besucherさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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フランケンシュタイン(1931年製作の映画)

3.9

怪物を創造する時の電力装置?や、大学での解剖講義のシークエンスは『哀れなるものたち』が完全に踏襲していたので、1番テンション上がった部分

ヴィクターは原作では、フランケンシュタインの名なはずだけれど
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.4

知らない街を用もなくぶらぶら歩いたり、雨が降ってる中でも散歩したりする経験が自身も多いからギルに似てるなぁ…と思いながら

人々の営みはいつの時代も最低かもしれないし最高かもしれない、と思いながら過ご
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.7

[2]
台詞は非常に膨大だけど、映画的に説明過多かと言われるとそうではないところがすごく好きな部分

人が意外とあっさり死んでしまうのも特徴的

現実感がないと言われがちな作風だけれども、現実世界でも
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.2

AIは人を愛するのか、はたまた愛するフリはできるのか…

愛は論理的に解析できるものではない気もするけれど、きっと遠くない未来に、限りなく愛に近い何か、をAIは学習するんだろうな、と思うと怖くなる

トラフィック/ぼくの伯父さんの交通大戦争(1971年製作の映画)

4.4

衣装も車も全てが洗練された可憐さ、可愛さをもってて楽しい
ニットカーディガンとスエードの組み合わせがお洒落

冒頭自動車工場のシークエンスは、ウェスアンダーソンが多分に影響を受けているんじゃないかと感
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ゾディアック(2006年製作の映画)

4.0

映画鑑賞中に伴うフラストレーションは、現実世界でのフラストレーションが縮小化されたもの、という構成は秀逸だと思う

映画には何か劇的な進展を当然期待してしまうけれども、この映画はやすやすとそうさせない
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.2

毒ワサビを食べたら死ぬことは分かりきっていて、観る側もそれを完全に想定しているのに、敢えて目がガン開きの遺体を映すところが非常にウェスアンダーソンらしい

グランドブダペストホテルの生首と同様、観客が
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SAND LAND(2023年製作の映画)

4.1

車両のデザインとモーションが鯔背だし、ドラゴンボールでもタイムマシンとかバイクがやっぱりスゴいと思う

シーフが髪型を気にするところとかが逐一キュート

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.1

「時が傷を癒す」と、いいやきっと絆創膏程度だ。
すごく好きな台詞

マヤホークの黄色いワンピースと茶色い革靴の組み合わせが可愛らしくて特にお気に入り

トムハンクスの赤と白のスペクテイターシューズを青
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

4.2

ディズニー映画の多くの女性主人公たちは、自身が縛り付けられた住居、居場所に居心地の悪さを感じて外の世界に踏み出す(ラプンツェルやリトルマーメイド等)というのが通底的なテーマとしてみられる中で、あくまで>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

4.2

相手のことを想って考えているようで、守りたいのは自分自身、というのは人生においてきっと誰もが悩み続ける永遠のテーマだけれども、それを生優しく肯定しないところが心地よい

柄本明の奥さんが病気になった際
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.4

この映画をフェミニズム的な視点から分析することももちろん可能だし、女性自身の身体の使い用を自由に意思決定できることの尊さが大きなメッセージの1つだと感じる
(メアリーシェリーの『フランケンシュタイン』
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.1

自身がこんな状況に陥ったら、意外と優秀な方の子どもを残そうとするのかな…とか、自分の両親に泣き脅し作戦を使おうとするかなぁ…とか色々考えながら、全てのキャラクターに微妙、でも全く共感できないところが珍>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.1

愛の言葉は呪い、って素晴らしい台詞とテーマ性だと思う

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.2

映画としてひたすらに楽しいことと、批評家の評価にギャップがあるということの意味をはじめてよく認識できた映画

この映画に対しての批判として、究極的な内輪ネタで映画としてのクオリティに疑問符がつくという
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