サンドラの小さな家のあすかのネタバレレビュー・内容・結末

DVの夫から逃れるために長女は協力してくれたのに、お父さんに色々買ってもらったり美味しいものを食べさせてもらって、お母さんに怪我をさせられたからか冷たくなる長女が少し悲しかった。次女はDVを目撃してしまいただただお父さんが怖くなり、それがお母さんを余計に苦しめることになるのが辛い。
でも、懸命で誠実な人柄からか協力者が増えていき、心からみんなが応援してくれるようになったのが本当にほっとする。そのみんなもボランティアを通して、みんなでやり遂げる楽しさを分かち合い、役に立つ嬉しさを感じられて心から喜んでいる様子が、今の日本ではなかなか見られない光景だなと羨ましく思う。
それなのにみんなのその喜びが一晩で無に帰すことになり、サンドラの努力が並大抵でなく、これからの生活に夢が膨らんでいたところだったので、とても落胆が大きいこともわかる。
そこから立ち上がる力をくれるのもやはり子供たちだった。もう元夫と顔を合わせる苦痛もなく、怯えることもないので、今度こそ新しい生活に向かって頑張って欲しい。