あすかさんの映画レビュー・感想・評価

あすか

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夜明けまでバス停で(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

バス停で毎夜寝ていただけの女性が殺されたという実際の事件を彷彿とさせるオープニング。
こんなに真面目で心優しい人があっけなく殺されてしまうのかと切なく、もどかしい気持ちで見ていた。
爆弾魔に共鳴し始め
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

見た目とか言動からは、とってもとっつきにくく近寄りたくないおじいさん。それにもめげない、向かいに越してきた家族の人懐こく人の善意を信じる心が、本来オットーが持ってた優しさをあらわにしていく。
死にたい
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

自分がどんなに辛くても子供を一番に考えられる最高のお父さん。
病気にさえならなかったらずっと幸せな親子でいられたのに。
愛するがゆえに一番の家庭を探し求める。
息子のためには自分の存在さえも消してもい
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招かれざる客(1967年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

結末は想像できたけれど、やはり幸せな家族の笑顔がこちらまでジーンと嬉しくなる。
明るくて素直な娘、勉強が出来て仕事も出来て人の気持ちまで慮ることが出来る息子、財産もあり愛もある上品な両親、苦労したけれ
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アフタースクール(2008年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

探偵に人のいい先生が巻き込まれていくお話しだと思ってみていたら、どんでん返し!

全部見終わってから初めから見直したら、最初のシーンはちょっと不自然だなぁと思ったが、それは楽しく観るには必要なシーンで
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.5

何となく見始めたが、最後まで見終わったら思ったよりも後に残る映画だった。
図々しい隣の人、こんな人とは関わりたくないと思っていたが、主人公にとっていつの間にか、居て欲しい人になっていた。そして図々しい
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.0

主人公の心の傷は、計り知れないものがあるけれど、心から心配してくれて見守ってくれている友達がいて、いい出会いがあってよかった。
芸術の指導は技術的なことは教えられるけれど、本質やその人の持っているもの
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きみはいい子(2014年製作の映画)

3.0

ニュース等を見ていると、本当にドラマやそれよりも残酷な虐待がある。
学級崩壊もこういうことから起きたりもするんだろうなと思われる。
胸が痛くなる情景が次々と映し出されるけれど、障がいのある子供と認知症
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建築学概論(2012年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

初恋だとしても、彼は臆病すぎる。好きな女の子が明らかに酔ってほぼ眠ってる状態で連れ込まれようとしてるのだから、何とかしなきゃ。
大人になって、フィアンセと上手くいかなくなって別れて初恋の方にいくのかと
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東京物語(1953年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

「孝行したい時に親は無し」と言うが、この映画の子供たちは亡くなったあとも、表面上は悲しんでいるが孝行しなくて悪いとは思っている様子ではない。
生きているうちに本当に老父母に思いやりをかけていた末娘と義
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セイフ ヘイヴン(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

恋愛映画でもあり、サスペンス要素もあり、ハラハラドキドキしながら最後まで楽しめました。
どこの国にもDV夫はいるんだな。と思いましたが、警察官のスキルと特権を使って追っかけてくるのは特に恐かった。
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.5

現実にはありえないのかもしれないけれど、こんなことがあれば幸せだなぁって思える。
障害があってもこの人とならそれを乗り越えようって思える人と巡り会ったということ。
平凡な人同士でも、そういう人と出会っ
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長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

4.0

子供向けという内容を超えて色々な要素が入ってます。
色々なお話のオマージュもされており、それも楽しめます。
アクションシーンのアニメーションもカット数を減らしたり工夫をされてるとの事。
楽しく観ました
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ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ソンビ物はあまり見たことないので、何も考えずに楽しめました。
学者はあっけなく死んでしまったけれど、ちゃんとヒントも残し、ヒーローはヒーローらしく活躍。
ゾンビたちはもとは人間で家族だったり仲間だった
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

3.0

わがままな人と適当な人ばかりで、どんどんハチャメチャになってく。どうなるのかハラハラしてみていたら、実は裏方も役者もみんなちゃんと仕事ができるプロばかり。
そして、最後には何とかまとまり、無事にみんな
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真実の行方(1996年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

どんでん返しの結末ということを知らずに鑑賞してので、最後はえーっ……となった。
無実と信じて弁護したのに実は……というパターンに似ているが、更にひとひねりされていた。俳優の演技力がそのまんま驚きの結末
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.0

オムニバスで、世界のさまざまな土地の普通の人のよくある日常を描いているのがいい。
それぞれ人間臭くて、意外な結末があり、この後の人生も見てみたい気持ちになる。
続編でまだまだ色々な乗客とドライバーの人
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.0

頑固で偏屈なおじいさんに見えたが、本当は曲がったことが嫌いで人をちゃんと愛してきて、困った人を見捨ててはおけないやさしい人だった。
こわい印象に惑わされずにおじいさんに関わり続けた新しい隣人はなかなか
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オリエント急行殺人事件(1974年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

一見なんの繋がりもない人たち。
完全犯罪になるはずが、ポワロが乗り込み、雪で列車が止まり、綻びをポワロがどんどん解いていく。
事件の関係性と時系列を見事に解き明かして、その動機と結びつきに感心する。
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隠し剣 鬼の爪(2004年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

松たか子の透明感のある感じが、純真な幸薄い人を魅力ある人になっていた。
身分の違いによって恋愛出来ないのはアメリカのひと時代前の白人と黒人が恋愛出来なかったのを思い起こさせた。侍であることを捨てて町人
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.0

本当の犯人を捕まえる気があるのかと思わせる警察と、英雄扱いしたかと思えば手のひら返しに犯人扱いするマスコミ。
どこの国も似たようなことをしているんだなと思う。
警察は思い込みが強いのか、それとも1度犯
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ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

美しい島の素朴な生活は戦争によって、人々に影を落とし辛い経験をする。
主人公は美しい島と素朴な人々との暮らしを通して、島の読書会主催者の女性は不在の理由を知ることになる。彼女は強い意志を持ち、戦争のさ
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マダム・フローレンス! 夢見るふたり(2016年製作の映画)

3.0

はじめはお金のためだけに奥さんを大事にしているのかと思って見ていた。ところが本気で奥さんを愛していた。大事な恋人を失ってもそれよりも大事なのは奥さん。それも目の前にいる時だけでなく一緒にいない時も常に>>続きを読む

ラビング 愛という名前のふたり(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

憲法を変えた重要な裁判だが、登場する人達はごくありふれた日常をいとおしみ、激情にかられたりしない。ゆえに根が深く抗えないということが伝わってくる。人が人を愛することさえ犯罪とされてしまう。それは今のL>>続きを読む

パパが遺した物語(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

子供時代のケイティは可愛くて可愛くて、誰にでも愛されて当然なのに…。
お父さんはどんなことがあっても離れていたくなかっただろう。必死に病気を治して今度こそ離れないと決心していたのに…。
かけがえのない
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.5

二つの流れがひとつになった時と、梨花の真実が明らかになった時の2回、ハッとして腑に落ちる。
陽子は可哀想な子にはならずに、自分とみんなを幸せにできたのは、陽子の純粋な優しい性格と陽子に関わる人達が本当
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ルームメイト(2013年製作の映画)

2.5

北川景子、深田恭子、共に美しかったです。
何か裏がある事件だというところから、2人の生活に何が起きるのかハラハラ、ドキドキ。そして少しづつ真相に近づいていき、引き込まれる。
深田恭子さんの色んな面が見
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サンドラの小さな家(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

DVの夫から逃れるために長女は協力してくれたのに、お父さんに色々買ってもらったり美味しいものを食べさせてもらって、お母さんに怪我をさせられたからか冷たくなる長女が少し悲しかった。次女はDVを目撃してし>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

役所広司さん演じる主人公がとても魅力的。
人間的で、弱いものいじめは許せず、すぐにカーッとなるところが欠点であるが、それを懸命に抑え込んでカタギの世界でやり直そうとする。
本質的には優しく誠実な性格だ
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

展開が早くてあれよあれよと思う前半から、懸命に毎日を生きてきた小春が変容していく後半まで嵐のように進んでいく。
自分の子供時代の経験と子供への歪んだ愛で悲劇的な最後を迎えてしまった。
自分の子供のこと
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.0

山本耕史さんの舞台で観たチックチックブーンを映像化したものと思って鑑賞したが、ジョナサン・ラーソンがチックチックブーンを作り上げるまでが描かれていた。
聴きたかった曲はもちろん、聴き覚えのない曲も、音
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神童(2006年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

神童の苦しさを抱えるうたと、ピアノへの情熱はあるけれど平凡なワオがお互いに必要な存在っていうところに人間っていいなとおもえる。
他にもうたには(うたに)片思いの同級生やお父さん、お母さん、お父さんの友
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名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

2.5

赤井一家とFBIとコナンの今後の関係も気になる。
アクションは迫力があり、ラストもドキドキ。今回の事件の犯人は可哀想だが、おおがかりに人を巻き込みすぎたね。

TIME/タイム(2011年製作の映画)

2.5

ありそうでなかった、"時間"が貨幣代わりで寿命が目に見える形になった。
富裕層が貧民層を搾取し、住んでる世界も違い、貧民層からは抜け出せないような社会の仕組みはリアルと同じ。
そして富裕層は余裕があっ
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スリーパーズ(1996年製作の映画)

3.0

恵まれた環境とはいえないが、子供らしく伸び伸びと生活を送っていた仲良しの男の子4人と女の子。人生を変えてしまう程の事件が起き、心に屈折を抱えてしまう4人。成人してからその屈折の元と向き合い、4人を見守>>続きを読む

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

行儀作法や身のこなしを少し教えて、綺麗な服を着せたらレディになったっていう映画だと思っていた。
まず発音から上流階級と貧しい人達の間に大きな差があることに驚き。日本では発音は地方の訛りはあるが、身分の
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