adagietteさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

adagiette

adagiette

映画(311)
ドラマ(36)
アニメ(0)

METライブビューイング2019-20 ワーグナー「さまよえるオランダ人」(2019年製作の映画)

-

幽霊船伝説をモチーフにした 比較的初期のワグナー作品。

いろんなバージョンがあるらしい幽霊船伝説、パイレーツ・オヴ・カリビアンに登場する7年ごとに上陸して花嫁を求めるパターンは この”オランダ人”か
>>続きを読む

SKIN/スキン(2019年製作の映画)

5.0

2019年 ”ロケットマン”で久しぶりに目撃したジェイミー・ベル。
歓喜しました。
ビリー・エリオットでの彼が愛おしすぎて 久しぶりに大きくなった近所の坊やに再会した気分だった。
それくらい ”あんま
>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

-

1994年設定の作品 中学2年のウニの日常を描く。
サイトには 映画祭で絶賛とうたわれているが そこまでか??という気がする。

教養がなく学校ブランドに絶対的な信頼を置く”教育熱心”な父。
芯が強そ
>>続きを読む

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.0

ウディ・アレン もう陳腐化してるよなぁと思いつつも
NYモノですから 観ねばなるまい。
アップステートの リベラルアーツ・カレッジに通うぼんぼんが アリゾナ出身の彼女の大学新聞の用事に付き合って、地
>>続きを読む

METライブビューイング2019-20 ガーシュウィン「ポギーとベス」(2019年製作の映画)

5.0

ブロードウェイ作品だとばかり思っていたけれど、見事なオペラ!
タイトルロールだけではなく 男声も女声も ソリストが多数配置されていていろいろ楽しめる。
ガーシュインが 一部キャストは以外は黒人歌手が歌
>>続きを読む

なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.5

祝・劇場再開 TCGメンバーズ いつでも1100円! 
折角だから 異色作品を選んでみた。
四国・高松といえばゴリゴリに自民党の牙城というイメージ。実際 香川一区は 四国メディアを牛耳る平井一族が代
>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

5.0

『若草物語』このタイトルを聞けば観ずにはおれない。
little girls ではない little women というオリジナルの絶妙な含みを『若草』という言葉はしっかり捉えているのではないか。
>>続きを読む

この街に心揺れて(2015年製作の映画)

4.0

仕事が順調なこともあって イマイチ人生の区切りに踏み切れなかった30代後半と思しき男女が 巡り合って縁を結んでいく という スイートなお話..
台北のおだやかな街の様子や 和やかな言葉の響き ナイス
>>続きを読む

大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

4.0

アイゼンハワー ケネディ ジョンソン 
ニクソン フォード カーター レーガン
南北戦争が終わって何十年も経っても まだ 農園で隷属する黒人家族の少年が農園を飛び出し 町に出て 給仕の職を身につけ 
>>続きを読む

ブランカとギター弾き(2015年製作の映画)

4.0

フィリピンの小さな町のストリートキッズ。
ブランカは悪ガキだが頭がよく群れることを好まない。
ある時 盲いたギター弾きピーターと仲良くなり 彼のギターと自分の歌とで一稼ぎしようと少し大きな町に行く。
>>続きを読む

鬼滅の刃 兄妹の絆(2019年製作の映画)

4.0

知ってたほうが良さそうなのでアニメ鑑賞途中

これって...... SWではないですか。
親兄妹皆殺し
特殊能力
生き残った妹 
彼女を救うためのジェダイ道

本歌取りの違和感なく仕上がってるし絵も音
>>続きを読む

500ページの夢の束(2017年製作の映画)

4.0

ダコタちゃん いい女優さんになりましたね〜
大げさではない演技がよくて 引き込まれて見てしまったけれど 
軽度の自閉症ってこんな感じなのかしら?
とても気になってしまった。
悪い人にお金取られたりもす
>>続きを読む

METライブビューイング2017-18 プッチーニ「トスカ」(2018年製作の映画)

5.0

METopera.org 無料配信で鑑賞。
トスカは 政治思想の弾圧と一般市民 +パワハラ・セクハラ というテーマの作品なので いろいろ演出もできそうなものだけれど ちょっとでも変わったことをすると
>>続きを読む

最初で最後のキス(2016年製作の映画)

-

イタリアのスクールもの。
学校の描写は 校舎とか 始業まで外でたむろってる感じとか 米国ものに似てるんだが、それぞれのお家の様子とか 放課後に狩猟に出るところとかは独特かな。

転校生のゲイのロ
>>続きを読む

さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

4.0

くりかえす邦題問題w は置いといて。
Amazon Original 映画だそうだが いわゆる "都会派ラブ・コメ”世代 --- 日本であればトレンディ・ドラマ世代? --- 向けなのがモロ
>>続きを読む

サーミの血(2016年製作の映画)

4.0

サーミは ”スカンジナビア半島北部ラップランド及びロシア北部コラ半島に居住する先住民族” らしい。
100年ほど前のスウェーデンは サーミに対して分離・隔離政策を取っていたらしい。
10代の少女が主人
>>続きを読む

嵐電(2019年製作の映画)

-

西院はさいいん?さい?どっち?
帷子ノ辻の乗り換え
太秦から見える撮影所のサイン
鳴滝から宇田野の切り通し
北野白梅町の改札出た大通り。。

子供の頃の懐かしい記憶を裏切らないのが嵐電ーー妙な紫色の車
>>続きを読む

キル・ユア・ダーリン(2013年製作の映画)

-

これあれか アダム・ドライバー主演の パターソンの詩を書いた人の話か。それで Beatnik か!
へーへーへー!
1950年代後半のコロンビア大学。
こんな カチカチに英国風だったのかなぁ?
>>続きを読む

スプリング・フィーバー(2009年製作の映画)

4.0

10年前の映画。舞台は南京。
冒頭で ゲイ愛がテーマらしいとわかるのだが、あとは だらだらと人間関係のもつれが描かれる。
でも見てしまう。
同性愛者の孤独を描きたかったのかしらないけれど、女性たち
>>続きを読む

すれ違いのダイアリーズ(2014年製作の映画)

4.5

どこだろう?
僻地の湖のほとりにうかぶ 小さな学校。
先生もいたりいなかったり ..........  
優秀だが生意気すぎて懲罰的に赴任させられるエーンが残した日記に
スポーツ馬鹿で やっと憧れの
>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.5

公開当時 松岡茉優の可愛さに 世の女子が絶賛の嵐だった作品。

が、メンドくさいコだね〜〜〜www
いわゆる こじらせ女子 たくさん棲息してるわけですが、こじらせ状態を本人側から せきららに、そう赤
>>続きを読む

METライブビューイング2018-19 ドニゼッティ「連隊の娘」(2019年製作の映画)

5.0

COVID19 に伴う無料配信 2008年版なので ここに書いちゃだめなんだけどm(_ _)m

トニオを当たり役にしてる ディエゴ・フローレスが まさに flawless!
昨年の椿姫のアルフレ
>>続きを読む

METライブビューイング2018-19 ビゼー「カルメン」(2019年製作の映画)

4.0

COVID19 で 米国も外出禁止命令 (州による?)

メトロポリタン歌劇場も 公演休止となり 替わりに過去の人気演目を無料配信。
先頭は リチャード・エア演出のカルメン 2014年かな?
ガラ
>>続きを読む

METライブビューイング/モーツァルト《フィガロの結婚》(2014年製作の映画)

-

<<過去記録転載  2015/8/14>>

新演出は最近多用されている英人Eyreのもの。(前作のMillerも英人)
1930年代という設定はなんというか、古いけど豪華ではなくというか...時代
>>続きを読む

たちあがる女(2018年製作の映画)

4.0

アイスランド映画 という物珍しさを裏切らない ユニークな味わい。
ヒロインは環境活動家 と書かれてるけど はっきり言ってテロリストw
コトを起こしたあと 必死に捜索の手を逃れるくだりからはじまる。
>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

5.0

モンフェルメイユは 名作 LesMiserables の舞台として有名な場所らしい。
ググると ルーブル美術館から20kmほど。
電車だと100分くらいかかるらしい。 距離の割には不便?
新宿から20
>>続きを読む

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.5

fuck ideology !
朝鮮戦争で捕虜になった少年が アメリカ文化に魅せられて成長していくダンス映画〜 みたいな発想は 甘かった。

北鮮共産主義を信奉する捕虜がたくさん収容されているコジェの
>>続きを読む

METライブビューイング2019-20 フィリップ・グラス「アクナーテン」(2019年製作の映画)

4.0

現代アメリカの著名作曲家 フィリップ・グラス 1983年の作品。
初演は 1984年シュトゥットガルト
METでとりあげるのは 今回が初めてだそうだ。

グラスというとミニマル・ミュージック(本人は
>>続きを読む

母なる証明(2009年製作の映画)

4.0

『母なる証明』っていうけど 立派な母親ではない。
母子家庭 息子は軽度の障害持ち。
その息子を守ろうとする母の愛 ...... なんだけれども 袋小路に押し込められたかのように歪んでいる。
歪ませて
>>続きを読む

ダンサー そして私たちは踊った(2019年製作の映画)

4.5

『ワインが生まれたところ』が とても良かったので楽しみにしていた作品。 https://filmarks.com/movies/86363 

とはいえ 世界でも珍しく 男性ダンサーがトゥを履くジョ
>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

-

今日 これ見てる人多い?
名作と太鼓判の作品だけど初見。

男子は好きなんかなぁ?
6packにも ましてや殴り合いにもココロ惹かれない ヘレナ・ボナム・カーターもひたすら意味不明。
3分の2は
>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.5

アガサ・クリスティっぽい 殺人ミステリーを崩して ナナメから積み直したようなトーン。
舞台もノース・イーストの19世紀っぽい邸宅。
カビ生えそうw

ダニエル・クレイグが 謎解き役の 私立探偵。
>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

ええと .......
男の子向けの映画 

あるいは
半沢直樹 60年代 車製造会社編!!
おもしろかったでーす。

って感じ。

一応 史実ベースらしいので 興味はどこまでホント?なんだけど 車
>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.8

第二次世界大戦も終わろうかという頃。
ドイツの田舎に母親と二人で暮らす ジョジョことヨハネス10歳。
小柄でイマイチ鈍くさく どっちかというと集団の隅っこにいるタイプ。
けど ママは美人で楽しくて優
>>続きを読む

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

5.0

深夜につい録画を観てしまった。
観終わってから ココにきて ダニエルの年齢を見て驚いた .......
あんまりだよなぁ

あの自動応答の電話。
保険の給付金が費用の半分しかカバーできておらず そ
>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

パルム・ドール 前年の "万引き家族" も そうだったけれど カンヌは貧困をモチーフにした作品に強い関心を寄せているのでしょうか。

極東の二国からの作品 つい比べてしまうけれど ”万引き家族”は
>>続きを読む