しみたれうおさんの映画レビュー・感想・評価

しみたれうお

しみたれうお

  • List view
  • Grid view

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

コーエン兄弟のいけすかなさをおもいださせてくれるくらいにはいけすかなくはないのだけど、てがみが3度も読みあげられ、てがみの予告どおりに、過去の蛮行を語るやつがバーにあらわれ、看板に火をつけたものはあっ>>続きを読む

否定と肯定(2016年製作の映画)

-

切り替えし云々を無効にする、相手を見ないで詰める技術について弁護士が語るとき、フィクションとしてなにか不安定な位置を獲得しそうになるが、着地はきちんとしてしまう

ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命(2017年製作の映画)

-

メロドラマにきる舵を、おもいのほか力んでしまったがために、外部でおこっていることの扱いがどっちつかずになって、ロウソクに照らされるチャステインの顔が浮かばれない。

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

-

なんか全然好きじゃない。ソフビでばーんつって終始遊んでるみたいだったな。

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

-

むすめの登場シーン、コクリと頷くカメラに萌える。チャームな映画でこまった。

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

-

顔にのる表情で不条理があらわれでる魅力と、たとえば標的をネットで漁る場面にみられる露悪さの食い合わせが微妙。そうか、あたらしさかこれが。

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

-

各挿話が分断され、持続が困難になっている。理由のひとつは音の演出の過剰さにあるかとおもうが、関係性という糸を縒る、見るものの手をあらかじめ借りることが前提のような怠慢が致命的。

8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)

-

佐藤健は、実話に基づく物語に棲むエルフのよう。そして土屋太鳳の、フィクションへの特異なアプローチ支持。暗転から明けた朝のすばらしさ。

フラットライナーズ(2017年製作の映画)

-

イメージやモチーフの隣接や反復につぐ反復をおそれない語りくちと、幼稚な道義と贖罪で、見るものを置いてけぼりにする。

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

-

各人物を正確にとらえた、また声の差異の小気味好い層があざやかな対話劇が、空間をぶつ切るような性急な編集にたよらずに、スリリングさを獲得している。傑作。

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

イレブン!(ストレンジャーシングスシーズン2)

PARKS パークス(2016年製作の映画)

-

女優ふたりがよく走るが、走ることをたのしめるのは、せいぜいさいしょのほうだけで、じじつ、橋本愛さんの走り姿は、なりふりかまわないときにいい意味で不細工で好感がもてるものの、あまりにも走りすぎるので、こ>>続きを読む

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

-

バス停留所の品のない列演出やゴミを漁る子犬など、なんだこれはとひどい気持ちになる。池松くんの人物造形は後半へいくにつれて内面が2枚目になってゆくので、終盤の、おれといっしょだ、が序盤のそれ(私と)と呼>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

のりしろを余白だと言い張ってしれっと建てた国道沿いのモデルハウス。そこで、ゴズリングがなんと犬死するという奇跡がさいごにおこる。

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

-

語られていることを追うのを断念したときに、いままさにスクリーンでおこってることを、ただ見ていればいいという夢のような事態は、よろこびから遠くて、そうかあと。

エル ELLE(2016年製作の映画)

-

ながくいっぽんの線を最後までバーホーベンに引かせてしまうお嬢はスペシャル。線の濃淡をたのしむ。

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

-

家屋内を撮ることのオブセッション、などにより、奥行きが潰えてゆく。フレームの外側を推測できるものはなにもない。はためくシネマスコープの世界で、地球は滅亡の危機をむかえ、愛がうたわれる。泣いた。

パターソン(2016年製作の映画)

-

ジョッキのビールを眺めていて、ふいに、店内をみまわし、またビールを見るというような思惟的場面に、まったく意味合いを寄せつけない清廉さがあるいっぽうで、通勤路の、なんとまあきもちのよいこと。

五番町夕霧楼(1963年製作の映画)

-

かくすことをかくしすぎて、情感のおこしかたがいささか脅迫めくが、劇としてのおもしろさは損なわれない。そして、夥しい戸、戸、戸、さらに戸。

骨までしゃぶる(1966年製作の映画)

-

画面のほとんどを覆うはいだままの、計算外の形状の布団の塊のむこうで、計算づくの特別なことをおこそうとしており、興奮した。

春の夢(2016年製作の映画)

-

脱力と束ねるにはあまりにもゆたかなじかんと、あざやかなおどろきがふいにあらわれる。

夏の娘たち~ひめごと~(2017年製作の映画)

-

余韻をすすんでわすれたシーンのおわりと、シビれる省略が、性急さに与しない不思議。おおらかなモーションで放られる豪速球。ヤバい。

拳銃魔(1949年製作の映画)

-

逃走車内でハンドル状のわっかをにぎっているだけのように見えるおとこと寄り添うおんなの窮屈さと、ソーロングソーロングつっていったんわかれてもどるところは思いかえすだにぐっとくる。

明日に別れの接吻を(1950年製作の映画)

-

アクセルを踏みこんではハンドルをふりまわす目眩がするようなでたらめ、さいこう。

充たされた生活(1962年製作の映画)

-

役者の切実さが、その強さゆえに風雪に耐え、むしろノイズになってしまうという。

脅迫者(1951年製作の映画)

-

ものがたりの全貌が容易にはあきらかにならず、ずりずりと終盤へ押しだされるよな快感。

アンデスの花嫁(1966年製作の映画)

-

弟子筋が奥さんにせまるところは、一人ごっつマネキンコントの源流といってさしつかえないだろう。

桃色の馬に乗れ(1947年製作の映画)

-

こどもがする話をおとなのスキルで語りなおしたかのような。

ザ・マミー/呪われた砂漠の王女(2017年製作の映画)

-

クロスオーバーを目論む色目のためにいろいろとりこぼしている。墜落してゆく飛行機からおんなを脱出させたあとの艶やかなトム!

憐 Ren(2008年製作の映画)

-

並走する自転車の会話。夕飯。頻出するこのふたつがいい知れぬ不安をさそう。なんなんだこれは。もういちど見たい。

>|