではないんだよなぁ。
画はぬるぬる動くんだけど、目が死んでるのが終始気になった。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

単純に画が面白くない。作家性の切り売りで画を繋げているだけ。
内情は知らないけれど、この出来栄えを見るに、ジブリにはもう長編映画を作る能力がないんだろうなと悲しくなった。
駿自身に、フィクション世界を
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RRR(2022年製作の映画)

4.8

久しぶりに映画でこんなに興奮した。
白人の支配階級への憎悪と憧れ、男性性、女性性がゴリゴリのステレオタイプで描かれていることには苦笑いしてしまうけれど、だからこそ力強い画になるんだろうなぁと思料。